名刺管理Sansan人事部の炎上投稿を求人屋視点で考察
雑記・日記・備忘録名刺管理サービスで有名なSansan株式会社人事の西村(通称にっしー)さんが炎上していました。炎上したツイートはすでに削除されていますが「採用は”採ってはいけない人”を見極める仕事だ。最近意味がわかって来た。」と投稿したツイートが派手に炎上しました。
「学生に対して偉そうな立場で『選ぶ』ことは良いことなのか」
「会社の名前と職種を背負ったアカウントで発言すべき内容ではない」
「あなた自身が採ってはいけない人になっている」
炎上した際にスグに上司に報告できたのでしょうか。人事部長からすれば「早く言ってよ~」と言ったに違いありません。冗談はさておき、個人的には不適切な発言であることに異論はないものの、これほど非難されるほどでもないと感じた投稿でもありました(ステークホルダーの多い上場企業であることを考慮すると炎上も仕方ないかなぐらいに考えていました)。
というのも「採用とは自社にマッチした人材を見極める仕事」⇒「マッチしない人材は不採用」⇒「採ってはいけない人を見極める仕事」といった風に、採用担当の仕事を別の言葉に変換したに過ぎなく、至極当たり前の話だからです。
しかし、ツイッターで「落とされた側からしたら不快」との意見があり、私自身も不採用にされた方々が目にした時の気持ちまでは考慮できていませんでした。まだまだ私自身も考え方が甘いと反省。私も採用に携わっている立場として、他人事のように思えませんでした。
先日、同業他社の営業さんで「求人広告の裏技を教えます!オープニングじゃないけど、オープニングと書いたら応募数が増えました!」みたいな投稿している方がいまして、意図的に求職者を誤解させる行為をノウハウのように語っており、衝撃的でした。せめて良くない行為だと自覚してくれ(-_-;)
私としてはこの投稿も可燃性が高いように思えましたが、たまたま誰にも触れられていませんでした(むしろイイネがついていて驚きました)。炎上要素は誰にでも起こりうるのだと思わされた出来事でした。
こうした炎上ですが、ツイッターの返信に注目すると、素晴らしいコメントを残している方々を見つけることができます。私自身も投資家視点のコメントには、ハッとさせられました。他にも様々な角度からアドバイスされており、大変勉強になります。
若手社員にソーシャルメディアポリシーの誓約書やガイドラインを渡すよりも、炎上した投稿のコメント欄を見せたほうが、生きた題材として勉強になるかも、と思った次第です。
当社では炎上なんて気にしないぜ!と言える企業様からのお問い合わせをお待ちしております。