すしトーーク!ロゴ

社 員

株式会社スシローグロバルホールディングス
品質管理室 課長 多田幸代さん

スシローのプロフェッショナル
~うまいすしを、守る!
品質管理のプロ~③

2020-9-18


前回に引き続き、今回のすしトークでもスシローこだわりの「うまいすし」を守る!品質管理のプロフェッショナル達と、全店舗で行われている“安全・安心の取り組み”にスポットを当ててご紹介します。
今回は、品質管理部門の仕事の2つ目、前回紹介した店舗巡回でチェックされたよかったところと改善が必要なところの「フィードバック」と、「改善目標の設定」と合わせてうまいすしの素材を守る品質管理の仕事をご紹介します!


 

「安全・安心」な店舗であり続けるためのコミュニケーション

前回ご紹介した「店舗巡回」でおよそ70のチェック項目から、良かったところと改善が必要なところを店舗にフィードバックします。
できていたところは、今後も継続していい状態を維持してもらえるようにしっかりと「できていた」ことを伝えます。
そして、改善が必要なところは “なにを” “どのように” “どうやって”改善しなければならないか、どうしたらいい状態を維持できるか、店舗とすり合わせをします。


 
▲指摘箇所はスケジュールに沿ってすぐに改善!

そのうえで必要に応じて1週間ごとに、どこに重点をおいて改善するか、店舗と連携して改善目標の設定をします。
写真と細かい解説を入れた清掃のマニュアルと一緒に、いつ、どうやって、どのように改善していくかの目標を定めてあげることで、より正確に掃除できるようになります。
こうして、清掃を行った後は、写真を撮って品質管理部門のメンバーや店舗を取りまとめる部長や課長へ共有し、OKがでて初めて店舗が改善できたということになります。


 

「うまいすし」を守るためには海をも越える?

ここからはいったん店舗から離れ「うまいすし」を加工する国内外の工場と、品質管理部門の連携についてご紹介します。
スシローで販売している商品は、腕利きのバイヤーたちが「うまいネタは国内だけでなく、世界の海にもまだまだたくさんある!」と海を越えて世界を飛び回りながら、極上のネタを掘り起こしています。
そしてそこで「うまい」と認められて店舗での販売が決定したネタが、お客様に届いたときに一番いい状態になるようにその商品に合わせた冷凍や加工をします。
そんなネタを新たな工場で加工するときにも、品質管理部門の仕事が大きなカギになっています。
国内外問わず、たとえ加工工場が地球の裏側にあったとしても、品質管理のメンバーがスシローの定めた衛生の基準を守って「うまいすし」を加工できる工場かどうか、法令を守れているかなどを細やかにチェック・指導をします。
そこには、スシローの「うまいすし」を店内だけでなく、お持ち帰りでも“安全・安心”に楽しんで頂きたいという強い想いがあります。
スシローの店舗で流れているおすしはおよそ350mレーンを流れると「自動廃棄」されるシステムがあるので、お客様が食べるまでの時間をコントロールする事ができますが、お持ち帰りは店内飲食よりお客様がおすしを食べるまでに少し時間がかかります。
そのため、店舗の衛生管理だけでなく、その根本のネタを加工する工場までしっかり管理の目を行き渡らせないと「安全・安心」の商品を提供できている、と言うことはできません。

※新型コロナウィルス感染症拡大予防のため、スケジュール等は一部変更になっております。

 
▲9月9日から「スシロー大九州展」で期間限定販売している、鹿児島県産の“天然きびなごの天ぷら”で使用するきびなご漁に立ち会った際に多田さんが撮影した写真

またある時には、多田さん自身が魚を獲る漁船に乗ることもあるそう。
「命がけで漁船に乗り魚を獲る漁師さんの苦労を身を持って経験することで、食材の大切さを知ることができるからです。また漁獲に立ち会うとその商品に更に愛着が湧くんです!」
そう多田さんは話します。

 
こうした、うまいすしを“安全・安心”に届けたいという強い想いこそが、スシローのうまいすしを支えていることが分かります。
さて、次回は最終回。品質管理部門がサポートする事の3つ目、ルールの徹底など働く人に“安全・安心”の知識を持ってもらうための教育をお伝えします!

次回更新は9/28(月)を予定しています。

 
TOPに戻る