前回に引き続き、今回のすしトークでもスシローこだわりの「うまいすし」を守る!品質管理のプロフェッショナル達と、全店舗で行われている“安全・安心の取り組み”にスポットを当ててご紹介します。
シリーズの最終回となる今回は、品質管理部門の仕事の3つ目、働く人への衛生に関する教育と今の社会に応じた研修の進化をご紹介します!
店舗で働く全員が、衛生の知識を持って勤務できる仕組み
スシローは全国に550店舗以上。そこで働くスタッフは4万人以上にのぼります。
たくさんの人が日々働くスシローで、これまでご紹介した“安全・安心”の取り組みを理解した上で勤務していただくために、本社から「衛生だより」というものを定期的に発行し、その時期に特に注意しなければならないことや、スシローの衛生管理のルールなどを再確認してもらっています。
この「衛生だより」を朝礼などで活用することで、以前から働いている方への再確認だけでなく新たにスシローに勤務し始めた人にも同じように衛生のルールを覚えてもらうことができます。
そして「衛生だより」を全店舗に配布した後は、そこで取り上げた内容がそれぞれ正しく理解されているかのテストを勤務中に全員受けます。
採点結果は本人だけが分かるようになっているので、それぞれが間違って理解している所を見直し、正しい理解をした上で勤務してもらえるような仕組みづくりをしています。
この「衛生だより」からテストの作成、集約という教育も品質管理部門の大切な仕事です。
衛生に関する知識をもってもらうための教育は、全員が受けるテストだけではありません。
今まで通りの研修ができない今だからこそ、研修の進化
先ほどの「手洗い確認者」の研修も含め、今までの研修方法は本社や、それぞれの地域にある店舗にスタッフが集合し研修を行っていました。
ですが、密を避けなければならない今の状況の中で、人が集合せず、でも分かりやすく、今まで通りに衛生の知識を持ち続けてもらえるよう品質管理部門の中でも検討したと多田さんは話します。
そこで過去にも何度か検討をしたことがあった、“研修動画”を作成し配信することが決まりました。
研修動画と言っても研修はスタッフ向けの“手洗い確認者研修”だけではありません。新入社員の衛生教育のための研修として、入社研修、3カ月目の研修、6カ月目の研修など社員向けのより専門的な教育が必要な研修など、教育をしなければならない相手ごとに研修動画を作成していきます。