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Pixel6・Pixel6 ProでRootを取る

注意

自己責任でお願いします

  • 初期化されますのでバックアップ必須です
  • Android12を想定しています!!
    • バージョンが上がるごとにイメージの構造が変わる事が多いため、ここに記載されているものが使えない場合があります
  • この記事に添付している画像はPixel6Proのアップデート時のものです

Rooting

1. ダウンロード

  1. ドライバ(Windowsのみ)とAndroidSDK Platform-Toolsをダウンロード

  2. 以下のディレクトリにZipファイルの中身をコピー(ディレクトリは任意で変えてしまって構いません)

    • Windowsの場合
      • USBドライバ: C:\AndroidSDK\usb_driver
      • SDK Platform-Tools: C:\AndroidSDK\platform-tools
    • Mac・Linuxの場合
      • SDK Platform-Tools: ~/AndroidSDK/platform-tools
  3. 環境変数を以下の通りに設定する

    • Windowsの場合

      • システム環境設定のPathにC:\AndroidSDK\platform-toolsを追加する
        image.png
        image.png
    • Mac・Linuxの場合

      • シェルを開きvi ~/.bashrcを実行してexport PATH=$PATH:$HOME/AndroidSDK/platform-toolsを追記
        ※viが起動したらiで挿入モードになるので追記し、完了したらESCキーを押して:wqを入力する(別のテキストエディタ等で該当のファイル編集しても良い)
  4. 念の為PCを再起動し、adb versionコマンドを実行してVersionが31.0.3以上になっていることを確認する
    image.png

  5. Pixel6またはPixel6 Proのファクトリーイメージをダウンロードする。 リンク

  6. PixelからMagiskのCanary版のAPKをダウンロード、インストールする。 リンク

    ※Canary版でないとBoot.imgのパッチ当てで失敗します
    image.png

2. パッチ当て

  1. ダウンロードしたZIPからBoot.imgとvbmeta.imgを取り出して、Boot.imgのみPixelにコピーする。
  2. Magiskでインストールを選択、"パッチするファイルの選択"を選んでBoot.imgを選ぶ。出力されたファイルをPCに転送する。(magisk_patched-xxxxx_xxxxx.img)

3.BootloaderUnlockとBoot.imgの書き込み

  1. USBデバッグモードにしPCからadb reboot bootloaderコマンドを実行する。または電源オフにして電源ボタン + ボリュームダウンボタンを同時押下してメニューが現れたらボリュームボタンでFastbootを選び電源ボタンを押しPCとつなぐ。

  2. fastboot flashing unlockを実行し、BootloaderUnlockを行う

    ここで初期化されます

  3. fastboot flash --disable-verity --disable-verification vbmeta vbmeta.imgコマンドを実行

  4. fastboot boot magisk_patched-xxxxx_xxxxx.imgコマンドを実行

  5. 起動したらMagiskを起動してインストール、直接インストールを選択して完了したら再起動

    ※ 自分はfastboot boot magisk_patched-xxxxx_xxxxx.imgではなくfastboot flash boot magisk_patched-xxxxx_xxxxx.imgをやったあとにFactory resetしました。

アップデートを適用する

0.前提

  • AndroidSDKのツールがすでにインストールされている
  • adbのバージョンが31.0.3以上
  • Googleが最新版のファクトリーイメージを公開している
  • Root化はできており、Magiskを使用している

1.ダウンロード

  1. Pixel6またはPixel6 Proのファクトリーイメージをダウンロードする。 リンク

    ※以下注意点

    • 最新バージョンはxxxx.YYMMDD.nnnになっているのでYYMMDDの日付とnnnの連番から判断する
    • AT&TやVerizon記載のものは海外キャリア販売向けROMなので日本向け端末は無印ROMを選択

    image.png

2.パッチ作成と編集

  1. ダウンロードしたZIPからBoot.imgを取り出して、Pixelにコピーする。
    get-bootimg.png

  2. Magiskでインストールを選択、"パッチするファイルの選択"を選んでBoot.imgを選ぶ。(直接インストールと間違えないように)
    image.png
    image.png

  3. 出力されたファイルをPCに転送する。(Download/magisk_patched-xxxxx_xxxxx.img)
    image.png

  4. zip内にあるflash-all.bat(Windows)
    またはflash-all.sh(Mac,Linux)のどちらかのバッチファイルをテキストエディタで開き以下の該当行を書き換える(037verの場合)

    • 書き換え前: fastboot -w update image-raven-{バージョン}.zip
    • 書き換え後: fastboot update --disable-verity --disable-verification image-raven-{バージョン}.zip

    ※ --disable-verity --disable-verificationは最新バージョンのCanary版Magiskであれば不要。不安であればつけておいて損はない。
    ※flash-allを編集せずGoogleChromeとFlashToolを使ってアップデートすることもできるが、参考になるサイトが多いので割愛
    image.png

  5. fastbootモードに入り、USBをつないでバッチファイルを実行すると、アップデートが実行される

3.再Root化

  1. USBデバッグモードにしPCからadb reboot fastbootコマンドを実行する。または電源オフにして電源ボタン + ボリュームダウンボタンを同時押下してメニューが現れたらボリュームボタンでFastbootを選び電源ボタンを押しPCとつなぐ。
  2. fastboot boot magisk_patched-xxxxx_xxxxx.imgコマンドを実行
  3. 起動したらMagiskを起動してインストール、直接インストールを選択して完了したら再起動
    image.png

ex. 成功したアップデートの実施履歴

自分が実施したアップデートビルド履歴(成功の記載があっても、実施の際は自己責任でお願いします)

  • SD1A.210817.036 👉 SD1A.210817.037

  • SD1A.210817.037 👉 SQ1D.211205.016.A1

  • SQ1D.211205.016.A1 👉 SQ1D.220105.007

  • SQ1D.220105.007 👉 SQ1D.220205.004

  • SQ1D.220205.004 👉 SP2A.220305.013.A3

    ※バッチ実行したところブートループになったが、バッチを実行し直したところ無事アップデート完了した。

Universal Safetynet fix

  • Root化対策されているアプリを動作可能にでき、SafetyNetも通る
  • 寄付推奨(寄付者には特典として早期リリースなどがある)
    1. 公式リポジトリから最新版ZipをダウンロードするDLリンク
    2. Magiskのモジュールメニューからストレージからインストールを選択
    3. 再起動し、Magiskの設定からZygiskとEnforce DenyListをチェック入れる
    4. Configure DenyListにRoot化対策されているアプリとGooglePlay開発者サービスのチェックをすべて入れる

余談

Android11以降/systemをマウントが難しくなりました。

  • Adawayを使用したい場合、Magiskの設定にあるSystem hostsモジュールを入れる
  • シャッター音をオフにしたい場合、参考5のツールを導入する

参考

  1. How To Guide Firmware is out! Get your root on!
  2. Universal SafetyNet Fix 2.2.0、Magisk CanaryのZygiskに対応。Android 12でも動作可能
  3. AndroPlus-org/magisk-module-pixel6 - Github.com
  4. 【root】Google Pixel 6 Part01
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