神島(1)

渥美半島の先端・伊良湖岬に、旧日本軍が砲弾の試験場を作った。ここから発射された砲弾を観測する施設・監的哨神島にある。

画像は伊良湖観光ホテル付近から見た神島。

伊良湖のフェリーターミナルに着いたのが8時40分頃。天気はよかったが、強風が吹き荒れていた。とりあえず、切符売り場に行き、受付の女性に「神島行きの切符を往復で買いたい」と言ったら、女性「船が出せるかどうか、船長に訊いてみます」と言いながら、電話をかけた。結果、「揺れますが大丈夫ですか?」ということで、船は出る、とのこと。いくら揺れるといっても、たったの15分だから酔ってる暇ないでしょ?ということで、往復2000円の切符を購入した。ついでに、神島の地図も頂いた。

港を見たら、100人も乗れないような小さな船が桟橋で波に翻弄されていた。

パンを購入して、仮眠して出航時間を待った。
10時の定刻に船は出航。上下動は1m以上。ピッチング、ローリングも凄かった。でも、たいした遅れもなく、15分で神島港に到着。船長さんに「2時の船で帰るんですよね?」と念押しされた。

港の船の脇で、収穫した里芋が干されていた。のどかだ。

神島の集落は山腹の急斜面に張り付いていた。見た印象は、「ひなびている」「レトロ」。東京では古いものはみすぼらしいという理由で次々と壊されてしまうが、ここでは特に支障がないかぎり、残されているようだ。過疎で廃屋になってしまってる家もあるようだが。

三島由紀夫「潮騒」の舞台になったということで、「時計台」(上画像)、「洗濯場」(下画像)など、あちこちに潮騒にまつわる案内看板が立っていた。

左画像右手の陰になって黒く見える部分が昔の洗濯場。

電柱の看板はいつ頃のものだろう?

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