船橋学院対青森星蘭の試合は0-2で、青森が2点リードで前半を終える。
ハーフタイムに入る両チームの選手の表情。
船橋の選手は、下を向きがちにベンチへ戻っていく。
遊馬がスタジアムの外の自販機でコーラを買おうとしてるところに、花が怒って止めに入る。
せめてポカリを買うようにと、遊馬にどなる花。
そんな花の姿を、少し楽しげに見ているアシト。
大友が前半の青森を「しんどかっただろうな」と話すところに、勝ってる青森がなぜしんどいのかと竹島の彼女が疑問を投げかける。
遊馬とアンリが説明しようと、同時に話を始めるが話がかぶるふたり。
説明したがりと罵りつつ、遊馬は解説をアンリに振る。
そしてアンリは青森の今回の戦術となる、完全に引いたカウンターサッカーは、高い集中力を必要とすることを説明する。
大友が日本代表の試合を例に、「ドン引き」もここまでくると立派な戦術と語る。
それを聞いていたアシトは、青森をすごい集中力と統制力と評す。
そして脳裏に浮かぶ、北野蓮(レン)の姿。
遊馬はレンはチームの柱で、上級生にもガンガン指示を飛ばし、チームからも信頼を寄せられていると言う。
それを聞いたアシトは、エスペリオンで同じことをしたら自分が阿久津ら上級生から、ぼこぼこにされる想像をしていた。
そんなアシトに花は、アシトはレンを見に来たみたいだと指摘する。
そして大友から、レンの印象を聞かれるアシト。
アシトはまだ全容が掴めない、前半は守備が多くて怖さを感じることがなかったと答える。
大友はそれはアシトが成長速度がすごいから、それで怖く感じないのかもしれないと笑顔で返す。
ちょうどその時、橘が黒田と朝利を連れて合流する。
3人に駆け寄る大友。
大友たちは先に戻ると告げて、アシトと花、そしてアンリの3人がその場に残る。
穏やかなアシトの様子を見て、楽しそうで良かったと言う花。
アシトはこんな日もたまにはいいなと言い、試合を見届けに行こうと2人に声を掛けて戻ろうとする。
アンリはそのアシトに対して急に「好きです」と告げる。
それを聞いて、飲み物を吹き出す花。
意味がわからない様子で、何が?と聞き返すアシトに「あなたが」と答えるアンリ。
アシトはプレースタイルをほめられたと勘違いし、アンリに礼を告げて楽しげにスタジアムに戻る。
その脇で、ポカンとする花。
アンリはこうでもしないと花にかなわないと言い、その様子を花は驚きながらも本心からアンリをかわいいと言う。
後半前の、青森星蘭のベンチ。
青森の監督が、レンに向かって「例のプラン」が必要ならレンに任せると言う。
黙って指示を聞いているレンの冷たい表情が映り、次号へと続く。
アシトたちの久しぶりの穏やかな様子に、アンリの急な告白。
そして青森星蘭の監督が告げる「例のプラン」と、北野蓮の表情がとても気になりますね!