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令和3年2月21日 日曜日 15時36分に覚知した足利市西宮林野火災(以下「西宮林野火災」といいます。)は、3月15日の鎮火に至るまで23日間を要する大規模な火災となりました。
火災発生以来、本市の消火活動や避難所対応をはじめとした諸活動、さらには火災対応に関する検証作業に至るまで、様々な形で多くのご協力を賜りました関係機関・団体の皆様、また、支援物資の提供やふるさと足利応援寄附金によりご支援を賜りました市内外の皆様には、あらためまして心より御礼申し上げます。
この火災では、幸い人的被害及び住家被害はありませんでしたが、林野被害は167haにも及び、市民の皆様や登山愛好家の皆様などが慣れ親しんだハイキングコースや両崖山山頂の御岳神社にも大きな被害が発生しました。
これに対し、本市の消防職員及び消防団員は昼夜を問わず懸命な消火活動を行いましたが、折からの乾燥した気候に加え、「赤城おろし」による強風に煽られたことで延焼拡大し、県内外の防災ヘリ及び自衛隊ヘリによる空中消火や県内外の消防機関による地上消火活動の支援要請を行うほか、総務省消防庁や東京消防庁にまで支援要請を行う事態になりました。
その結果、地上からの消火活動人数は延べ2,000人を超えたほか、防災ヘリや自衛隊ヘリによる上空からの散水活動数も1,000回超となり、消火に要した水の総量はおよそ6,300トンにも及びました。
また、火勢が周辺市街地付近に拡大したため、市では西宮町、本城一丁目、本城二丁目、五十部町、大岩町の一部に避難勧告を発令したほか、火災による煙が周辺地域に広く及んだため、第一中学校をはじめとする周辺の学校が一時休校を余儀なくされるなど、地域住民等の健康被害も懸念される事態となりました。
このように、西宮林野火災は、火災の範囲及び消火活動支援機関の数ともに、本市がこれまでに経験したことのない規模となり、広範囲に林野を有する本市の今後の林野火災対応に大きな教訓を残しました。
市では、この火災の教訓を後世に伝えるとともに、二度とこのような火災が発生しないよう火災予防活動に努めるほか、防災体制の一層の充実に取り組んでまいります。
令和4年2月
足利市長 早川 尚秀