死因は失血死、致命傷は左上腕からの銃弾 安倍晋三元首相の司法解剖
奈良県警は9日午前、街頭演説中に銃撃を受けて死亡した安倍晋三元首相(67)の司法解剖結果を発表した。致命傷になったのは左上腕から入った銃弾1発で、左右の鎖骨下にある動脈を傷つけたという。死因は失血死だった。
捜査1課によると、安倍氏は8日午後5時3分、ドクターヘリで搬送された県立医科大学付属病院で死亡が確認された。司法解剖は同病院で同日午後10時40分から6時間半にわたって実施された。
安倍氏の左上腕と首に銃弾が1発ずつ入った痕が確認された。このほか首に別の傷があったが、銃弾によるものかはわからないという。現場では発砲音が2回確認されている。