人を育て、
リユースを社会に浸透させていく
山崎 博史HIROFUMI YAMASAKI
リユース商品部アパレルグループ
グループ長
PROFILE
アパレル、スポーツメーカー勤務、起業を経験し2009年5月にブックオフへ入社。他社出身の視点からアパレル部門の現場改善やオペレーションの整備などの後方支援を担当。その後現場配属を希望し、2年ほど店舗で勤務してから再び本部へ。現在はアパレルグループのリーダーとして部門を牽引している。
ベンチャー気質に惹かれ、入社後はギャップも?
スポーツメーカーを退職して起業を経験した後、転職活動を始めました。趣味のマリンスポーツやアニメ、アパレルなどに関連した商材。地元相模原の企業でなじみ深かったこと。広告費にお金をかけるのではなく地道に店舗を増やしていく経営方針。そして当時はさほどライフスタイルに定着していなかった中古業という点など、ブックオフは自分にとって魅力的な要素が多かったです。
2009年5月に入社して、最初は現場の後方支援を担当しました。アパレルの売り方や買い方に関するオペレーションを見て、他社出身の視点から改善案を出していくのが主です。3年目くらいに現場配属を希望して、渋谷やつつじヶ丘などの店舗で店長も経験しました。
現在アパレルグループには3つのチームがあります。1つ目が店舗の支援を担当する現場支援。2つ目がブランド服を見分ける基準の作成や、査定価格を決めるシステムを作る基準判定DB。3つ目が店舗や窓口から買い取った在庫を管理、仕分けする在庫管理。それぞれが本部で活動しています。
入ってからの第一印象は「現場主義の会社だな」。入社前のイメージと違った点ですね。当初は、人財を育てていたのでは出店に追い付かないんじゃないかと思っていたんです。実態はむしろ「人の方が中心で、人財に合わせて出店をしていた」という感じ。いい意味でのギャップでした。
経営陣との風通しもよく、社員から経営層へ直接プレゼンするような機会が定期的に与えられます。現場の権限も大きく、現場の責任者が集まった会議での意思決定がとても尊重されます。例えば「アパレルの全店セールをやる」とすれば、アパレルの主任を集めて決めて上部にあげるという流れですね。
人と会社の成長を、本人以上に考える
人の成長を近くで見ることができると、この仕事をやっていてよかったなと感じます。最近だと、スタッフ時代からかかわりがあったメンバーがMVPを取った時ですね。自店舗の売り上げをしっかり出しつつ、取り扱いブランド拡大プロジェクトを推進したことが評価され、表彰される姿に感動しました。
自分も誰かの成長を助けられるよう、チャンスを与えることは意識しています。本人の成長を本人以上に考え、後押しする。自分の考えと言うよりも、会社の文化としてそういう部分があるから自然と身に着いたと感じます。
自分の将来に悩んでいる時などに、上司が自分で思っていたことを上回るようなアドバイスをくれたらすごく嬉しいですよね。普段は凛としていたリーダーが自分の異動の時に泣いてくれたことや、遅刻の常習犯が改心してくれたことなどが心に残っています。
ブックオフにはいい意味での泥臭さがあって、新しいキャリアをどんどん開拓することができます。社長も店舗に出ますし、前の期は部長職でも役職に関係なく現場で店舗の運営に携わることも。普通の会社だと、1つのポストに入ると数年間はとどまることが多いですよね。でもブックオフでは、1年単位での異動も珍しくありません。こういう人事が上手く回るのも、会社が本人の成長を本人以上に考えているからだと思います。