商品を通じて「楽しさ」を伝えることで
ニッポンのスポーツ熱を高めていきたい

佐藤 純也JUNYA SATO

リユース商品部グループ
スポーツチーム

PROFILE

学生時代は自身も選手として水泳に打ち込み、前職ではフィットネス関係のコンサル会社に勤めていた。2010年4月にブックオフへ入社。スポーツ部門の店長として3年経験を積んだ後、スーパーバイザーとして綱島店の立ち上げにも携わった。現在は本部に移りスポーツ部門のリーダーとして全国の社員を牽引している。

大企業なのに、ベンチャー感がある

前職では、フィットネス関係のコンサルタントをしている会社に勤めていて、本格的に小売業に関わったのはブックオフが始めてでした。興味を持ったきっかけは、企業研究のために日経新聞を読んでいた時に、ブックオフの採用についての記事が目に入ったことです。2009年当時はいわゆる就職難の時代だったのですが、200人も中途採用すると書いてあったんです。「なぜ今、大型採用を?」と思って、説明会に行ってみることにしたんです。第一印象は、「ただの古本屋ではないな」でした。「次をどうしていきたいのかを考えて、ブックオフのこれからを作っていってほしい」という思いを強く感じましたね。

説明会の後にそのまま集団面接があったんですが、小売のキャリアがある人が多い中で自分は素人。事前準備をしてなかったので、とにかく感じたことをストレートに伝えました。印象的だったのは、面接の担当者の方が限られた時間で私のことをすごく引き出してくれたこと。後日もう一度来てほしいという電話があって、スポーツ関係の商材を担当する人材を探しているというお話をいただきました。その時の面接担当が後の上司なのですが、すごく自分を尊重してくれて、尊敬できる方だなと思いました。大企業なのに、ネームバリューやイメージに頼ることなく自ら何でも決めていくベンチャーのような感覚があったんです。自分もその挑戦に参加してたいと思って、入社を決めました。

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人に費やした時間が、成果につながる

最初は東戸塚の店舗で、店長の下で月次締めの作業を教え込まれました。ひとり立ちは割と早かったはずです。既に商品の査定に詳しいスタッフさんがいたので、マネジメントを頑張ろうと思いました。2店めは瀬谷の店舗で、従業員は70~80人くらい。その中でスポーツ、メンズ服の部門を担当する店長として3年くらい経験を積みました。

働いている中で強く感じたのは、仕事というのはツールでしかなくて、大事なのは人にかけた時間だということです。可視化できないことが成果につながってくるんですよ。例えば、スタッフへの声掛けはすごく大切なことですね。プライベートの悩みを引きずってしまう方も結構いたりするのですが、「どうしたの?」と声をかけて聞いてあげることでモチベーションが回復することも少なくありません。1人1人のモチベーションをどう上げていくかが、お店の戦力アップ、会社の成長につながります。しゃべっている間に1日が終わるといってもいいくらい、人と関わり続ける仕事です。時には恋愛の悩み相談に乗ることもありますよ(笑)

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