自分の「こうだったらいいな」を
ビジネスにしていける職場

木下泰成YASUMASA KINOSHITA

商品部
ソフト・ホビーグループ

PROFILE

前職では印刷関係の会社で10年以上営業を経験。ブックオフの新規リユース商材募集企画「企業道場」で、自身の趣味でもあるプラモデルのリユースを提案し2006年11月に入社した。店舗運営について学んだ後、ホビー部門の立ち上げに携わることに。買い取りから販売までのガイドライン作成をゼロから手掛け、現在もホビー部門を牽引している。

誰でも気軽にプラモを売り買いできる場を

前職は漫画などの原稿を印刷前に加工する、製版の会社で営業をしていました。10年以上勤めていたのですが、出版業界の事情が変わってきたことをきかっけに転職活動を開始。そこでブックオフが「企業道場」と称して新しいリユース商材のアイデアを探していると知りました。

趣味でプラモデルを作りをしていたのですが、作るのが目的、という部分もあって完成品の置き場所に困ることも。買ったはいいけれど作らずにしまったまま、というのもプラモデル好きにはよくある話です。

当時プラモデルを中古でやり取りしようとすると、ネットオークションを使うか、数少ない専門店のある場所までわざわざ行かなければなりませんでした。ですから、気軽に身近なお店でプラモデルを売り買いできる場所があればいいなと思ったんです。

ブックオフのユーザーとホビーは親和性が高いのでは、というイメージもありました。印刷業界にいた人間として、紙の書籍を扱うビジネスは今後厳しくなっていくだろうと予想していたので、そこをホビーでカバーできるのではないか、とも考えました。

インタビューの画像

衝撃だった初めての小売、実力主義の現場

ホビー商材を扱いたい、というアイデアを買っていただいての入社でしたが、最初の1年は実店舗で現場の運営を学びました。小売りはおろか接客の経験もなく、30歳半ばにして初めてエプロンをつけてレジに立った時は、正直不安しかなかったです。

働き始めて一番驚いたのは、スタッフのモチベーションをすごく大事にしていることでした。店長はどちらかというと黒子に徹する感じ。アルバイトのスタッフさんにいろんなことを任せてやってもらうんです。人は信頼されて任されている、と感じると輝くんだな、と思いました。

ブックオフは現場スタッフの意見を尊重する職場なので、チャンスをもらうには上の人に評価されるだけではダメ。一緒に働く人たちに認められて信用されるのが大事です。

自分より若い子に注意されることもあって、正直最初は抵抗感もありました。でも、よく考えたら年齢に関係なく仕事を知っている人がしっかり指導する、というのは正しいなぁと。そう気づいてからは、できる人から学ぼうという姿勢に切り替えました。

そのおかげか、後に役員会議に呼んでいただいてホビー部門の立ち上げを任せていただけることに。買い取りから販売までのガイドラインをゼロから作り、多摩永山店の店長として売り場作りなども担当しました。

その後もずっとホビー商材に携わり、2年前くらいからはJANコードを使った査定システムの整備を進めています。JANコードというのはパッケージの箱にあるバーコードのことです。ブックオフの端末でこれを読み取るとメーカーや商品名がわかるだけでなく、買い取り価格の目安も出るようにする。

どこの店舗でも同じ価格の査定が可能になり、買い取りの質を上げることが目的です。

インタビューの画像