谷本彩花(徳永えり)は、夫・圭佑(橋本一郎)と娘の3人暮らし。夫とはセックスレスだが、暮らしに不満はなかった。しかし、友人・佐伯翠(市川由衣)に言われた「この先、誰にも抱かれなくていいの?」という言葉が胸に響いていた。
ある夜、彩花は、スマホを手に取ると、マッチングアプリをダウンロード。ステータスを「未婚」にし登録した。複数の男性からメッセージが届く中、リョウというバツイチの独身男性とやりとりするように。
やがて、リョウからのアプローチでふたりは会うことに。待ち合わせ場所に現れた吉田亮(長田成哉)は、柔らかな笑顔が印象的な男性だった。亮は彩花の魅力を力説し「特別な存在」だとほめてくれる。意気投合したふたりだが、亮にはヒミツが…
西村絵美(臼田あさ美)は、夫・博嗣(浜野謙太)とふたりの息子を持つ専業主婦。結婚15年を機に、絵美の地元である郊外に引っ越してきた。その折、母校の高校でサッカー教室が開かれることを知り、絵美は次男の翔太を連れていく。サッカーをやっている長男・翼の影響でやりたい、と言い出したのだ。
翔太とともにグラウンドに立った絵美は、コーチの秋場智司(淵上泰史)を見て驚く。高校時代の元カレだった。絵美は、高校卒業後、就職活動もせず、サッカーを仕事にすることを夢見ていた智司に見切りをつけ、その後すぐに、博嗣との間に子どもを授かったことで結婚した。
智司は、当時、それがすごくショックだった、と明かし、あの時、もし自分がプロポーズしていたら結婚してくれたか、と聞いてきて…