丸栄宮崎(株)

■内製化により、繊細な加工を実現。海外工場への赴任も。
当社は自動車の精密小物部品パーツを作る会社です。一番大きな割合を占めているのはガソリンの噴射ノズルの構成部品。エンジン部の機能部品はとても繊細で高品質な製品が求められます。冷間鍛造から切削・研磨を一貫生産できて、より繊細な加工ができるのも当社の強みです。簡単にいうと、常温で鉄を粘土のように扱って、自由自在に形作る仕事。金型のちょっとした丸みや角度で、完成品の出来栄えも変わってきます。とても高額な金型が一撃でダメになってしまう可能性もあり、もちろん入念にテストをしますが、初めて試打する人のプレッシャーは結構ありますよ。
社長はよく「製造部は今のメシの種、技術部は将来のメシの種」と言っています。技術部では常に将来のことを考えて、更にいい方法がないかを探求し、事業や商品開発に取り組んでいます。
海外拠点がベトナム、メキシコ、アメリカにあり、製造統括や技術指導など、その時の現地の要望に応じて、技術部や製造部から海外へ赴任してもらうこともありますよ。
（技術部/若松真樹次長）

■画像検査機の開発に注力。職場の柔らかい雰囲気が魅力
本社に宮崎大学のOBの方がいらっしゃって、声をかけていただのが入社のきっかけでした。現在は1日4万個ほど生産する部品の検査を機械でできるよう、画像検査機の開発に取り組んでいます。このプロジェクトが成功すれば人員削減にも繋がりますし、今までになかったものを作ることにやりがいを感じます。
現場や会社の雰囲気が柔らかく、働く大きな楽しみになっています。技術部は現場に出ることも多いのですが、各工場の方たちもいい人ばかりです。入社当時は、自社の製品を知るために、生産現場で製造や検品もさせてもらいました。愛知の工場で新人研修のセミナーも受けられるので、基本的な社会人としてのマナーを勉強してから、現場に入っていろんなことを覚えて行くことができます。
（下別府陽平さん/技術部切削技術課　リーダー/2015年入社/宮崎大学工学部卒）