•  

     

    当サイトは、トランスジェンダー女子、トランスジェンダー男子、Xジェンダー、クエッショニングの子供の育児に関わる人々が互いを支え合い、当事者がこの社会で幸せに生きられる為の支援することを目的とし、交流し学びを深める為に開設されました。

     

    「性別や身体に違和感がある」「自分には性別が無いかもしれない」「どちらか分からない」そういった悩みや相談を子供から打ち明けられてどうして良いか分からないとお困りの方や、トランジションを支援する上での困りごとや懸念について語りたい、或いは、これまでの経験や知識を他の方達と是非共有し力になりたい、また、トランスジェンダーについて更に知識を深めたいと思われる方々に是非参加して頂ければと思います。

     
     
    代表 桜田えら アメリカ在住
      

     

  • 用語集

    性的指向 

    恋愛、性愛の対象を示すもの

    ジェンダーアイデンティティ  

    自己が認識する性別のアイデンティティ(”性自認”という用語がよく使われますが、”自称”と混同されることがある為、ここでは”性自認”という用語は使いません)

    性表現  

    服装、しぐさ、言葉づかいなど表現の仕方で、性的指向やジェンダーアイデンティティとは独立したもの

    トランスジェンダー  

    出生時に割り当てられた性別と自己の性別のアイデンティティが異なる人の総称で対義語はシスジェンダー(”心の性別”とよく表現されますが、正確ではないのでここではその表現はしません)

    トランスジェンダー女性   

    出生時に男子として割り当てられたが、性別のアイデンティティが女性の人

    トランスジェンダー男性   

    出生時に女子として割り当てられたが、性別のアイデンティティが男性の人

    ノンバイナリー/Xジェンダー 

    出生時に割り当てられた性別と自己の性別のアイデンティティが異なり、どちらの性別にも当てはまらない人や流動的に性別が変化する人(ジェンダーフルイド)

    性別移行/トランジション 

    出生時に割り当てられた性別から、社会生活・人間関係・人生において性別を割り当て直すこと
     
    自身を社会の中に位置付け直す為に身体治療や公的書類の性別変更などをすること

    ホルモン療法/Hormone Replacement Therapy (HRT)

    身体違和感を軽減させ、より快適に生活するための性ホルモン投与による治療で、一時的、或いは、不可逆的な身体変化が起きる

    二次性徴抑制治療/Puberty Blocker

    薬剤で二次性徴を一時的に止め、二次性徴からなる強い身体違和の不快感を軽減し、その後のトランジションについてどうするか考える猶予を与える

    性別適合手術/Gender Affirmation Surgery

    身体違和感を軽減させるために顔や上半身、下半身などに行う施術

    ミスジェンダリング/Misgendering

    本人の主張する性別とは異なる性別で呼んだり決めつけることで、当事者の尊厳を傷つける残酷な行為

    アウティング/Outing 

    本人の同意なしに性的指向やジェンダーアイデンティティを公表することで、当事者の尊厳やプライバシーを傷つける非常に危険なこと

    デッドネーミング/Deadnaming 

    本人の同意なしにトランジション前の名前で当事者を呼んだり公表することで、アウティングやミスジェンダリングと同様に当事者を深く傷つけること
  • FAQ

    Q: 突然子供から性別、身体の違和について打ち明けられて悩んでいます

     

    A: 思いがけぬ知らせに動揺したり悲嘆するのは自然のことです。まずは自責をせずに、涙を我慢せず泣きましょう。ただ、どんなに辛くてもお子さんにはスマイルで、「打ち明けてくれてありがとう」という言葉を伝え、お子さんの話しに耳を傾けてください。お子さんが打ち明ける(カミングアウト)のは、もしかしたら否定されてしまうかもしれない、嫌われてしまうかもしれない、という懸念や恐怖を抱きながらも、助けを求めねば自分ではどうにもならないと決死の覚悟で打ち明けているということを心に留め置き接してください。「自分はどうしても受け入れられない」と悩まれる場合は、是非独りで抱えずに当会のオンラインミーティングや地域の自助グループ等に参加して様々な方達と交流してみましょう。リンク先の書籍や動画、映画などを見るのも良いでしょう。

     

    Q: 打ち明けられたら、まず何をしたらいいですか

     

    A: どんなに疑わしく感じられても、恐れずに、まずはお子さんが主張する性別として接することを心がけてください。本人が主張する性別、名前を用いること、服装、髪型などでの生活を支援することで、お子さんの表情や生活に変化が見られることでしょう。ジェンダーアイデンティティとは、他人からの強制では決して変化することはありません。ですから、無理やり否定してもどうにもならないばかりか、かえって精神的に追い詰めることになります。本人の主張する性別で生活を続けていて仮に勘違いであったとすれば、自ずと違和感が生じ自分の性別とは異なる性別で生活を続行することは困難になります。

     

    同時に情報を集めましょう。書籍や当事者が発信しているブログや動画等を見るのも良いでしょう。ただ、最近ではトランスジェンダーに否定的な考えを持つ人々が意図的に誤った情報を流しています。非当事者が発信している情報でトランスジェンダーについて否定的に書かれているものは陰謀論やデマが多く含まれているので極力気を付けましょう。

     

    人的支援を求めましょう。大学病院等のジェンダークリニックと言われる小児のトランス医療を扱う病院や、性別の悩みに詳しい臨床心理士によるカウンセリング、或いは、地域の性的マイノリティ支援団体に問い合わせ、具体的なトランジションに関する情報や当事者会など支援を得ることは大きな助けとなるでしょう。

     

    Q:  気をつけた方がいいことはありますか

     

    A: お子さんのプライバシーに関する情報を同意なしに決して口外しない様にしましょう。性別や性的指向が知られてしまうことで差別や虐めの対象となり易いだけでなく、本人にとって非常にセンシティブな問題です。また、お子さんの以前の画像などもご自分の個人的な場所に保管し、本人の許可なく他者と共有しないことを心掛けます。

     

    デッドネーミングやミスジェンダリングをしない様に極力心掛け、仮に誤ってしまった場合は訂正して謝りましょう。割り当てられた性別と自己のアイデンティティが一致しない形で周囲から扱われることは当事者に多大なる苦悩や苦痛を与えるものであり、それらを誤ることは本人の尊厳を深く傷つけるという認識を持って対応することが大切です。

     

    冠婚葬祭やお祝いなど正装を必要とする行事は当事者にとって非常に辛いものです。親戚の前だから、他人の前だから、大切な記念行事だから、とお子さんが望まない服装の強制は絶対にやめましょう。

     

     

    Q:  一過性の揺らぎで、後悔することはありませんか

     

    A: トランジションを途中で諦めたり、やはり自分には合わないとトランジションを止める人たち(Detransitoiner 脱トランス)は実際に存在するものの、その数は全体の1%以下であり、その中の殆どはトランジション中の差別や就職の困難、医療の問題等からトランジションを諦めざるを得なかった人たちです。また、シス女性達が二次性徴による身体変化で女性性を否定したくなったりと心が揺れ動くのと、性別のアイデンティティやそれからなる身体の違和感は全く別の次元の体験であり、同一に考えるべきではありません。性別、身体の違和感は決して軽視すべきではなく、放置すれば本人の精神にそれだけ大きな負担が掛かることを理解しましょう。まずは、お子さんの話しをよく聞き専門家に相談しながら今後のトランジションの方向性を考えて行くことが大切です。

     

  • 河上りさのへっぽこチャンネル

    若きトランスジェンダーが歩む性別移行のリアル

    かずえちゃん チャンネル

    トランス男子の高校生蒼楽さんのインタビュー
     

    かずえちゃん チャンネル

    Xジェンダーの高校生ゆずりはさんのインタビュー

    映画 片袖の魚 予告編

    Frontline Documentary

    Growing Up Trans

    ドキュメンタリー(全4話)

    ジェーンと家族の物語 英語版予告編

     

    現在アマゾンプライムで放映中

    Transgender: a mother's story

    Susie Green

    TEDxTruro

    私はヴァレンティナ

    2022年4月1日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開ほか

    https://www.hark3.com/valentina

    河上りさのへっぽこチャンネル

    性別を越境する前の自分を振り返ってみて思った子ども時代に必要だった事と両親に伝えたい事

    Disclosure ー開示

    Netflix オリジナルドキュメンタリー

    Still Me

    Non-Binary Short Film

    河上りさのへっぽこちゃんねる

    トランスジェンダーの改名の問題

    デッドネーミング〜性別の不一致により苦しめられる出生時の名前

    河上りさのへっぽこちゃんねる

    トランスキッズ 親子の話

  • 記事

    トランスジェンダーに関連する記事を紹介しています

       March 4, 2022   The New York Times Opinion Guest Essay https://www.nytimes.com/2022/03/04...
    続きを読む...
            Gender-affirming treatment improves mental health in transgender youth: study    ...
    続きを読む...
    www.glamourmagazine.co.uk   子供が生まれた時、男の子だと言われました。 しかし、私の子どもは決して典型的な男の子のようには振る舞いませんでした。歩いて話せ...
    続きを読む...
    すべての投稿
    ×
    ×
    規約と条件
    fsdfsdf