月に一度のZoom会を開催しています
世界中に住むトランスジェンダーの育児に関わる人々が繋がり、情報交換や悩みを共有したり、性的マイノリティやトランスジェンダーについて一緒に学んだりする会です
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当サイトの運営とミーティングは日本語で行われますが、国内、国外問わず参加できます
用語集
性的指向
ジェンダーアイデンティティ
性表現
トランスジェンダー
トランスジェンダー女性
トランスジェンダー男性
ノンバイナリー/Xジェンダー
性別移行/トランジション
ホルモン療法/Hormone Replacement Therapy (HRT)
二次性徴抑制治療/Puberty Blocker
性別適合手術/Gender Affirmation Surgery
ミスジェンダリング/Misgendering
アウティング/Outing
デッドネーミング/Deadnaming
FAQ
Q: 突然子供から性別、身体の違和について打ち明けられて悩んでいます
A: 思いがけぬ知らせに動揺したり悲嘆するのは自然のことです。まずは自責をせずに、涙を我慢せず泣きましょう。ただ、どんなに辛くてもお子さんにはスマイルで、「打ち明けてくれてありがとう」という言葉を伝え、お子さんの話しに耳を傾けてください。お子さんが打ち明ける(カミングアウト)のは、もしかしたら否定されてしまうかもしれない、嫌われてしまうかもしれない、という懸念や恐怖を抱きながらも、助けを求めねば自分ではどうにもならないと決死の覚悟で打ち明けているということを心に留め置き接してください。「自分はどうしても受け入れられない」と悩まれる場合は、是非独りで抱えずに当会のオンラインミーティングや地域の自助グループ等に参加して様々な方達と交流してみましょう。リンク先の書籍や動画、映画などを見るのも良いでしょう。
Q: 打ち明けられたら、まず何をしたらいいですか
A: どんなに疑わしく感じられても、恐れずに、まずはお子さんが主張する性別として接することを心がけてください。本人が主張する性別、名前を用いること、服装、髪型などでの生活を支援することで、お子さんの表情や生活に変化が見られることでしょう。ジェンダーアイデンティティとは、他人からの強制では決して変化することはありません。ですから、無理やり否定してもどうにもならないばかりか、かえって精神的に追い詰めることになります。本人の主張する性別で生活を続けていて仮に勘違いであったとすれば、自ずと違和感が生じ自分の性別とは異なる性別で生活を続行することは困難になります。
同時に情報を集めましょう。書籍や当事者が発信しているブログや動画等を見るのも良いでしょう。ただ、最近ではトランスジェンダーに否定的な考えを持つ人々が意図的に誤った情報を流しています。非当事者が発信している情報でトランスジェンダーについて否定的に書かれているものは陰謀論やデマが多く含まれているので極力気を付けましょう。
人的支援を求めましょう。大学病院等のジェンダークリニックと言われる小児のトランス医療を扱う病院や、性別の悩みに詳しい臨床心理士によるカウンセリング、或いは、地域の性的マイノリティ支援団体に問い合わせ、具体的なトランジションに関する情報や当事者会など支援を得ることは大きな助けとなるでしょう。
Q: 気をつけた方がいいことはありますか
A: お子さんのプライバシーに関する情報を同意なしに決して口外しない様にしましょう。性別や性的指向が知られてしまうことで差別や虐めの対象となり易いだけでなく、本人にとって非常にセンシティブな問題です。また、お子さんの以前の画像などもご自分の個人的な場所に保管し、本人の許可なく他者と共有しないことを心掛けます。
デッドネーミングやミスジェンダリングをしない様に極力心掛け、仮に誤ってしまった場合は訂正して謝りましょう。割り当てられた性別と自己のアイデンティティが一致しない形で周囲から扱われることは当事者に多大なる苦悩や苦痛を与えるものであり、それらを誤ることは本人の尊厳を深く傷つけるという認識を持って対応することが大切です。
冠婚葬祭やお祝いなど正装を必要とする行事は当事者にとって非常に辛いものです。親戚の前だから、他人の前だから、大切な記念行事だから、とお子さんが望まない服装の強制は絶対にやめましょう。
Q: 一過性の揺らぎで、後悔することはありませんか
A: トランジションを途中で諦めたり、やはり自分には合わないとトランジションを止める人たち(Detransitoiner 脱トランス)は実際に存在するものの、その数は全体の1%以下であり、その中の殆どはトランジション中の差別や就職の困難、医療の問題等からトランジションを諦めざるを得なかった人たちです。また、シス女性達が二次性徴による身体変化で女性性を否定したくなったりと心が揺れ動くのと、性別のアイデンティティやそれからなる身体の違和感は全く別の次元の体験であり、同一に考えるべきではありません。性別、身体の違和感は決して軽視すべきではなく、放置すれば本人の精神にそれだけ大きな負担が掛かることを理解しましょう。まずは、お子さんの話しをよく聞き専門家に相談しながら今後のトランジションの方向性を考えて行くことが大切です。
書籍
みんな自分らしくいるためのはじめてのLGBT 遠藤まめた 著
Whipping Girl A Transexual Woman on Sexism and Scapegoating of Femininity Julia Serano著
若きトランスジェンダーが歩む性別移行のリアル
トランス男子の高校生蒼楽さんのインタビュー
Xジェンダーの高校生ゆずりはさんのインタビュー
映画 片袖の魚 予告編
Frontline Documentary
Growing Up Trans
ドキュメンタリー(全4話)
ジェーンと家族の物語 英語版予告編
現在アマゾンプライムで放映中
Transgender: a mother's story
Susie Green
TEDxTruro
性別を越境する前の自分を振り返ってみて思った子ども時代に必要だった事と両親に伝えたい事
Disclosure ー開示
Netflix オリジナルドキュメンタリー
Non-Binary Short Film
トランスジェンダーの改名の問題
トランスキッズ 親子の話
リンク
Trans.101 jp はじめてのトランスジェンダー(日本語)
大学等における性的指向・性自認の多様な在り方の理解増進に向けて(平成30年12月)
トランス女子の親御さんのポッドキャスト(英語)How to be a girl - Daily life with my Transgender daughter
性別違和と遺伝子の関係に関する情報 ニューズウィーク(英語)
記事
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