私ども横山石油は、大正2年(1932)、当時、岡山市の物流の中心であった現在の京橋町(当時舟着町)で、船舶用重油・車軸油・灯油をメインに石油業を始めて以来、100年以上もの長きに渡ってご愛顧いただいております。それは、石油業の傍ら、社会福祉活動にも力を注ぎ、人との輪を大切にしてきた先代の精神が、地域の皆様方に受け入れられたからではないかと考えております。私どもが掲げている「Yes」とは、これまでの、こうした伝統的な精神を受け継いだものです。つまり、「横山石油とその社員や家族、そしてお客さまのと共存、共栄」という企業理念を分かりやすく集約したもの、それが「Yes」なのです。
横山石油は、エネルギー事業・ライフ事業・車両販売買取事業・車検整備事業の4本柱でお客さまの快適なライフスタイルをサポートしています。時代の変化とともに多様化するお客さまのニーズに対応し、エネルギーを軸に住まいのトータルプロデュースへ、またカーライフのトータルサービスへと拡大して参りました。特に、新事業の「YESカーオークション・ダイレクト」は、横山石油のオリジナルブランドとしてスタートした画期的な車販売システムです。これはまさに、お客さまのためによりよいものを安く提供したいという、「Yes」の理念のもとに生まれた新事業です。更に個人向けカーリース「Yes!7」は、全く新しい車の乗り方をご提案する横山石油の新しい「Yes」です。
横山石油の中心となる経営資源は、なんと言っても「ヒト」です。個性豊かな集団であると同時に、自ら考えて行動できる提案型の集団形成を目指しています。店舗を構えていれば収益があがっていた時代は終焉を迎え、どうしたら地域に密着した一番店になれるのかを常に考え、挑戦して参りました。我々の企業理念のなかのキーワードである「ナンバーワン、オンリーワン」は、提案型の集団だからこそ掲げられた理念でもあるのです。
明治の頃、岡山県北の門前町である福岡村で商いをしていた横山松三郎(現会長の祖父)が上之町(現岡山市表町)へ居を移し、小門物屋を始める。 大正2年(1913年)、船着町(現岡山京橋町)にあった「第二十二国立銀行」跡地にて、「横山石油店」を創業。以来、100年余りに至る「横山石油」の歴史は、岡山の商業の歴史とともに今も刻まれています。
お正月に社員と記念撮影(昭和33年1月1日)
大正2年(1913年)
横山石油店開業
当時、岡山市の物流拠点として賑わった船着町(現京橋町)で創業。 発着する舟の燃料販売を主たる業務とし、馬車の車軸に注す潤滑油や灯油、食用油、ロープやランプなどの船具も販売。瀬戸内の島々に舟で油を運んだりもしていた。
電動計量器導入当時の店舗の様子(昭和30年代)
昭和20年(1945年)~24年(1949年)頃
岡山空襲~自動車への給油スタート
昭和20年6月29日の岡山空襲で、岡山市街地は焼け野原に。社屋も戦災にあったが、郊外に設置していた舟の重油を貯蔵するタンクは戦災を逃れ、それをもとに翌年から商売を再開。昭和24年頃からは手回しの計量器を使い、自動車への給油業務を始める。
戦後まもなく自動車への給油業務を開始
昭和27年12月(1952年)
株式会社化し社名変更
会社を株式会社化し、社名を「株式会社横山石油店」に変更。
当時の京橋付近の様子
昭和32年1月(1957年)
2号店を開設
岡山市大雲寺に2号店を開設、電動計量器を導入。
開店当初の2号店