新栄高等学校 > 学校概要 > 校長室より

更新日:2022年8月1日

ここから本文です。

校長室より

○ 1学期終業式 校長講話

 皆さんこんにちは。1学期の終了にあたり、3点お話します。 学校長

  ①体育祭についてです。当日閉会式ができなかったのでここでお話します。実行委員長さんをはじめ体育祭の中心となって活躍してくれた生徒の皆さんどうもありがとうございました。責任感をもって1つのことをやり遂げるということはとってもエネルギーのいることです。最後は雨で残念なところもありますが、体育祭が無事にできたこと、校長として感謝しています。さて、開会式のあいさつの中でお話したように、皆さんはこの体育祭、どんな意識で臨みましたか。終わってみて、楽しかった、つまらなかっただけではなく、自分を成長させる機会の1つであることを意識していましたか。今回の体育祭は新年度がスタートしてすぐ動き出したということで、皆さんの意見がなかなか反映できなかったかもしれません。しかし、翌檜祭をはじめ今後に予定されている行事では、まだそれが可能です。今後の学校行事では、ぜひ皆さんの発想力・創造力を活かした企画・運営が実現できればと思います。どんどん意見を衝突させて、議論を重ねながら同じ方向を目指して1つのものを創り上げていく、そのような場面が見られるといいですね。 

 ②授業についてです。今年度はこれまでのところ昨年度と違い、オンライン授業はなくすべて対面での授業でしたがどうでしたか。期末試験に向かって、目標を達成しようと計画的に準備して勉強していた皆さん、力を発揮できましたか。成績をつける際は、試験は1つの材料であって他の観点からも評価して総合的に判断していきますから、試験の結果がそのまま反映されていないかもしれません。通知表と照らし合わせて、自分の取組を振り返り、今後に繋げてください。 

 ③コロナ感染状況の再拡大が心配なところですが、翌檜祭をはじめ皆さんが楽しみにしている行事が予定通り実施できればと願っています。そのためにもこの休業中も、感染防止対策を忘れないようにしましょう。熱中症に気を付けながら必要な場面でのマスクの着用、近づいての会話を控えることなどを心がけて、感染の予防につとめてください。皆さんで協力して、校内での感染防止対策を徹底してクラスターを発生させないようにしましょう。皆さんの命を守るため、また皆さんの大切な人たちの命を守るために、学校としても、消毒の徹底をはじめ、感染防止対策を今後も継続していきます。今コロナ禍で悩んでいる人、親しい人や家族に心配をかけたくなくて悩みを抱え込んでいる人が増えているそうです。皆さんはどうですか。その悩みが大きくて一人で立ち向かうことが困難な場合には、ぜひ応援を頼みましょう。その人が直接助けてくれなくても、自分の気持ちを聞いてくれて安心して気持ちを分け合ってもらう、そんなことが悩みを乗り切るためにはまず必要です。ささいなことでも構いません、担任の先生や近くの先生に声をかけてくれれば、学校はいつでも皆さんの力になります。また、神奈川県では、「津久井やまゆり園事件」の発生した7月26日を含む7月25日(月)~31日(日)までの1週間を「ともに生きる社会かながわ推進週間」としています。「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念も併せて考えてもらえたら嬉しいです。 

 最後に1つお知らせします。本校では今年、創立40周年の節目を迎えました。その記念事業の一環で来年度の入学生より制服を改定する予定です。このあと学校説明会等で中学生を含めた外部の皆さんへお知らせする前に、在校生である皆さんにお伝えします。「お知らせ」も配付しますので保護者の方に渡してください。では、交通事故はもちろん、猛暑が続いていますので熱中症等にも十分注意して充実した夏休みとなることを期待しています。 

以上で終わります。

令和4年7月22日

神奈川県立新栄高等学校  校長 小島 嘉男

 

○ 令和4年度 体育祭 開会式 あいさつ

学校長 皆さんこんにちは。さあ、いよいよ体育祭です。生徒の皆さんから、「学校行事で盛り上がりたい」という声をよく聞きます。聞けば聞くほど規模は縮小したけれども開催できて、さらには3学年のみという制限はあるけれども、保護者の方に参観していただけてホットしています。

 私自身も着任して最初の全校行事であり、生徒の皆さんの活躍を直接見ることができるということでとても楽しみにしていました。また、昨年度は実現しなかったみどり養護学校分教室の皆さんにも参加してもらえて嬉しく思います。

 競技の内容・昼食の方法等、まだまだ制約のある中での開催ですが、皆さんの団結力・パワーを発揮して、この状況ならではの体育祭が実現できればいいですね。是非、自分が出場する場面だけでなく、仲間の応援、運営のお手伝い等、あらゆる場面で積極的になりましょう。

 そして皆さんがこの体育祭を単なるイベントとして捉えるのではなく、自分を成長させる機会の1つであることを意識して取り組んでくれることを期待しています。

令和4年6月3日

神奈川県立新栄高等学校  校長 小島 嘉男

 

○ 令和4年度入学式 式辞

 

入学を許可されました、358名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。a

また、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。

皆さんは、自らの意思で本校で学ぶことを決め、今ここにいます。これからの三年間は、皆さんの将来の方向を定め、そのための「基礎的な力」を身に付ける大切な期間となります。

 新型コロナウィルス感染症は、社会経済に大きな影響を与えましたが、今後も社会構造の大きな変化が予想されます。そうした時代を生き抜く皆さんは、知識を記憶するだけの学習だけでなく、自ら課題を発見し解決したり、自らの考えを表現したり、意欲的に学習に取り組むことが必要です。また、協調性や他を思いやる心豊かな人間性を身に付けることも大切です。

 そこで、高校生活をスタートするにあたって、私から皆さんに期待することを三つお話します。

一つ目は、何か一つ夢中になれるものを見つけてほしい、ということです。勉強や部活動、学校行事、生徒会や委員会活動など自分がこれと思ったものに積極的に取り組み、経験を重ね、力をつけてください。それが高校生活を充実させるコツであり、これから先、皆さんが社会に出ていく上での大きな力となるはずです。まずは一歩踏み出し、何かをやってみると良いと思います。

 二つ目は自分で決断できるようになってほしい、ということです。これからは正解が唯一1つだけではないさまざまな選択を迫られることがあります。いろいろな情報の中で自分にとってはどうするのが最適なのか決断できるようになってもらいたいと思います。

もちろん決断する際、悩んだり、相談したかったりすることがあると思います。我々教職員一同は、喜んで皆さんを全面的にサポートします。ただし、その時には「どうしたらいいですか」と相談するのではなく、「私はこう考えています」と、どんな場合にも自分の考えを持てると良いですね。

そして三つ目です。私は新栄高校を、明るく元気な挨拶ができる学校にしたいと思っています。それは、挨拶がこれから共に過ごす時間や場をよい雰囲気にしてくれるものであり、互いの存在を認め合うという人間関係の基本となるものだと考えているからです。私もどんどん声を出していきたいと思います。皆さんも、明るく元気な挨拶を返してくれるとうれしいです。

 また、今年度より、在県外国人特別募集で入学された皆さんもいます。外国につながりのある生徒の皆さんも含めて、日本語教育の支援だけでなく、学校生活全般の支援が可能な校内体制を整えています。不安なこともあると思いますが、困ったことは遠慮せず先生たちに教えてください。

他の皆さんにとっても、共に学ぶことによって、多様な文化・価値観等に触れ、自分の視野を広げる機会にしてもらえれば幸いです。

 保護者の皆様、お子様のよりよい成長に向けて、教育活動を充実させるためには、学校と保護者の皆様が同じ方向を向いて、連携・協力することが不可欠です。改めまして、本校の教育活動へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 本日は、新型コロナウイルス感染症への対応として、保護者の方1名のみ同席での入学式としました。現在は「まん延防止措置」も解除されていますが、まだ先は見えず、短縮授業が行われたり、学校行事が中止になったり、我慢しなければならないことがあるかもしれません。しかし、今後は感染状況を見極め、生徒・保護者の皆さんの声も丁寧に聞きながら、可能な教育活動を展開したいと思っています。これから始まる三年間をしっかり見据えて、今日から気持ちを新たに、力強くスタートしましょう。

 結びに、学校の主役はここにいる生徒皆さんです。皆さんが、今抱いている新鮮な気持ちと緊張感をいつまでも忘れずに、健康で楽しく充実した高校生活を送られることを願って、私の式辞とします。

 令和4年4月6日

神奈川県立新栄高等学校  校長 小島 嘉男