- 1二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:39:53
「おはようございます、タキオンさん……」
「ふあっ!?あ、あぁカフェ……おはよう……」
「……?どうかしましたか?顔色がよくないようですが……」
「ああ、いや、何でもないよ、何でもないんだ本当に……大丈夫。おr……私は今日も健康体さ、安心してくれたまえカフェ……」
朝起きたらアグネスタキオンになっていた。
いや、入れ替わっていたと見るべきだろう。
なぜならこの後自分(の体)の部屋を恐る恐る見に行ったら、俺の体になったタキオンがいたからだ─────
「─────で、原因は分からないのか?」
「残念ながら分からないねぇ……昨晩特にそういう薬を作った覚えも溢した覚えもないし、頭をぶつけたわけでもないし、雷が落ちたとか変な夢を見たわけでもないし……私にもさっぱりだねぇ」
結論から言えば、タキオンの仕業ではなかった。というよりタキオンもどうやら困惑していたようで、俺の体でパンツ丸出しになりつつ部屋をうろうろしていたらしい。どんだけパニクってたんだよ。
とにもかくにも原因を突き止め、元に戻らなければいけない。
タキオンにはタキオンの生活があるし、俺にも俺の生活がある。
そして何より─────
─────スカートがスースーして落ち着かないっっっ!!
そう。
タキオンも女子だ。
普段はそのあんまりにもあんまりなマッドサイエンティストぶりを見せるので意識していなかったのだが、改めて考えるとアグネスタキオンというこの我が担当もしっかりウマ「娘」なのだ。
当然、ブラジャーも付けるしスカートも履く。
しかし、しかし……
これからしばらくお互いのフリをしようということで話はまとまったが、いったい俺はどうすればいいんだ…… - 2二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:42:46
どうぞ、続けて。
- 3二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:43:47
何で起き抜けにカフェがいるんだ?
ラボで寝てたんでしょ
なるほどなぁ - 4二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:44:18
- 5二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:46:45
困惑しつつ廊下に出てきたタキオン(タキトレ)に挨拶がてら話しかけてきたカフェで考えてましたがそれでも良さそうですね……
- 6二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:48:51
なんかこう、あるだろ!とりあえず教室行ったら驚かれたとか普通に授業受けたら体調心配されたとか他人の身体だし健康を考慮して昼食作ってたら正気を疑われたとかさぁ!!
- 7二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:53:59
プイプイ… プイップイッ…
(入れ替わったことに気づいてもらえないモルモットくん♂生後3ヶ月とモルモットくん♀生後2ヶ月) - 8二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:55:12
よし分かった
勝負服を着て取材を受ける予定があるで行こう - 9二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 21:15:05
「……タキオンさん今日は随分と大人しいんですね。いえ、声が大きいとかそういうのではなくて、唐突にそこら辺の用務員さんを捕まえては『この薬をちょっと飲んでみてくれないか』とか……やらないんですね」
「そ、そうかい……?そんなことしてたっけ……」
「ええしてました……やはり何だかおかしいですね。凄く大人しいし、人の言うことを聞くし、物分かりの良さが別人みたいです」
「き、きっと今日はたまたま……その、そういう気分なだけさ……そうさ、そうに決まっている」
カフェと話せば話すほど、普段のタキオンがどれほど奔放に過ごしていたのかが分かる。
というより俺がトレーナーとして彼女と付き合ってきた時間の中で彼女がやっていた奇行は、例えるなら学園で他のウマ娘や用務員さん達などにやっていたそれの何十分の一も薄めたようなもので、カルピスとカルピスの原液ぐらい違っていた。
そこで俺はタキオンが普段どれほど私欲を抑えて俺というトレーナーの言うことをよく聞いていたのかが分かった。
その奇行が目にあまるからとたまに彼女を彼女の部屋に謹慎させていた時もあったし、トレセンの会長や理事長からもそう言われていた時があったが、少なくとも俺の前の彼女はあれでも彼女なりに気を遣っていたのだと……
───いや、それでも奇行は奇行だし謹慎させたことは後悔していないが。
「ふむ……いつにもまして考え事が多いようですね……もしかして霊障にお悩みだったりするのでしょうか」
「へあっ!?ん、何の話だっけ……ごめんカフェ、聞いてなかった……」
「ですからタキオンさんが今日はおかしいという話です」
また失敗した。元より彼女の全てどころか一割も知ってるとは言えない俺だったが、トレセン学園の彼女の振る舞いは、その普段を知る者に聞けば聞くほど変人じみて……いや変人だった。
俺がこんなタキオンのフリを本当にできるのか……?不安でしょうがない。
でもやるしかない。余計な混乱は招いてはいけないし、同時にタキオンにあらぬ疑いをかけられたり彼女の名誉を傷付けてはいけないのだ。
……名誉は既に彼女自身が傷付けまくった気がしなくもないが。 - 10二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 21:19:39
デジたん辺りは仕草で分かりそう
どぼめ先生はネタにしそう - 11二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 21:38:18
コレ逆にタキオン側が奇行を行ってたりしてない?
- 12二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 21:42:49
お互いのフリをしようって約束だしそんな目立つ奇行はしないでしょ
……しそうだなぁ - 13二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 08:41:17
タキオンの作った薬じゃないってのがミソだな
これがタキオン製の薬だったらタキオンの陰謀と言えたが - 14二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 17:08:33
タキオンの入れ替わりモノは他のウマ娘より中々入れ替わった後のイベントが考えづらいのが悩みだな……プランB関連でなんかできそうなのはあるが……
- 15二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 17:11:22
万全な足で走ってみたかったけど、人の身体は走りにくいねぇ…
とか言ってるかもしれない - 16二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 17:13:06
オトモダチはもう気付いてる?
- 17二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 00:13:03
タキオンタキトレ入れ替わりネタかぁ……
タキオンの方が楽しんでそう - 18二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 10:32:09
あれから一週間は経ったが、結局タキオンとの入れ替わりは元に戻ることはなかった。
その間俺はタキオンの体にドギマギしっぱなしであった。
何度でも言うが、タキオンもウマ娘。うら若き乙女、少女なのである。
一見すると不健康、不摂生極まりないマッドサイエンティストという出で立ちであるが、実際の所タキオンの体は筋肉や脂肪には思った程偏りはなく、むしろトレーナー業の忙しさを言い訳にしている俺よりずっと整った体調だった。
そして───
「……や、柔らかい……」
もみ。もみ。むに……ふにゅん。二の腕から始まり太もも、腰……そしてお腹……胸を順番に触っていく。そのどれもがふわふわぷにぷに。女の子の体だとしても想像していたよりずっと柔らかく触り心地が良かった。
ともすればただこうして触れているだけで天国に逝けるような気すらする。
───やはりタキオンも女の子なんだな。そんな失礼極まりない思考がよぎりつつ、タキオンの体の柔らかさを堪能することがやめられない。
鏡を見ると、俺の……タキオンの顔は真っ赤に火照っていて、どこか普段の雰囲気からは考えられない程恥ずかしがっているように見える。
それがまた俺の劣情を加速させる。
ああ、タキオン……お前、こんなに可愛かったんだな……
そう思った。
タキオンの手はまだ止まらず、タキオンの肢体を撫でくり回している。
俺の意思でタキオンの肉体を動かしている。
背徳的過ぎてムラムラとした気持ちが抑えられない。 - 19二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 10:35:41
タキオン(トレボディ)のほうはもう行くところまで行ってそう
- 20二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 11:49:09
- 21二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 14:02:10
そうかこれデジたん寮にいるからラボで寝るしかないのね
- 22二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 14:30:51
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- 23二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 18:35:14
絶対落とさんからな保守
- 24二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 18:50:12
そろそろデジたんが「最近タキオンさんに避けられている」と落ち込んでる頃
- 25二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 18:54:26
またまた数日後。最近ようやくタキオンの口調や振る舞いを理解し始め、彼女と親しいウマ娘にも怪しまれない程度には彼女を真似ることができるようになった。
タキオンのモノマネが上手くなったことはいいのだが───肝心の、今は俺の体になっているタキオン本人が元に戻ることに積極的ではないように見える。むしろ楽しんでいるようにすら見える。
「なあタキオン……そろそろ元に戻るための機械とか薬とかの完成の目処は見えそうか?完成するとして後どれぐらいかかりそうだ?」
「トレーナー君は最近そればかりだねぇ……何度も言うけど原因が不明な以上は私にも解決方法は分からないさ。全ての物事は原因と結果───因果によって成立している。科学的なものだろうが非科学的なものだろうがこの世に存在するものは因果律に逆らうことはできないんだよ」
「そういう煙に巻くような物言いはいいから本当のことを言ってくれよ。原因がどうとか知らないけど、いつも科学者然としているくせに物理法則をガン無視したみたいなビックリドッキリメカや変な薬作ってるのに今更これぐらいできないとか言わないだろ……!?」
「トレーナー君には分からないかもしれないけどねぇ、あれでも物理法則に則って科学的メカニズムに従った上で私の発明は動いているんだよ。
しかしこの入れ替わりはメカニズムなんて分からない。それで終いさ。時が解決してくれるのを待つしかないんだよねぇ。
……そこまで元に戻りたいかい?」
ムニュッ
「んっ!?♡タキオンッ!?♡」
「知ってるんだよトレーナー君。私の体で『そういう』ことをしてるのは……」 - 26二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 18:56:41
まて、これ以上は危険だ。
- 27二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 18:57:57
タキオンの為にもっと感度良くしとくべ
- 28二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 23:29:24
モルモットくんが色々悩んでる...
- 29二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 08:17:05
保守
- 30二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 08:22:04
多分これタキオンもモルモットくんの身体で同じ事してるでしょ
- 31二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 08:55:15
数日前───
「…………」
ついにタキオンの肢体の魅力に耐えられなくなった俺は、タキオンの研究室のさらに奥───彼女が密かにトレセン側にも内緒で作ったパーソナルスペースで、大きな姿見の前に立っている。
……こうしてまじまじと見れば見るほど、タキオンという少女の顔や体があまりにも俺好みの美少女であることを再認識する。
タキオンの柔らかい頬をタキオンの細い指でねっとりと触る。ぷにゅん、と下手なマシュマロやゴム毬よりも優しい弾力が、触れた指に伝わる。
むにむにと無心でしばらくタキオンのほっぺたを弄っていると、次はお腹や太ももに視線が行く。制服を脱いで下着姿になり、タキオンの心臓の鼓動を高鳴らせながら、タキオンの細いウエストに指先を触れさせる。
───正直、幸福感で満たされた。
太ももには余計な脂肪がついておらず、さりとて固い筋肉に包まれてもおらず、まるで俺のような変態のためだけに用意されたかのような柔らかさを備えた太ももであった。
「うあ…トレーナー君…見てくれ…私のカラダは、トレーナー君を喜ばせられているかい…?」
タキオンの口を、舌を俺という男の意識が支配し、本物の彼女のあずかり知らぬ所で彼女の声で勝手な台詞を喋らせる。
タキオンの肉体を余す所なく操り、俺の思い通りに動かす。
なんと変態的…いや変態なのだろう。こんなことが許されていいのだろうか。いや、許されるとか許されないとかの問題ではない。むしろ許されないからこそ、彼女自身の体という彼女の聖域を俺が汚すことに背徳的な感触を覚える。
胸や尻も当然撫でくり回す。程良く肉のついた彼女の胸、尻は触れるたびに指先が沈み込む。
もう……タキオンの体に何もしないなんて……できない。 - 32二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 14:43:11
このレスは削除されています
- 33二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 23:37:54
絶対落とさせはせんぞ…
- 34>>122/08/07(日) 00:01:44
- 35>>122/08/07(日) 00:03:11
ああでもまだちょっとやりたいネタあるからそれを消化してからにしようか
- 36二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 08:40:19
保守
- 37二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 11:28:06
憑依で一本
ある日、俺は幽体離脱していた。
いや、冗談じゃなくて。最近カフェの言う「お友達」に興味をもって近付きすぎたのが原因だと思う。確かカフェに「あんまり近付きすぎると『そっち』の人になっちゃいますよ」と言われたし……とにかく、俺は今俺の肉体から魂が抜けて幽霊になっている。
そうなるとイタズラがしたくなるのがヒトの性というもので───
「ふんふんふん。モルモット君はまだかねぇ……」
───ちょうどいいところに。普段から俺を振り回しているウマ娘、アグネスタキオンだ。
今回は彼女に少しばかりお仕置きしてやるのもいいかもしれない。俺は彼女の背中に手を突っ込んでみた。───昔見た漫画では、こんな感じで相手に取り憑けたはずだ。
ズブズブと沈んでいく。タキオンはボーッとしており、顔や体から活力が消えている。だらりと腕が垂れる───
───気付けば、俺は重力を感じていた。
見下ろせばほんのりと膨らんだ胸、トレセンの生徒の制服。胸をふにっと触ってみれば、柔らかな感触が跳ね返ってくる。
成功だ。タキオンに憑依できたんだ。
「ふふふ……タキオン、いつも俺を実験台にしている罰だ。今日はお前の体を存分に使わせてもらうぞ……」
ニヤッと笑いつつ、俺はタキオンの足で歩き出す。