◇ふるさとへ、いざ
◆ふるさとへ いざ
この道は 遥かな その日から来る道
もう二度と世界を 壊してはいけない
空の風神 悲しみ吹き飛ばし
いざ行かん 明日の一人のその中に
いざ 故郷は愛 故郷は心に
母におわれて 登った丘へ 向かわなん いざ
人生は旅 求め行くいのちの 友と語らい
夢見た村を つくりなん いざ
東京の大学に勤めていた大沼は、定年を前に大学教授の職を辞し
生まれ故郷の仙台に帰って来ました。
東京を出て、ヒロシマへ行き原爆ドームや資料館を見学し、
仙台の小さな部屋で翻訳の仕事をしていました。
道新時代、泊原発の下にある活断層の問題を記事にし、
それから大沼の苦難の道が始まりました。
ヒロシマからフクシマに続く道、そして非業の死。
魂の必然という言葉が浮かびました。
この時代、大沼安史として生まれて
何か解決して生きたかったのだと今になって思います。
体を離れて、いったん高いところに行った大沼ですが
戻って来て、いつも私の傍にいます。
(大沼久美子・記)
Posted by 大沼安史 at 01:02 午前 | Permalink