もし今あなたが希望を見いだしにくい状況にいたとしたら…
ぜひ以下の記事を読んでいただけたら…と思います。
心の力ってすごいんだなあと思いましたので…
このブログでご紹介した
幸せはガンがくれた:心が治した12人の記録
1,650円
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この本↑の
66ページから、72ページまでに掲載されています、
希望が腫瘍を溶かし
絶望がその人を殺したお話を
かいつまんで、ご紹介しますね。
希望が人を奇跡的に回復させ、絶望が人を殺した話
1957年、アメリカの著名な心理学者ブルーノ・クロッファーという研究者がフィリップ・ウエスト医師の驚くべきレポートを発表しました。
1951年 ライトさんという悪性のリンパ肉腫にかかり末期症状となりほとんど死を待つばかりだった患者の話です。
ライト氏はオレンジ大にもなった腫瘍が、首、脇の下、鼠蹊部、胸、腹部にできており、脾臓と肝臓は肥大していた。胸のリンパ管を塞がれ、1日おきに1〜2リットルものミルク状の液体を抜かなければならなかった。酸素吸入器が使われ、既に末期症状であり鎮静剤を与えるしか術がなかった。とのこと。
しかしライト氏は希望を失ってはいなかった、なぜなら、彼を救うことになるかもしれない新薬が新聞に紹介されていたから…。
当時、『クレビオゼン』という新薬が開発され、22人に使用した結果14人に延命の効果がありそのうち2人はがんの症状がなくなったとの報道がされていました。
この新薬を実験する対象は少なくともこの先3〜6ヶ月は生きながらえる可能性のある患者に限られていたので、医師は余命2週間にも満たないのではないかとみられていたライト氏の申し出を拒みましたが、ライト氏の余りの熱心さに負けてついに1回だけクレビオゼンを注射した結果、
息も絶え絶えで完全に寝たきりだったライト氏が病棟を歩きまわり看護士らと楽しげに話すほど元気になり、腫瘍も2.3日のうちに元の大きさの半分位になったというのです。
その後注射を週3回行ったところ、わずか10日のうちに全ての症状が消え、なんと趣味の自家用機を乗り回すまでになって退院。
だがこの回復は一時的なものに終わってしまいました。
ニューヨーク・タイムズがこれまでとは逆の報道をするなど、クレビオゼンの効果が次第に疑問視され、そのことがライト氏の心理と身体に大きな影響を及ぼしてきたからです。
ライト氏は、自らの命をつないでいた最後の望みを失いはじめ、2ヶ月後には、すっかり元の状態に戻ってしまい再入院します。
そこで、担当のウェスト医師は一計を案じました。
ライト氏に、新聞に報じられていることを信じないように、
「新薬の効果は確かである」と、入念に嘘をつきました。
「ではなぜ、あのように報じられているのですか」と彼が聞いてたので、
「常備しておくと、薬の成分が劣化するためであり、明日、2倍の効力を持つ製品が届くことになっている。この前の注射よりもっと効くものだ」と答えたそうです。
ライト氏は、すっかり希望を取り戻し、もう一度やり直す気になりました。
医師が新薬の注射をいよいよ始めると言うと、彼は非常に興奮し、新薬に対する信頼はいやがうえにも強くなっていった。
そしてもったいぶった大げさな演技をした後、医師は、2倍の効力を持つはずの“新鮮な”薬を注射した。しかし実際はただの“新鮮な水”を注射したに過ぎなかった。
結果は全く信じられないものだった。
腫瘍は溶け、胸郭にたまっていた体液も消えてしまった。
それは最初の末期からの生還よりもいっそうドラマチックだった。
ライト氏は、またしても自家用機の操縦を存分に楽しむまでになった。
著しい効果のため、水注射はその間何度か続けられ、2カ月間、彼には全く何の症状もなく健康で幸せな日々が続く。
しかし、またしてもクレビオゼンの効果は否定される。しかも今度はこれまでになく、明確に…
10月26日、ニューヨーク・タイムズは“効力なし”との大きな見出しをつける。アメリカ医学協会はクレビオゼンを100人に対して試みたが98人には何ら改善が見られず、44人が死亡したと言うのであった。
この報告から数日後ライト氏は、死に臨んで再び入院した。彼の新薬に対する信頼も最後の希望も、もはやすっかり消えていた。彼はそれから2日とたたないうちに死んでしまった。
希望が彼を奇跡的に回復させ、
絶望が彼を殺した。
これが心の力である。
この話を読んでどのように思われましたか?
いや、しかし、ライトさん、
むちゃくちゃ単純な人ですよね。
でも、ただの水でも治ると思っただけで腫瘍が溶けてなくなるなんて凄いじゃないですか!
どれだけ心の力が強い人なんでしょう!
それにしても、ニューヨークタイムズ誌も罪作りですよね。
そんなニュースを発表しなければ、
そして ライトさんも
そんな記事をみなければ、もっと元気に長生きされたかもしれないのにね。
このように心の力が治癒に大きな影響を与えた実例をまとめた本も出てます。
ライトさんだけではなく他にも
●ニセの手術を受けた患者が、本物の手術を受けた患者と同様の回復率を示す。
●ぜんそくの子供の吸入器にバニラの匂いをつけると、やがて、実際の薬を使わなくてもバニラの匂いだけで症状が緩和するようになる。
●新たな治療法が鳴り物入りで登場すると、たとえその治療法が医学的に無価値なものであっても、最初は70%という高い治癒率を示す。
というような実例が報告されています。
経験豊かな臨床医が、いわゆるプラシーボ(偽薬)反応のメカニズムを解き明かすとともに、その反応を利用してからだの治癒力を最大限に発揮させる方法を、最新の医学的知見をもとに、豊富な実例とともに提示する
この本に書れています。
この本もなかなか面白かったので、またいつかご紹介しますね。
私が元気になれたのも、たくさんの方々から教えていただいた希望のおかげ
昨日のブログでも何人かご紹介しましたが、なかなか治らないと思われていた難病や心身の不調に支配されずイキイキとお元気に活躍されているたくさんの方々やさまざまな文献から、私はたくさんの希望をいただき、心の力を取り戻し、今に至っています。
今度は、私の番。
たくさんの方々から教えていただいた有り難いことを、一人でもたくさんの方にぜひお伝えしていきたいです。
今日の話から私が学んだこと
私の難病治しの秘訣 6 “入れない”というブログでも、お伝えしましたが、
「もう治らない」とか「もうダメだ」と思うとほんとに元気がなくなってしまいます。
免疫力も自己治癒力も下がってしまいますからね。
お医者様も治るようなこと言って希望を持たせて治らなかった場合、
「先生治るっておっしゃったじゃないですか?」と怒られたりひどい場合には訴えられたりすることもあると思うので、安易にそういうことを言うことは難しいと思いますが、
できれば患者の心に希望持たせるような温かいうるおいのある言葉をお願いしたいと思います。
そして、患者さんを取り巻く人も、
一緒に明るい未来を感じたり想像できたりするような言葉がけをしてもらえるとありがたいなと思います。
患者さんご本人も、できるだけ自分の心身に良い効果をもたらすような情報を取り入れるようにしてくださいね。
まだまだ開発途上ですが、
もしよかったらのぞいてやってください。
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私のカウンセリング、トークセッション、おしゃべり会など全てのサービスは、すべて無料です。
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心療内科に通ってる方のみならず、
すべての方のために…。
重症筋無力症と言う難病闘病体験を経て、
たくさんの本や人から教えていただいた
「誰でもどこでもいつでも
お金をかけずにできるヘルスケア」
〜こころのチカラを活用し、
元気に幸せに生きるヒントをお伝えしたい。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
南野原つつじがお届けしました(自己紹介)
お忙しい中、最後まで読んでいただきありがとうございました