日本の労働人口減少という問題は、ますます深刻化していきます。そうした社会情勢の中で何ができるか。私たちが挑んだのは、その数940万人近いと言われる障害者の社会参加の支援でした。現在、民間企業に就職して働いている障害者は、およそ59万人。全体のたった6%しか存在しません。障害者の働く意欲を育て、働く環境を整え、彼らの社会参加を促進することができれば、それは大きな力になるはずです。


近年、大手をはじめ多くの企業が障害者雇用にチャレンジしています。各社、より良い就労環境を整えるべく試行錯誤を続けていますが、採用や定着に難を抱えている企業が一定数存在するのも事実。企業と障害者双方の不安や負担を減らし、お互いの歩み寄りをサポートすることができれば、日本の障害者雇用は大きく前進していくはず。私たちスタートラインはその原動力になりたい、そう考えています。


『自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。』。掲げた理念を、きれいごとで終わらせてはなりません。既存の仕組みや慣習にとらわれず、サテライトオフィスサービスや屋内農園型障害者雇用支援サービス『IBUKI』、障害者専用人材紹介『MyMylink』、そして三菱地所グループとの協業『インクル MARUNOUCHI』をはじめとした独自の障害者雇用支援の仕組み開発に挑み続け、スタートラインの目指す社会を実現してまいります。


株式会社スタートライン 代表取締役西村 賢治

役員・顧問紹介
取締役
長谷川 新里

神奈川県出身

カナダ留学後、外資系メディアに入社。放送関連の広告営業を経た後、人材サービス会社に転職。経営企画、新規事業推進マネージャー、広報IR特命担当シニアオフィサーなどを歴任した後、特例子会社設立プロジェクトを担当し役員に就任。特例子会社を軌道に乗せた後、株式会社スタートライン設立に参画。

取締役
白木 孝一

福岡県出身

関西学院大学卒業後、アパレルメーカーに入社。退職後は、地元九州で農業、教育業、金融業など様々な業界を経験し、人材サービス会社に転職。10年以上のキャリアを積み、マネージャーとして様々な事業部やチームのマネジメント業務を経て、株式会社スタートライン設立に参画。

取締役
井上 剛

群馬県出身。特に財務経理においての専門知識を有し、当社経営参画前は複数企業のIPOを実現したプロフェッショナル。コーポレート部門管掌。

取締役
石川 敬啓

黎明期の人材サービス業界を創り上げた一人。創業した企業は東証一部にまで成長。現在は非常勤取締役として当社経営に参画。

社外取締役
佐藤 香織

弁護士(鳥飼総合法律事務所)。コンプライアンス、ガバナンス整備、内部統制等の企業法務に精通した豊富な知識と経験に基づき経営を監視・助言。

監査役
稲津 隆夫

大手看護・介護サービスにて管理本部長、経営企画部長、取締役内部監査室長などを歴任。福祉業界の経営と監査へ造詣が深い。

監査役
本田 凛太郎

京セラを経て、テンプスタッフ、ニチイ学館、シグマスタッフ、ヒューマントラストなどで取締役、代表取締役を歴任し人材業界を牽引。

監査役
田口 昌宏

TKCを経てTZコンサルティング株式会社を設立、代表取締役に就任。税理士。税務の専門家として当社の監査体制強化に貢献。

顧問
大胡田 誠

静岡県出身 慶應義塾大学大学院法務研究科卒

おおごだ法律事務所 在籍



筑波大学付属盲学校の中学部・高等部を卒業、慶應義塾大学法学部を経て、慶応大学大学院法務研究科(法科大学院)へと進む。8年に及ぶ苦学の末に、2006年、5回目のチャレンジで司法試験に合格。全盲で司法試験に合格した3人目の弁護士になった。一般民事事件や企業法務、家事事件のほか、障害者の人権問題にも勢力的に取り組んでいる。

顧問
竹内 康二

明星大学心理学部心理学科・教授

博士(心身障害学)

公認心理師、臨床心理士

明星大学心理相談センター長

専門は応用行動分析学
一般的な対応では改善が難しい行動上の問題に対して、応用行動分析学に基づいた方法で解決を試みている。「すべての行動には意味がある」という観点から、一般的に「なぜそんなことをするのか分からない」と言われる行動を分析することを目指している。特に、社会的マイノリティとされる人たち、例えば障害児者とその家族などが生きやすい「多様性を認める社会」のあり方を探究している。

顧問
戸苅 利和

厚生労働審議官、厚生労働事務次官などの要職を歴任。雇用・労働行政分野での豊富な経験と高度で幅広い専門知識を持つ。