昨日はぞろ目なし
ラスレス
>無題Nameとしあき 22/08/04(木)01:30:06No.17190056+
>ラスレスなら雷帝さんの衣装がテニスウェアになる

アツェレイ達ナンバーズが夜のインターミドル会場で侵入者を捕らえた後
アツェレイは単独で今回の事件の首謀者のもとへと訪れていた
しかしそれは『アツェレイ』としてではない
　「――――そうか、無事作業は完了したか」
ミッドチルダの中央都市部にある一つのビル
その一室で2人の男が向かい合う形でソファーに座っている
　「えぇ、推測通り装置の不具合でしたよ
　　しっかり調整しておいたので明日からはまた起動出来ます」
そしてその内の1人はアツェレイ達が捕らえた男だった
3人のうち最後まで抵抗していたあの男が今この場にいる
淡々と作業内容を報告し終えると一息ついてから切り出すのだった
　「しかし本当によろしかったんですかね？」
　「何がだ？」

エリオと甥とスポーツマン＜特務隊は騙したい＞

　「私怨でインターミドルに介入するなんて正気の沙汰とは思えません
　　何しろ10代が参加する大会とは言え世界的な規模で行われてますからね
　　しかも世界チャンピオンが行う試合を妨害したんですから
　　万が一バレたらどうするつもりなんです？」
確かにインターミドルは世界規模で行われている大型大会でもある
昨今のストライクアーツの人気と相まって注目度は高い
注目されているという事はバレる可能性も高くなる
　「心配は無い、設置した装置は足がつかない様になっている
　　もし発見されたとしてもこちらにまで捜査は及ばん
　　誰も私がインターミドルを妨害したなど思うはずもない
　　それに仮に発見されたら大会は大騒ぎになるだろう
　　そうなれば運営は中止も視野にいれるはず
　　中止になればこっちの思惑通りとも言えるからな」
　「えげつないですねぇ、まぁそれを聞ければ十分ですが」
そう言うと男は座っていたソファーから立ち上がり『本当の姿』を見せたのである

>そう言うと男は座っていたソファーから立ち上がり『本当の姿』を見せたのである
「ベリベリ）やっ〜ぱりそういうことかぁ。あんまりアテにしてなかったが、フジ子ちゃんの情報は正しかったみたいだな」
00「いや誰だよ」

今まで相対していた男が偽装を解いた
そこに現れたのは特務隊コードA
コードAは自らの正体を明かすと同時にバインドで男を拘束したのである
　　「なっ！？なんだと！！？」
　00「時空管理局地上本部長官直轄特務隊ACE所属コードA
　　　キッシュ・ラグナック、お前を逮捕・拘束する」
　　「どういう事だ！？さっきいた男はお前が化けていたのか！？」
　00「その通りだ、お前から与えられた仕事をこなしたフリをしてな
　　　お前本人が口を滑らすのを待っていたが思ったより早く自白してくれたな」
　　「何故だ！何故！」
　00「お前が思っているよりも管理局は馬鹿じゃないって事だ
　　　それと…ここに来る前にお前の事も調べさせてもらったぞ」
　　「なに？」
　00「お前は10代の頃格闘技をやっていてインターミドルにも出場経験があるな
　　　だが結果は振るわず一度も地区予選を勝ち抜けられず10代を終えた」

　00「インターミドルを妨害しようとしたのも逆恨みか」
　　「最初はチャンピオンの試合を妨害して敗退させるつもりだったんだがな
　　　前回王者が初戦で無様に負ける姿が全国に流れるのを期待していた
　　　だが装置の故障とはついていない…その上こうして足までつくとは」
キッシュ・ラグナックは意外にも抵抗する事なくコードAに連行されていった
コードAも不思議に思いながらも抵抗する意思は感じられずそのまま連れて行く
しかしキッシュは連行される時に意味深な事を呟いたのである
　　「だがこれだけではない…
　　　インターミドルという大会を台無しにする手段はまだある」
　00「何だと？」
　　「お前は後で知る事になるだろうさ
　　　そして知ったとしてもどうする事も出来やしない
　　　せいぜい指を咥えて見ている事だな」
何か別の手段でインターミドルを邪魔しようとしているのか
その真実を知る事になるのは次のインターミドルの試合会場であった

　00「――――まさかこういう事だったとはな」
アツェレイはインターミドルの会場でそう呟いていた
しかも普段のアツェレイとは思えないとても真剣な様子で
　　《なんという事でしょう！この試合もノーダメージでの勝利です！
　　　今年デビューを果たした期待の新星キャッシュ・ラグナック選手！
　　　選考会からこれまで一度もダメージを受ける事なくKO勝ちしています！》
今リングの上で勝ち名乗りを受けている1人の男
名前をキャッシュ・ラグナックといい非常に大柄な体格をしている
　　「どういう意味だ？まさか先日捕まえたという男の関係者か」
　00「あの男の甥だ…なるほどそういう事か」
ザフィーラも驚いた様子でキャッシュを見ている
ザフィーラとしてはキャッシュの格闘家としての才能に驚いていた
　　「奴は本当にデビューしたばかりの新人なのか…
　　　体格は元より動きもまるでベテラン選手の様だったぞ」
　00「今調べてみたがあいつはどうやら正真正銘の『天才』の様だな」

　00「生まれ持った才能って奴か…あいつは何をやらせても完璧にこなす
　　　学生時代も初めてのスポーツで他者を圧倒する活躍をしているな
　　　恐らくあいつはヴィヴィオ以上に『眼』がいいんだ
　　　一度見た相手の動きを完全に自分の動きとしてものに出来る
　　　それに加えて持ち前の身体能力があるから相手よりも優れた動きになる訳だ」
　　「そんな男がインターミドルに……
　　　その理屈が本当なら格闘技の訓練をしていなくても」
　00「あぁ、どんな相手の動きもひと目で見切る上に自分のものに出来る」
その圧倒的な力と才能はを武器に勝ち続けている
しかしキャッシュ・ラグナックには『問題』があった
　　（ﾋﾞｼｨ!）
なんと離れた場所にいるアツェレイに向かって中指を立てたのだ
同時に大きく口を開き舌を出すオマケ付き
これが明らかにアツェレイに対する挑発行為なのは間違いない
更にそれだけではなくキャッシュはリングの上から大声で観客全体に叫ぶ

　　「こんな簡単に勝てるなんざ全員才能がねぇクズばっかだぜ！！！
　　　どうせ俺様に負ける運命なんだから参加する意味もねぇだろ！！！
　　　才能がねぇ奴らは恥かく前に格闘技なんざ辞めちまえ！！！」
　00「……皮肉なもんだな」
　　「アツェレイ？」
　00「あいつの才能も身体能力も天性の素質だ
　　　恐らく数千…いや数万人に1人生まれるか分からない天才のはず
　　　それなのにおよそスポーツマンシップからは縁のない奴に授かっちまった」
同時にアツェレイは理解したのだ
キッシュ・ラグナックは甥の存在があるから抵抗せず捕まったのだと
デビューしたばかりの新人格闘家が派手に他の選手を打ち倒し優勝する
スポーツマンシップなど皆無な選手が簡単に勝ち進めていくとしたら
それはインターミドルへの最大級の嫌がらせとなるだろう

NEXT：『妹分は戦いたい』

ぞろ目だったらユーノとエリオとトーマをトリプルギロチンコ！

ゾロ目ならアツェレイをノーパンミニスカメイドの衣装で拘束してシラユキの家に放置する

ぞろ目なら明日のエリオのおっぱい枕はダルキアンっぱい

ラスレスならプレシア＆リニスの衣装がミニスカナースになる