Message 先輩メッセージ
毎日違う場所で違う人に出会いながら
その光景を伝える、刺激的な仕事
西岡 臣/ NISHIOKA JIN
所属部署映像報道部
入社年 / 専攻2018年入社 / 法学部政治学科卒
現在の仕事
ニュースの現場に足を運び一瞬を切り取る
事件・事故、自然災害、政治、経済、スポーツなど日々起こるあらゆるニュースの現場に足を運び、写真や動画を撮っています。時にはヘリに乗ったりドローンを使ったりして取材することも。
取材前には一瞬の出来事を撮り逃さないため入念な準備をします。現場にどのレンズを持って行くか? どこを通って移動するのか? 太陽の向きは? 気温は? など色々なことを考えて取材にのぞみます。現場では想定外のことが起きることが多々あり、勉強の日々です。記者と取材に行くこともあれば、独自に企画を立てて取材することもあり、毎日違う場所で違う人に出会い、違う光景を目にする、刺激的な仕事です。
印象に残っていること
被災地の様子を世の中に伝える意義
入社3年目で、熊本豪雨災害の被災地、球磨(くま)村や芦北町を取材しました。7月初旬の豪雨被害から3週間が経ち、がれきの撤去や泥の掃除などがある程度進んでいた矢先に、再び豪雨が降ったタイミングでした。すでに片付けが済んでいた家に土砂が流れ込んで途方に暮れる人や、移転したばかりの店が浸水被害に遭い、当時の様子を涙ながらに語ってくれた人もいました。
自然災害の現実に圧倒され、被災した方々の心境を思うと胸が締め付けられるような気持ちでした。そんな大変な状況の中、笑いながら明るくねぎらいの言葉を掛けて下さる方もいました。悲しくても笑って前を向く、そんなたくましく生きる人たちの姿を見て、被災地の様子を写真や映像で世の中に伝える意義・やりがいを肌で感じた取材でした。
MY CAREER HISTORY私のキャリアヒストリー
- 2018 / 04
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入社 東京本社・映像報道部に配属 [1年目]
機材の重さに衝撃を受けました。酷暑の中、夏の高校野球第100回大会では、力投した金足農業の吉田輝星投手の姿が強く印象に残っています。
- 2019 / 05
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姫路支局 [2年目]
記者として、警察、司法、行政などを担当。ある団体が国の委託金を不正受給した問題で、山奥の民家を一軒一軒訪ね歩き証言を得ました。
- 2020 / 04
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大阪本社・映像報道部 [3年目]
コロナ禍で苦境に立たされているバーやホテル、商店街の関係者などを取材。関西ならではの伝統行事取材も多く、関東育ちの自分には新鮮なことばかりでした。
- 2022 / 04
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東京本社・映像報道部 [4年目]
入社動機
父と姉が新聞記者だったこともあり、新聞社で働くことをなんとなく身近に感じていましたが、一番は「色んな場所で色んなものが見たい」と思ったから。中でも朝日新聞は新しいことに前向きにチャレンジできる空気があると感じました。写真を撮ることは好きで、所属していた学生団体で写真係をしていましたが、全く本格的に勉強していたわけではなかったので、友人にも驚かれました。
オフの過ごし方
家族と出かけたりして過ごします。もちろん写真担当。娘の写真を撮るために妻とポジション争いをすることも。
みなさんへのメッセージ
色々な迷いがあると思いますが、正解のない問題に対して、答えを自分なりに決めきる思い切りが大切だと思います。人との縁を大切に、頑張って下さい。みなさんの健闘を祈っています。
西岡 臣をもっと知る LINK
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message経済部栗林 史子/message/archives/19
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message東京本社社会部比嘉 展玖/message/archives/98
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message国際報道部石原 孝/message/archives/85