- 制作
- YUKI UNO
- 宇野 裕樹
- 東京制作局技術第二部
平成25年入社
私は学生時代、工学部で光関係の研究をしていました。友人が真っ先にメーカー等への就職を目指す中、新聞社で働く志を持ったのは、新聞社の選挙アルバイトがきっかけです。選挙開票開始とともに出口前調査や各選挙事務所の動向調査、開披台調査等を元に当選が打たれる状況を見て、多くの人が1つの目的に対し動いている状況に興味を引かれ、現場で働く記者が生き生きしており、私もこの輪に入り仕事をしたいと思ったからです。しかし、文章を書く力や語彙力が無い私は記者には向いていないと感じており、記者のサポートをする仕事を探していました。新聞社のインターンシップにも足を運び、システム系や印刷現場に近い技術系の仕事もあることを知りました。現在の仕事は、会社説明会の際に関東で一番大きな印刷センターがあると知ったこと、システム系の仕事より機械に触れる仕事に魅力を感じたことから志望しました。
新聞の記事を版に印字する所から実際にトラックに乗せるところまでの機器設備の保守管理が主な仕事です。輪転機の部品が壊れないように機器の定期点検を行い、実印刷の際に壊れてしまった際は我々で修理可能か判断、メーカーに問い合わせ及び故障個所の発見・部品交換を行い、工程に影響をきたさないようにすることが命題です。
また新聞印刷工場の保守管理も仕事の1つで高圧電気機器の管理、印刷現場の空調機器等の管理、ボイラーの配管が傷んだ際は交換、工場のインターホンが故障した際はインターホンの交換等、管理するものは多岐にわたります。
職場はローテーション勤務のため同じ時間に働く部員は1人or2人で、1人の際はトラブル対応を自分1人の判断でしなければならないので焦ることもあります。私が入社後1番工場勤務で焦ったのは、早朝3時ごろ近隣の火災で工場が停電したときです。工場は一般家庭と違い復電した際に設備が故障してしまうことが頻繁にあります。この際も輪転機の電気設備が壊れていたため、朝方まで復旧するのに時間を費やしました。朝刊印刷が終わっている時間であったのが不幸中の幸いでした。新聞印刷中に発生したらどうなっていたものか。考えたくもありません。
私はまじめに就職活動をするタイプではありませんでしたが、就職活動中には2つ、習慣がありました。1つは考えすぎても仕方がないと割り切り、地方から就職活動をしていたため、多くの時間があった電車の中で準備をしたり、考えまとめたりするようにしました。もう1つは、就職活動はある種の遠出だったので、都内に出てくるたび1食おいしいものを食べるようにしていました。
私は今も1つ頑張ったら1回休息するメリハリをつけた生活を心がけています。1つ習慣休息をはさむことで、腰の据わった就職活動になったのではないかと思います。是非1つルーティーンを取り入れて思い入れのある仕事を見つけられるよう、頑張ってください。