- サンケイスポーツ営業(広告)
- IKKI KANAUMI
- 金海 一基
- 大阪サンケイスポーツ営業局広告事業1部
兼レース事業部
平成27年入社
志望したキッカケは競馬場内に貼りだされているサンケイスポーツを一目見て「綺麗なレイアウトで見やすいな~」と思ったこと、それだけです(笑)。もともと大学の近所に競馬場があり、部活をサボって馬券を買いに行くくらい競馬ファンだったため、スポーツ新聞には親しみがありました。レイアウトの素晴らしさに関しては、普段お付き合いさせていただいている広告主や広告会社の方からもよく言われることで、サンスポが近畿圏で圧倒的に支持をいただいている理由の一つだと思います。そんなこんなでスポーツ新聞はサンスポ゚しか受けていない私ですが、「何が何でも新聞社」という想いはなく、テレビ局や、一般紙、銀行、商社など、少しでも興味を持ったらとにかく受験していました。内定をもらっていない就活生の方はとにかく不安で仕方がないと思いますが、1社でも内定をもらえば「落ちても大丈夫」と、内定だけではなく平常心も勝ち取ることができるので、複数社受験することをお勧めします。ちなみに私はサンスポを受けていたとき、他社から内定をいただいていたため、「サンスポ落ちてもいいや~」と思っていました(ここだけの話ですよ)。
サンケイスポーツの営業局で広告営業をしています。担当としては主に西日本の公営レース(競馬、競艇、競輪)と映画、テレビ、ラジオの広告を獲得することが仕事内容です。具体的に言うと、公営レースで大きなレースが予定されている場合には、盛り上げるための企画を考え、広告会社や施行者(レース場の方)に提案をします。映画、テレビ、ラジオなどの〝業界〟も同じで、映画は新作品、テレビは新番組、ラジオは特別期間など、それぞれ約2か月前に企画、提案します。担当範囲が広く仕事量も多いですが、広告出稿が決定、あるいは見込める場合には、特別室でレースを観戦できたり、マスコミ試写で新作の映画を誰よりも早く鑑賞できたり、時にはテレビ、ラジオ番組の収録現場に行けたりと、案外「おいしい」仕事が毎週あります。さらに、記者のように広告も〝抜いた、抜かれた〟があるので、企画、成立した広告が他紙に載っていないと「抜いたった!」とやりがいを感じることもできます。ただし、お金をもらっているので、ただ楽しむだけでは仕事になりません。小さなミスが、時には大きな〝紙面事故〟に繋がることもあります。かくいう私は「打ち合わせを簡単に済ませる」「メモを取っていない」「報告、連絡、相談をしない」など、楽をしようとして痛い目に合った経験が山ほどあります。どんな会社にも言えますが、決して自分ひとりでできる仕事ではありません。常に他人を巻き込む仕事なので、誰よりも責任感を持たなければならない仕事とも言えます。
ネットニュースを見たことはありますか?実はネットに流れる正確な情報のほとんどは新聞や雑誌等の紙媒体が最初に流しています。私はそこに新聞の可能性を感じました。「もうすぐ新聞社は無くなる」と世間では言われていますが、情報に貪欲な日本人がいる限り、私は無くならないと思います。仮に新聞社が全て潰れてしまったとして、その後の世界がどうなるのか、正確に想像できる人はどれだけいるでしょうか?今まで新聞社が培ってきた情報網を個人が一気に持てるでしょうか?正確な情報を取材し、世の中に配信する覚悟と責任を持てるでしょうか?考えれば考えるほど、いくら時代が新聞に厳しかろうが、私は新聞社が潰れる未来を想像することができませんでした。今まで朝の食卓や電車の中で新聞を広げていた人が、スマートフォンやパソコンでネットを閲覧している人に変わっただけなのです。その変化に柔軟に対応していくことで新聞社の未来はいくらでも明るくなると思っています。有名な言葉を借りれば「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。生き残るのは変化できる者」なのです。個人的には高学歴で面接慣れしている人よりも、誰もが言葉に詰まる質問に柔軟に対応できるような〝変化〟する人こそ、この業界に向いているのかな、と思います。