日経電子版アプリのさらなる改善を進め、
テクノロジー企業としての先端をめざす。

エンジニア
エンジニア

デジタル事業 デジタル編成ユニット
2015年入社
総合政策学部卒
※所属部局は取材時点のものです

CAREER STEP

2015年

入社 デジタル編成局編成部(現・デジタル事業 デジタル編成ユニット)

「日経電子版」の基盤をアマゾンのクラウド「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」に移行する作業に立ち会う。

2016年

紙面ビューアーアプリを全面刷新してリリース。
サーバーレスな紙面画像変換システムを構築。

2017〜2018年

電子版アプリのリニューアル版の開発を開始、リリース。

2019年

アプリ内からの日経電子版を契約する機能を開発、リリース。
組織の目標を共有し、チーム単位で手順や進捗を確認する「OKRチーム」のプロダクトマネージャーとして、新アプリのプロトタイプ開発を開始。

なぜ就職先に日経を選んだのですか。

大学時代にWEBサイトの受託開発を始め、自分で見せ方や内容を考えて実装し、ユーザーに提供して反響を得ることの楽しさを感じていました。大学卒業後も、インターネットやモバイルに関わる仕事がしたいと考え、それらに関連する業界を志望していました。一方で、日経含め、マスコミに就職することは、当初全く考えていませんでした。

ある日、日経がデジタルITという枠で新卒社員を募集していることを知りました。昔からニュースに触れることは好きで、高校時代は新聞部に所属していたこともありました。実家に日本経済新聞があったので日経には親しみがあり、受けてみようと思いました。調べていくと、日経はWEBサービスの開発を積極的に進めていることを知り、より興味をもちました。

今は違いますが、当時は手書きのエントリーシートが必要でした。「なんて古臭い会社なんだ」と思いましたが、内定後、日経電子版の内製を担う社員たちの自由で気さくな雰囲気や業務内容を知り、楽しくやりがいをもって働けそうだと思い、日経を選びました。

現在の仕事内容を教えてください。

私が所属するデジタル編成ユニットの役割の1つに、日経電子版の開発やマーケティング業務があります。その中で、私が所属するチームでは、中長期的に日経電子版を発展させていくために、新しい日経電子版の見せ方を検討し、まずはそのプロトタイプとなるスマートフォンアプリを開発しています。チームには、スマホアプリ、サーバーアプリ、機械学習、またメディアについて深く考えているメンバーがいます。優秀な学生インターンとも緩やかに協力して開発を進めています。

日経電子版アプリ、紙面ビューアーアプリの開発チームにも所属しています。およそ2週間に1回くらいのペースでアップデートがリリースされていますが、日々、細かい使い勝手の改善や、パフォーマンス改善が行われています。ニュースアプリはたくさんありますが、日経電子版アプリ、紙面ビューアーアプリも他に見劣りしないくらい使いやすくなっているはずです。改善するためのアイデアはたくさんあるので、今後もより使いやすく、より速いアプリにしていきたいと思っています。

この仕事ならではの難しさと
面白さを教えてください。

日経電子版は日本のビジネスパーソンに広く使われているので、通勤電車の中で自分たちの作ったアプリを使ってくれている人を見る機会も多々あります。日経電子版のスマホアプリやWEBサイトなどを、自分たちで企画し、実装し、リリースまで手がけることで、ユーザーにより喜んでもらい、会社のビジネスに貢献していけることはやりがいの一つです。

技術選定の自由度は高く、この点でエンジニアの裁量は大きいです。新しい技術やサービス、ツールなどを調べ、自らの手で取り込み、スマホアプリやWEBサービスを構築していくことの楽しさを味わえます。

社外の勉強会やカンファレンスでの登壇が推奨されており、私も何度か発表しました。個人としては社外での交流機会の増加、会社としては採用ブランディング向上に繋がる、良い取り組みだと思います。

一方で、日経電子版は関わる人が多いし、社員は必ずしもWEBに明るい人ばかりではないので、ときには周りの人に丁寧に説明をしていく努力も必要です。

今後のビジョンを教えてください。

ユーザー目線を意識して、よりUX(顧客体験)の優れたサービスを作り続けたいと思っています。日経電子版が主に関わるWEBの分野では日々新しい技術が登場しています。それらを効果的に導入しながら、より使いやすいサービスを追求していきたいと思います。

2018年、同僚のチームが行っている日経電子版のWEBサイト高速化の取り組みが、米国マウンテンビュー市で開催された開発者会議「Google I/O」の中で紹介されました。最新の技術を自分たちのサービスにどう生かせるかを考えることは、とても楽しいです。国内のみならず、海外企業含めてテクノロジー企業として先端を行っていると評価されるよう、個人としても研鑽を重ねていきたいです。

今は会社で英語の研修プログラムを受講させてもらっているので、今後は日本人のみならず世界で広く使われるようなサービスの開発に携わっていければいいなと思っています。