今回の『ないしょのつぼみ』は、「つぼみの頑張る姿」が不自然なほどわざとらしく強調されています。
 もしかしたら、私が先月、「全く頑張っている様子がない(それどころか他人の協力をあてにしている)主人公を、わざわざ”頑張っている”とアピールすんな」と突っ込んだせいでしょうか?


放課後、伊緒とすぴかをほったらかして、
 一人で昴の家を探しに行くつぼみ。



歩きすぎて、靴擦れができている様子。


 あー、はいはい。つぼみは一人で頑張ってますねー。えらいですねー。
 …でもさぁ…なんで、一旦家に帰ってランドセルを置いてから、昴の家を探さないんですかねぇ? 自転車に乗って探した方が効率がいいに決まってるのにねぇ…。
 「靴擦れで血を滲ませているつぼみタンってカワイソウでしょ!ケナゲでしょ!」ってことですか、そうですか

 どうやらつぼみは家を一軒一軒回って「牛島」という表札を探しているようですけど、マンションやアパートに住んでいたらアウトじゃん
 …ていうか、今は昴のフルネームが「牛島昴」だってことが分かっているんですから、今こそネットを利用すべきなのでは? 昴が、本人の記憶通り、交通事故の被害者であるのなら、ひょっとしたら実名で報道された可能性があるわけですから。
 なんで、「昴が交通事故で死んだ(可能性がある)」と分かった時はネットを利用したくせに、昴のフルネームが分かった今はネットを利用しようとしないのでしょうか? 非効率的ですねぇ…。
 ひょっとしたら、つぼみが勝手に弄くったせいで、すぴかの家のパソコンがウイルスにでも感染したんですかねぇ?



「あともう少しで見つかりそーな気がするし!…昴くんの家、見てみたいし…!」(byつぼみ)

 あ~あ、何の根拠もないですね~ こんなの、単なる希望的観測です。
 …とはいえ、今回のラストでは、昴の家の住所が都合よく判明します。でも、それは、今回つぼみが足に靴擦れを作ってまでして昴の家を探し回ったこととは何の関連もありません。 つまり、つぼみの努力は、またしても無駄になっているということです。スイミング教室のチラシの件と同じですね。努力が結果に結びついていないんです。
 池田センセぇ同様、やぶうちセンセぇも、「因果関係」というものを全く考慮しないでストーリーを作っているんですね


(その2に続く)