佐藤 亮
東京・販売局 顧客情報事業部
2005年入社
商学部卒
※所属部局は取材時点のものです
入社 東京・販売局第3部
千葉県の新聞販売店を毎月50店ほど訪問し、読者動向チェックなど新聞販売の基礎を知る。
名古屋支社・販売部
支社では読者セミナー開催、イベント出展、宣伝物の作成などを経験。
日本経済新聞デジタルメディア出向
法人向け商品(記事情報や市場情報など)の営業を初体験。
デジタルメディア局(現・デジタル事業 情報サービスユニット)
開発チームと連携して、法人顧客の要望に応じた商品作りや提案の楽しさを知る。
東京・販売局顧客情報事業部、マーケット開発部
WEBを通じた読者作りや日経ID読者向けの付帯サービスの企画開発を担当。
就職活動の時は公共性が高く社会貢献につながるような仕事に就きたいと考えていました。当初はインフラ業界、職種はBtoB営業に絞って企業の説明会などに参加していました。新聞社には記者職しかないと思っていましたので興味もなく、ましてやビジネス職の仕事があるとは知りませんでした。
そんな中、周りに薦められて業界研究のために日本経済新聞を読み始めました。実をいうと、それまでは一度もまともに目を通したことがありませんでしたが、読み慣れるにつれて、1面のビジネスニュースや日経平均株価に代表される経済情報こそ、ヒトの生活やビジネスに欠かせないインフラだと思うようになりました。
そこで日経の採用案内を調べたところビジネス職があることを知り、ビジネスニュースや経済情報を広く普及させる仕事であれば自分の夢が叶うと思い、日経のビジネス職を志望しました。ビジネスパーソンや個人投資家が最も信頼、購読しているメディアだと思ったのも理由の一つです。
主に紙の読者向けのWEBサイト運営やセミナー、イベントの企画に携わっています。契約いただいている皆さんに購読料金以上のメリットを感じてもらうための限定イベント、商品プレゼント、クーポンの進呈などを企画しています。 一口に読者といっても、契約の形態も経緯も様々です。新聞と「日経電子版」をセットで読める「日経Wプラン」で契約している方、長年の愛読者、再び購読を始めた方……。若者の「新聞離れ」が指摘されますが、日経の場合、20~30代で新たに購読を始める方もいます。顧客ごとの特徴を分析し、適切な企画を打っています。今は紙の読者も、実際の情報の接点はスマートフォンという場合が多いです。時代の変化に合わせたサイトやコンテンツの作成、メール配信を心がけています。
最近は新聞を通じて「学びたい」という若い読者のニーズが強いため、新たな読者向けサービスとして、無料でビジネスオンライン講座やセミナーの受講、アーカイブ動画の視聴ができる「日経STUDYUM(スタディアム)」という新サービスを始めました。
法人、個人を問わず、日経に対する顧客の期待はとても高いと感じています。こちらの提案や企画を「さすが日経」と評価していただけるとうれしいですね。
特に面白さを感じるのは、自分がゼロから考えた提案や企画が当たった時でしょうか。もちろん日経でしか提供できない情報やイベントもあるので、私個人の実力だけによる成果ではありません。でも法人顧客から「こんな情報が欲しかった」、個人の読者から「今回のイベントは参加してとても良かった」「こういうセミナーは家族で参加したい」など、想定以上の反応を得た時は、やりがいを感じます。
難しさは、期待の高さに加えて顧客の業種や世代がとても幅広いことです。法人の場合はほぼ全業種・全部門が対象です。個人の場合も世代は20代から70代を超える人までいますし、地域も全国にまたがります。大変ありがたいことではありますが、新規の提案や企画では、アイデアの絞り込みなどに苦労します。
引き続き、個人向けでも法人向けでも、ビジネスニュースや経済情報を必要とする方、経済を学びたい方に様々なパッケージで日経を届ける仕事に関わりたいです。
最近サービスを始めた日経STUDYUMのように「新聞購読+スマートフォン視聴+リアルイベント」といったパッケージは、スマホがなかった入社当時は全く考えられなかったサービスです。今後、どれだけデバイスが進化するかは分かりませんが、経済情報やビジネスニュースの需要がなくなることはないと信じているので、その時々のライフスタイルに合わせて、NIKKEIを有形無形のパッケージにして提案、お届けしていきたいと思います。実現できるか分かりませんが、直近では所属チームで「主婦×家計×日経×スマホ」「学生×投資デビュー×日経×スマホ」の新サービスについて検討しています。
入社以来、海外は出張しか経験したことがないので、一度くらいは駐在して、腰を据えて現地向けの企画や営業を手がけてみたいと思います。いつの日か、宇宙にNIKKEIのパッケージを届けてみたいですね。