【QUICK Money World】QUICKが公表した新型コロナウイルスの「動的予測」(8月3日18時時点)によると、7日移動平均で見た感染者数は8月第1週(1~6日)から第2週(7~13日)にかけてピークとなる。日付ベースでは8月3日から5日の前後と見ている。「第7波」はピークに差し掛かっているが、無料検査キットの配布や「東京都陽性者登録センター」の開設などで再び感染者数が増える可能性がある。
民間の研究チーム「CATs」が予測した。ピーク時の新規感染者数は3万人台半ばになると見ている。3日の東京都の感染者数は3万8940人で、1週間前の水曜日より9904人増えた。感染者登録システムの障害という一時的な理由で押し上げられた7月28日の4万406人が、第7波で最大だった可能性がある。
■抑えられる病床使用率
感染者数の増加に伴い療養者が増加している。医療ひっ迫が叫ばれながら行動制限がかからないのは、入院患者数が約4000人で病床使用率が55%と抑えられているからだ。急増しているのは自宅療養者で、入院患者のおよそ45倍の18万人になる。日本感染症学会など4学会は、症状が軽く65歳未満で基礎疾患のない人は、医療機関を受診しないように呼び掛けている。
動的予測とは感染者数の推移や過去の感染データなどに人出の増減やSNSで発信されるキーワードで国民の行動を予測して作成する。最新のデータを取り込むことで日々変化していく。
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