Graduate School of Human Sciences早稲田大学 大学院人間科学研究科

About the School

研究科について

Research Areas

研究領域

研究領域紹介

人間科学研究科には研究領域が8つと1年制コースがあり、学生はいずれかに所属します。大学院在学中は所要の学科目を履修するとともに、研究領域に設置されているいずれか一つの研究指導を受け、人間科学の理解と専門的研究を探求することができます。

地域・地球環境科学研究領域

持続可能な社会構築をめざし環境問題を学際的に解析する

根のバイオマスを測定するためにメルクシマツ林で抜根作業を行っている様子

根のバイオマスを測定するためにメルクシマツ林で抜根作業を行っている様子

持続可能な社会構築に向けて、地域・地球環境を自然科学および社会科学の分野から分析することを目的とします。自然科学分野では生態学、環境科学、動物行動生態学、水域環境学など、社会科学分野では環境社会学、環境経済学、人口社会学、地域資源論などの研究分野があります。また、自然と地域・地球社会との統合的な視野を大切にし、国際的水準の研究・教育能力を有する研究者や実務家などの優秀な人材を養成します。

主な進路

大阪産業大学教員、テイジン、朝日新聞社、酉島製作所、三菱商事、三菱UFJリサーチ・コンサルティング、日本放送協会、中日新聞、ジェーエムエーシステムズ、日立建機、科学技術振興機構、住友林業ホームテック

人間行動・環境科学研究領域

人間と環境のあるべき関係性を心理学・建築学の双方から探究する

保育施設での園児の行動と環境のかかわりに関する調査風景

保育施設での園児の行動と環境のかかわりに関する調査風景

環境と人間の複雑多様な関係のあり方について、物理的、社会的、文化的環境を人間が創り出し、自ら創出した環境によって人間が形づくられるという双方向性に等しく注目し、その関係のあるべき姿について心理学および建築学を中核とした学際的な研究を行います。また、環境創造と人間の心理行動発達の相互規定的観点から、問題解決能力をもち、社会と連携する研究能力を有する国際的なレベルの研究者・実務家を養成します。

主な進路

国家公務員、東京都職員、広島電鉄、自由学園、イー・コミュニケーションズ、福武書店、オリエンタルランド、竹中工務店、旭化成ホームズ、リクルート、野村リビングサポート、NTTドコモ、民間建築事務所、総務省消防研究センター、国立精神・神経医療研究センター、マクロミル

文化・社会環境科学研究領域

今日の世界が抱える諸問題を実地調査や文献研究により解明する

ハワイにおける調査研究指導の1シーンから

ハワイにおける調査研究指導の1シーンから

日本をはじめ、アジア、中東、欧州、北南米、アフリカなどを対象に、実践的なフィールドワークと文献研究を駆使しつつ、多様な文化と社会を解読する手法を教授します。そのうえで社会科学、人文科学の諸領域を横断する学際的な研究を通じて、今日の世界が抱える複雑困難な諸問題の要因を明らかにし、多文化・多民族共生を前提とした持続可能な社会の構築に向けて、人間総合科学としての体系的な研究・教育能力を有する研究者や、専門的能力に秀でた実務家などの人材を育成することを目的とします。

主な進路

都道府県職員、野村総合研究所、東京都老人総合研究所、郵船クルーズ、全日本空輸、紀伊民報、東芝、プロダクション・アイジー、インテリジェンス、NTT、日本放送協会、国家公務員、文藝春秋、その他に海外留学(ハワイ大学など)

健康・生命医科学研究領域

生命医科学と健康科学の連携で新たな研究領域の創出をめざす

胎児脳の顕微鏡写真

胎児脳の顕微鏡写真

健康科学と生命科学、および医科学を融合する教育および研究を行っています。教育面では、健康に関わる広範囲な専門知識を取得させることを目指し、修了後には、それらの知識を研究、教育、行政にかかわる仕事や社会活動に反映できる人材を育成します。研究面においては、生命現象の本質を分子生物学、生理学、神経科学等の立場から多次元的に観察、解析を行います。特に人間の健康増進や生活の質の向上、および疾患の一次予防を目指し、人間科学に根ざした健康・生命医科学研究分野の確立を目標とします。国際的に通用する研究者の集団を形成するとともに、常に社会還元を意識した研究を継続します。

主な進路

東京女子医科大学教員、東京大学医科学研究所研究員、ハーバード大学医学部研究員、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、伊藤園研究所、国立成育医療センター研究所研究員、埼玉県立がんセンター、花王、リコーITソリューションズ、ヤマト科学

健康福祉科学研究領域

健康福祉科学の確立に貢献し安心して暮らせる社会の実現をめざす

緩和医療の現場でデスカンファレンスに参加している教員と学生

緩和医療の現場でデスカンファレンスに参加している教員と学生

臨床死生学、バイオエシックス、社会保障政策、社会福祉、予防医科学といった学問領域を機能的に連携・融合させて、健康福祉に関わる諸課題の解決、平たく言えば「誰もが安心して暮らせる社会の実現」に寄与する学術的成果を社会に還元するとともに、世界に先駆けて「健康福祉科学」の確立に貢献することをめざします。文理融合型思考と関係するすべての人・組織と粘り強くコミュニケーションを取ることができる能力を身につけ、あらゆる領域で真に世界水準で活躍できる人材を育成します。

主な進路

厚生労働省、財務省、文部科学省、独立行政法人産業技術総合研究所研究員、早稲田大学教員、小樽商科大学教員、慶応義塾大学職員、東京都立高校教員、社会福祉協議会、三菱電機、国立障害者リハビリテーションセンター病院、日立、NEC

臨床心理学研究領域

研究と実践能力を兼ね備えた臨床心理のプロフェッショナルを育成する

リラクセーション法実施中の生理データ測定の様子

リラクセーション法実施中の生理データ測定の様子

大きく変貌を遂げつつある現代社会において、心身の健康を維持増進し、しなやかに生き抜く方法論を提供するために、認知行動カウンセリング学、行動臨床心理学、学校カウンセリング学、医療心理学・職場メンタルヘルス学、心身医学、行動医学を中心に研究を展開します。そして、臨床心理学の基盤的な研究から実践的な研究を通じて、国際的水準の臨床心理学研究と心理臨床実践双方の能力を兼ね備えた人材を育成します。さらに、修士課程修了時には臨床心理士試験の受験資格の取得を可能にします。

主な進路

スクールカウンセラー、教育相談所相談員、都道府県職員、市区町村職員、家庭裁判所調査官、病院カウンセラー、メンタルクリニックカウンセラー、高齢・障害者雇用支援機構職員、大学教員、企業(人事・メンタルヘルス・研修指導職)

取得可能な資格

  • 修士課程2年制臨床心理学研究領域では、修了要件に加え、一定の資格要件に定められた講義および実習の単位を修得することによって、「臨床心理士」の受験資格が取得可能です。なお、修士課程1年制(教育臨床コース)では取得できません。
  • 詳細については、入試説明会(日時・詳細は入試要項と同時期にWebサイトにて公開)において説明します。

関連リンク

心理相談室

感性認知情報システム研究領域

人間の「感性」を科学的に探究し現代社会の諸問題に挑む

ドライビングシミュレーターを利用した運転行動⁄感性評価の例

ドライビングシミュレーターを利用した運転行動⁄感性評価の例

状況を感じとり、予期し、ひらめくこと。創造し、表現して、伝え、共感すること。これら人間の「感性」は、人間がきわめて人間らしくあることと関わる本質的な特性です。本研究領域では、認知科学、心理学、情報科学、システム工学、人間工学、生体工学という人間諸科学を基盤として、「感性を備える人間」のスケールで現代の諸問題にアプローチし、その背後にある自然法則の解明と利用、および感性に働きかけるシステムや心に響くプロダクトのデザインなど応用展開に挑戦します。

主な進路

マイクロソフト、NTTデータ、セイコーエプソン、コナミデジタルエンタテインメント、メタルワン、自動車事故対策機構、滋賀県警科学捜査研究所、国立特別支援教育総合研究所、産業技術総合研究所、職業能力開発大学校、ファーストリテイリング、本田技研工業

教育コミュニケーション情報科学研究領域

人間中心の社会とシステム開発を学際的アプローチで追究する

言語コミュニケーション学習における視線運動計測のデータ収集の様子

言語コミュニケーション学習における視線運動計測のデータ収集の様子

学際的な視点に立ち、教育やコミュニケーション、情報科学を融合して、高度情報化社会における人間の営みと情報行動について探究します。多様性を尊重しながら、快適さを追求する人間中心のシステムと社会の在り方を、国際的な視野から多面的に研究するとともに、従来の研究分野にとらわれず、文理融合・理工連携を図り、人間社会にとって有用なシステム開発研究を行い、体系的な国際的水準の研究・教育能力を有する人材を育成します。

主な進路

日本テレビ放送網、フジテレビジョン、Google、楽天、富士通ラーニングメディア、日本アルコン、駿河台学園(駿台予備学校)、日本郵便、東京藝術大学、ソニー、みずほ情報総研、NTTデータ、大学教員

修士課程1年制「教育臨床コース」

多角的な視野を包括した教育臨床の方法論を探究する

教育臨床に関する事例検討の様子

教育臨床に関する事例検討の様子

教育臨床における総合的・科学的な視野をもった実践的方法論を習得します。児童・生徒の立場に立脚し、集団生活の基盤である学級での教育法を習得するとともに、個々の多様性や個性を重視した指導方法等に関わる知識・方法論を習得し、近接領域での応用も可能にします。また現役職業人の勉学・職業の両立を可能とする勉学機会の拡大を考慮しながら社会人の育成をめざします。

教育の特徴

実証的実践研究を重視ゼミ形式による少人数授業を重視授業は所沢並木校舎を中心に夜間・土曜日に開講一部の講義にオンデマンドを活用

就職状況(2019年度)

起業:1名

就職状況(2020年度)

進学:1名
自営業・起業:1名
その他:1名(元職復帰・現職継続)

取得可能な資格

  • 修了要件に加え、一定の資格要件に定められた講義および実習の単位を修得することによって、次の資格試験の受験資格が取得可能です(毎年度、資格認定運営機構のシラバス審査等を経て、受験可能となります)。
    なお、臨床心理士の受験資格は修士課程2年制(臨床心理学研究領域)を修了しなければ取得できません。
    (1)学校心理士資格  (2)臨床発達心理士資格
  • 詳細については、入試説明会(日時・詳細は入試要項と同時期にWebサイトにて公開)において説明します。

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