謝罪、釈明、コメント拒否…「統一教会」と関係が指摘された政治家たち。首相、議長、大臣経験者も…

文氏夫妻が2005年に創設した「天宙平和連合（UPF）」のイベントに2021年、メッセージ動画を出し、「韓鶴子総裁をはじめ、みなさまに敬意を表します」などと述べた。

イベントには、過去にも祝電をうっていた。

教団の関係者と「付き合い」があり、これまで選挙の際に「電話作戦」のボランティアとしての手伝いや応援を受けていたことを会見で認める。

「選挙なので、支援者を多く集めることは必要」とも述べたが、その後、「これまでの関係をしっかり見直していかなければならない」と釈明した。

天宙平和連合（UPF）のイベント「ピースロード」の京都府実行委員長を務め、当日もあいさつ。「付き合いの一環」と説明し、選挙における応援は否定した。

統一教会の教義については「よく知らない」と述べ、さらに政界引退を表明していることから「議員活動はもうない。関係は自然と消滅していく」ともした。

教団関係者がパーティー券を購入したことや、教団側の求めに応じ、イベントに祝電したことを認めた。

「常識の範囲内」とし、選挙での支援を受けたり便宜をはかったことなどない、と否定。「今後はしっかり見極め、慎重に対応していきたい」と述べた。

2014年、教団主催の催しに出席してあいさつした。「誘われた会合の冒頭」と説明、「地元の皆さんの中に関係者がいたのかもしれない」と釈明した。

また、政治資金収支報告書には、2017年3月22日付で「世界平和女性連合」の会費を支出しているとの記載がある。女性連合は旧統一教会の韓鶴子総裁が設立した組織だ。

「平和大使協議会」に2013年3月22日付で会費を支出。関連団体のイベントに出席や選挙支援についての説明は避けた。

山際氏の事務所はBuzzFeed Newsの取材に「日頃より、多くの個人、企業や各種団体とお付き合いをしているところであり、慶弔を含め様々なご連絡やご案内を頂いております。相手方のある事でありますので、個別の問い合わせには回答をしておりません」とコメントを拒否した。

2021年8月にUPFのイベント「ピースロード」に参加。事務所は「地元自治体が後援していたため、参加を決めた」と説明した。

関連イベントに祝電を送り、秘書が代理出席していた。

教団とは「考え方」が違うとしたうえで、関連団体とは「距離を置いていたが、共催という形だったので見過ごしてしまった。今後は気を付けたい」と述べた。

代表を務める選挙支部が世界平和女性連合に会費を支払っていた。

BuzzFeed Newsの取材に「日々様々な企業や団体と意見や情報交換などを行なっており、慶事や行事などのご案内なども受けることもあり、適宜事務所で判断して対応しています」とコメントした。

大臣時代にUPFのイベント「ピースロード」の香川実行委員長としてイベントにも参加（写真前段右から3番目。一番右は磯崎官房副長官）。

BuzzFeed Newsの取材には回答しなかった（8月2日現在）。

世界平和女性連合のイベントに出席したことをブログで報告。のちに削除した。

TBSによると、2017年5月に教団のイベントに出席し、韓鶴子総裁を「マザームーン」と賛辞。「自民党に対して大きな力」と感謝の言葉を語った。

日本テレビの取材には山際担当相と同じく、「相手方のある事でありますので、個別の問い合わせには回答をしておりません」と回答している。

日本テレビによると、教団の関連団体が発行する月刊誌で少なくとも3回表紙を飾り、大臣室でインタビューを行った写真が掲載された。

政治資金収支報告書には、「世界平和女性連合」の会費支払いや、教団系列のメディア「世界日報社」から寄付を受けたことが記載されている。

また、教団が2015年に現在の「世界平和統一家庭連合」に名称を変更した時に文科相を務めていたが、本人は、変更への関与を否定している。

2018年、関連団体のイベントに祝電をうったことが、立憲党内の調査で明らかに。「統一教会絡みの団体とは全く知らされていなかった」と説明したという。

関連メディア「世界日報」の元社長から資金管理団体に寄付を受けていた。

関連メディア「世界日報」元社長から資金管理団体に寄付を受けていた。

UPFの会合で講演。日本テレビによると、「きょうの盛会、会の内容を安倍総理にさっそく、ご報告したいと考えております」などと述べた。

同団体の国会議員連盟「世界平和議員連合」の名誉会長に就任した（2021年6月）。

関連団体「UPF」の会合でメッセージ。北海道テレビの取材に安倍元首相に票の差配を依頼したと証言した。

旧統一教会系列のメディア「世界日報」のインタビューを受けた。同社の元社長から計3万円の寄付を受けている。一方、教団との関係は否定した。

関連団体のパーティーに複数回参加していたことが、維新の調査で明らかに

元文科相（自民）。過去の選挙で教団の支援を受けていたことを定例会見で明らかにした。

「数多くの宗教団体からご支援をいただいている中の一つ」と説明した。

産経新聞によると、2019年10月に愛知県内で開かれた教団関連イベントに祝電を送った。しかし、その内容が韓鶴子総裁を讃える方向に教団側の手で改ざんされていたことが分かり、抗議したという。

教団の「賛同会員」であることをBuzzFeed Newsなどの取材に認めたが、信者であることや、寄付は否定した。

さらに今回の参院選では関連団体「世界平和連合」が支援したことを、井上氏、平和連合の双方が認めた。

その後、「お騒がせ、またはご心配をおかけしていますことをお詫び申し上げます」と謝罪。今後については「党とも相談の上、適切に対応してまいりたい」とした。