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“テレビアニメ離れ”した人たちが語る「1話20分」の視聴に感じるハードル

マネーポストWEB / 2022年8月3日 19時15分

 ただ、手軽に見られるようになった分、“処理”する感覚になっています。たとえ20分のアニメを見る時でも、そこに集中するのではなく、ほかに何かをしながら見ることが増えました。例えばお風呂に入りながらとか、仕事や料理をしながら横でつけておくとか……。それならラジオと同じですが、視界の端っこに、映像が入っていればいいかな、という感じです。

 倍速で見ていたこともありますが、もうそれすらしなくなりました。倍速で見るとなると、より動画に集中しなくてはならない。一画面に釘付けになっていられません。今はアニメの視聴時間を減らしたことで空いた時間を、スマホで漫画を読む時間にシフトチェンジ中。アニメはもちろん好きですが、やはり自分のペースで読める漫画はいいなと思っているところです」(Bさん)

第1話から見ないといけないという“縛り”

 メーカーに勤務する20代男性・Cさんは、第1話の視聴が欠かせないアニメ視聴はハードルが高くなったという。

「どちらかというと、つい最近まで放送中のアニメは結構見ているほうでした。でも、1話の20分で面白さを感じられないと、2話目、3話目の20分が辛くて、結局、離脱してしまうものが割と多いんですよね。『これは絶対に面白い!』と思えないと、その20分ですら無駄だと思っちゃうというか。他に見たいものもたくさんあるし、みたいな。

 僕はとりあえず1話だけは見る主義だったのですが、そういった経験を何度かしていくと、もう1話を見ること自体をやめてしまい、『全部放送が終わって、面白そうなら、サブスクでまとめて見ようかな』と後回しにするようになりました。でもそうすると、今度はSNSでトレンドに入って、友人から『こないだの○○が面白かった』と言われても、その段階ではついていけない。結局、1話から順番に見ないといけないのが面倒になってしまって……。

 名作と言われていて、いつか見たいアニメもたくさんあるのですが、ストーリーを追うとなると、やっぱりまとめて見ないと、最初のほうの話とか、絶対に忘れてしまう。なので、これも後回しです。だから、何話から見てもいいアニメは好きですね。ギャグ寄りのものに多いですが、結局時間が空いた時は、そういうアニメを見ています。あと、1話20分も微妙にダルい。今って、アニメは1話のうち前半と後半でそれぞれ10分ずつ、みたいな感じになってますけど、まとめて1話15分ぐらいが希望です」(Cさん)

 多数のコンテンツがさまざまな楽しみ方ができるようになる中で、アニメ視聴のスタイルも変化しつつあるようだ。

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