(台北中央社)アジア歴訪中のペロシ米下院議長(民主党)は2日深夜、台湾入りした。米下院議長の訪台は1997年のギングリッチ氏(共和党)以来25年ぶり。
ペロシ氏を乗せた専用機は夜10時44分ごろ、台北市の松山空港に到着した。空港では呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)らの出迎えを受けた。3日には蔡英文(さいえいぶん)総統や游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)と会談するほか、北部・新北市内の人権文化パークを訪問。同日夕、台湾を離れると伝えられている。
ペロシ氏は当初、アジア歴訪の一環として4月に台湾を訪れると報じられていたが、新型コロナウイルスに感染したため外遊自体は延期となった。今回は7月31日、ペロシ氏側によって訪問先が明かされたが、台湾は含まれていなかった。
ギングリッチ氏は25年前の訪台時にも当時の李登輝(りとうき)総統と台北市の総統府で会談した。