田村真子アナ素顔を語る 睡眠?結婚観?政界進出?/ロングインタビュー&写真5カット

芸能人や著名人が、生きざまや本音をじっくりと語るロングインタビュー。トップスターや時の人の言葉には、人の心を揺さぶる力があります。今回は人気女性アナウンサーが意外なコンプレックスを明かしました。(2021年11月14日掲載。所属、年齢など当時)

ヒーロー&ヒロイン

佐藤成

TBSの朝の顔として奮闘中だ。バラエティー番組「ラヴィット!」(月~金曜午前8時)で、お笑いコンビ川島明(42)とともにMCを務めている田村真子アナウンサー(25)。“ラヴィット!ファミリー”の一員として番組を支える。入社4年目で託された大役への思い、素顔に迫った。

★雑談タイムで和気あいあい

番組終了1時間後、放送でみせる25歳とは思えない落ち着きとはやや異なる、少し慌てた様子で「すみませーん」と田村アナが現れた。「本当に学校の自習時間にめっちゃしゃべっているみたいな空気感で本当に楽しいです。もちろん職場ですし、お仕事をする場なんですけど、なんだろう…今まで、現場にはなかった、本当に和気あいあいとしている感じです」

番組のテーマは「日本でいちばん明るい朝番組」。アナウンサーという立場だが、その空気感に浮かない存在でいて欲しいとスタッフから言われているという。

「私も進行じゃなくてMCっていう肩書なので、(川島に)並んでで立たせてもらうんだったら、ただ進行するだけじゃダメなんだろうなって。番組になじんでいかなきゃいけないじゃないですか!」

番組には多くの芸人が出演しており、むちゃぶりも多い。田村アナの「素」の部分も少しずつ垣間見える。

「芸人さんと掛け合いするとか、自分の話をするって今まであんまりなかったんですよ。緊張するんですよね。『キャー! 私をカメラで抜かないで!』みたいな感じになるんです(笑い)」

クイズの時間では、芸人の大喜利合戦が自然と始まる。盛り上がる中、冷静に田村アナが次へ進行しなければならないことも多い。

「タレントさんとかが話しているのに、ぐいっと入らなきゃいけないので、それが難しくて。ちょっとした間でバッと入らなきゃいけないのが本当に難しいなって思っていて。そういうのが得意なわけでもなかったですし。できているんですかね。最初のころよりも、みんながワイワイしているところに入っちゃって、一員となっちゃえば、クイって戻しやすいのかなっていうのは途中で思いましたね」

川島の提案で、番組開始前に10分ほど、出演者全員で集まり、雑談タイムが設けられているという。お互いを知り、信頼関係が生まれたことで、番組でのやりとりもスムーズになった。

「すごくその時間はありがたかったですね。本当にゆるーい感じでみなさんいろんなこと話しているんですけど。その時間が大切ですね」

川島には全幅の信頼を置いている。

「もし『私が引っ張れないな』って思っても、芸人さんもいっぱいいて楽しい雰囲気なので、『それはそれでなんとかなる』って思うようにしています。川島さんもいらっしゃるし。本当にまずいときは、川島さんがアシストもしてくださるので、そこは自分1人でハラハラせずに皆さんに助けてもらうみたいな感じです」

田村アナの武器はやはり「落ち着き」だ。一方でコンプレックスにも感じているという。

「『落ち着いているね』とは言われます。他では長所でしたけど、そこが逆にラヴィット!とかバラエティーで裏目に出たらどうしようって心配ではあったんですけど。まあでもガヤガヤしているからこそ、落ち着いた進行があってもいいのかなって今では思っています。自分の中ではコンプレックスでもありますね」

他局が同時間帯に情報番組を放送している中、ニュースを扱わないバラエティーは異色だ。当初は懐疑的な声もあったが、ジワジワと視聴率も上がってきている。

「朝の番組の選択肢として、認知されていくように、なじんでいって、チャンネルを気軽にふっと合わせてもらえるような番組になるよう根気強く頑張っていきたいです」

★午前5時ごろ起床する日々

帯番組に出演するようになって生活リズムは整った。毎晩午後9~10時には寝て、午前5時ごろに起床する日々だ。

「やっぱり生放送だし、帯ってなると、どこかで睡眠不足になるとたまってくるじゃないですか。だからちゃんと睡眠時間を毎日取ることは意識しています。8時間とか確保したいじゃないですか。お昼寝もしていますね。1回寝ると、2~3時間寝ちゃうんですよ(笑い)。早起きは得意な方ではないので、休みの日とか、ほっといたら昼前とかまで全然寝るタイプです」

枕は自動で形を合わせてくれるものを使うなど、こだわっている。就寝前のストレッチがルーティンだ。

「首とか足のストレッチとかしますね。整体とかも定期的に行ったりします。首が縮んじゃうんですって。収録って緊張するんでしょうね。バッキバキになるんですよ。そのまま寝ると、本当に朝起きても力んじゃう。やっぱり良くないですよね~。呼吸も浅くなるし」

意外にも飽きっぽい性格だという。

「ブームっていうか、なんか始めても、この前『ラヴィット!』で『最近筋トレやっています』とか話したんですけど、続かないですよね~。はははは、すみませーん」

週5の生放送に臨むため、自炊も増えた。

「食べものすごく気をつけています。ちょっと薬膳料理の勉強してみると、キャベツは胃に優しいとか。私は嫌いですけど、キュウリは体のむくみをとってくれるとか、食材それぞれあって。バランスを気にして食べるようになったりして、健康になった気になるっていう生活です。心がけていますね。ふふふ」

お笑いの動画も心を整えてくれる。学生時代に全盛だったお笑い番組が大好きだった。

「コントが好きで。あんまりいうと、川島さんは漫才されているんであれなんですけど(笑い)。ロバートさんのネタとか好きで見ていたので、YouTube見ますし、レインボーさんのリモートコントみたいな感じのとか、めちゃおもしろいです。あと休み中ずっとジェラードンさんのユーチューブチャンネルみていました」

同局系お笑いネタ番組「ザ・ベストワン」(金曜午後9時)で今田耕司と笑福亭鶴瓶のアシスタントを務めた。

「近くでネタ見られるのとか、すごいですよね。近くで見られて私も『あー良い仕事だな』って思いました(笑い)。レギュラー化してから何人か回していろんなアナウンサーいれるっていう計画になっていて。私も次、いついけるかわからないんですけどね」

★自分の世話で精いっぱい。ははは

アナウンサーという職業に漠然と憧れはあったが、ずっと夢みてきたわけではなかったという。

「大学の学科が新聞学科だったので、テレビ局の記者職とか新聞社とか。それ以外にも不動産デベロッパーかっこいいなとか。航空会社の総合職のインターンは落ちたんで諦めましたけど(笑い)。バリバリ働いている女性がかっこいいなっていうのはありましたね」

衆院議員の父、田村憲久氏や曽祖父、大叔父など政治家家系だ。自身の政界転身はあるのか。フランクな口調で明かした。

「それはよく会社の人とかに言われるんですよね。友達は私のこと分かっているから、言わないんですけど。いやーでも私には…無理ですね。無理だなー。政治家だけじゃなくて他のお仕事とか家業とかでもそうですけど、継ごうって思ってちゃんと継ぐのってすごいなって思っちゃいますね。自分のお仕事もあるわけじゃないですか。継ぎたいとは思わないですね、ハッキリ言っちゃいますけど(笑い)」

2年前のインタビューでは、「35歳までには絶対に結婚したい」などと結婚観を語っていた。

「(2年で)考えていることとか、中身はあんまり変わっていないです。結婚したいとは思いますね。ただ生活リズムが整ったっていうのはあります。自分のことが分かってくるというか。こうなったら疲れているんだなとか、こういうときはこういうのをみて元気をもらおうとか。こういう風にリフレッシュしようとか。そういうのが分かってきた感じがあります。逆になんかそういうのが自分の中で強固になればなるほど、他人と暮らせなくなるんじゃないかなとか思って(笑い)。そういう話を最近友達とかとよくしていますね。巻き込みたくないですけど。人と暮らしていくっていう決断をしていくのを25(歳)とかでしていくってすごいなって思います。自分の世話で精いっぱい。ははは」

早くも4年目。エースへの階段をひた走る。

「今『ラヴィット!』もやらせてもらって、やりがいもあって、良い道を歩ませてもらっている。思っていた通りかっていわれると、まさかバラエティーの帯をやらせてもらえるとは思っていなかったですし、そこに自分がつけると思っていなかったので、本当になんかタイミングとご縁があったなって。ありがたい感じできていますけど、不思議だなっていう感じです」

どんなアナウンサーになっていきたいのか。

「『田村だったら大丈夫だろ』『田村を横に置いておけば大丈夫だ』みたいにスタッフの方に思ってもらいたい。なんだろう…番組とともにっていう感じですけど、見ている方の生活にすっとなじめるアナウンサーになりたいというか。悪目立ちするわけでもないし、目立つわけでもないし、いると、『あ、いるなー』って。みなさんの目にすっとなじむというか。それってやっぱり信頼してもらえるっていうことなんですかね。ちゃんと、『あ、田村さんだ』『田村さんこんなこと言っているな』って思ってもらえるようなアナウンサーでいたいです。そういうアナウンサーになりたいなっていうのはずっと思っていて。そういう存在でありたいです」。

▼「ラヴィット!」でともにMCを務めるお笑いコンビ、麒麟の川島明

芸人がボケると1番に大声で笑ってくださるのはいつも必ず田村さんです。あのスタジオにいるメンバーの中で、間違いなく一番笑うことが好きな方です。出演者が盛り上がってる時はスッと下がり遊ばせてくれる。そして締めるところになると抜群のタイミングで仕切ってくれる。これは勉強して手に入れられるスキルではなく、お笑い好きが故に手に入れた「天性の間」です。田村さんじゃないと僕は「ラヴィット!」ができません。今では他の番組で田村さんが僕じゃない人とMCしている姿をみると嫉妬するぐらい、僕は田村さんを推しています。

◆田村真子(たむら・まこ)

1996年(平8)2月3日、三重県生まれ。上智大文学部を卒業後、18年4月にTBS入社。「ラヴィット!」「クイズ!THE違和感」などを担当。趣味は舞台鑑賞、KPOP、韓国ドラマ。特技は正座、茶道。

◆ラヴィット!

平日午前8時放送のバラエティー番組。「日本でいちばん明るい朝番組」をテーマに、「衣」「食」「住」「遊」について暮らしが10倍楽しくなるライフアイデアを提供する。TVer(ティーバー)での配信もスタート。