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「90円しかもらえないなら、寝ます!むしろ、500円くらいまでなら逆に払ってでも寝る」(20代男性)
「年間で3万以上って考えるとちょっと頑張るかもしれません。でも1日90円と言われると…」(30代女性)
「朝早く起きて100円の朝マックが10円になるって考えるといいかも…」(30代男性)
「私は、500円くらいの金額になると思っていました。90円とは…」(40代女性)

考え方は人それぞれのようですが、「早起きは1日90円の得」というポイントに対しては、その程度なのか!という印象を受ける人が多いということがうかがえました。当たり前ですが、ことわざはあくまで例えであり、金額うんぬんではなく、「早起きは健康に良い、何か良いことがあるものだ」という意味が込められています。

近頃は朝活が行われたり、朝は作業効率が上がるという研究結果が出ていたりと、「朝の時間」の価値は上がってきているような風潮があります。そのことから考えると、早起きの価値を例える金額を「三文」からベースアップしていいのかもしれません。イメージとしては、「早起きは1000円の得」くらいでしょうか?

ちなみにもうひとつ、昔の単位が使われていることわざで、「一寸先は闇」というものがあります。こちらについても、「一寸」とは何センチなのかを調べてみたところ、「約 30.303 mm」、つまり約3.03cmでした。

筆者は、このことわざに出てくる「闇」まではあと2歩くらい(1.5mくらい)余裕があるというイメージを持っていましたが、実際は3cm! 崖でいうならば、もうパラパラと足元の小石が落ちていくほどギリギリなのだということがわかりました。改めて、日々気を引き締めていこうと思った次第です。

(文/しらべぇ編集部・八木彩香