うう

精選版 日本国語大辞典「うう」の解説

うう

〘感動〙
① 肯定や承知の味を表わすことば。現代では使われない。ん。
※虎明本狂言・蟹山伏(室町末‐近世初)「『やい是へ出たるはなに物ぞなに物ぞ』〈略〉『うう、さては汝は、かにのせいにてあるよな』」
② うなるときの声。うむ。むむ。
※古本説話集(1130頃か)一八「山守(やまもり)、かへしせむと思ひて『うう、うう』とうめきけれど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「うう」の解説

うう

[感]理解や承諾・納得などの意を表す語。うん。
「―、孫どもが、おれに薬をくれて、若うないて、使はうと言ふか」〈虎清狂・薬水〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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