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43回の殺意
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それでも生きる(ちくま文庫)
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砂漠の影絵(光文社文庫)
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「鬼畜」の家(新潮文庫)
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絶望の底で夢を見る(徳間文庫)
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浮浪児1945-(新潮文庫)
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蛍の森(新潮文庫)
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津波の墓標(徳間文庫)
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遺体(新潮文庫) |
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2020年から始まった異常事態。
クラスターとバッシングにも負けなかった高齢者施設。園児を守るために言いなりにはならない保育園。ギリギリのところで成り立っていた家庭のゆくえ。再チャレンジに現れた壁。コロナ禍で店を手放す勇気。ライブハウスと夜の街のサバイバル。親と会えない難病の子どもたちからみえる強さ。
追い詰められた人々がいかに自らの力で状況を打開しようとしたのか。
彼らの声をつぶさにひろう。
第一章:高齢者施設で起きた未知のクラスター
第二章:六本木の女として街を去りたい
第三章:保育園児の命を守るための闘い
第四章:虐待下の子供たちを救え
第五章:教育という名の支援の場
第六章:音楽の消えた日
第七章:夜の街と呼ばれて
第八章:病児保育の崩壊
第九章:予告された自殺の記録
第十章:難病の子供たちを救え |
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テレビ、雑誌、ネットなどのメディアは暴力団に関する情報をよく取り上げる。
しかし、それは銃撃事件や抗争事件などといった“悪の要素”に偏りがちだ。
当然、イチ暴力団員のことはもちろん、その家族、家庭の様子など見向きもしない。
では、実際に暴力団員を父に持つ子供は一般社会の中でどのように生きているのか。
そこには差別、貧困、虐待、離婚、薬物など、社会のあらゆる問題が隠されていた。
本書では、子供たちの問題について長年取材してきた著者が、14名の“ヤクザ・チルドレン”の人生を辿りながら、“暴力団家庭”の実像に迫る。 |
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──あなたはどちらの階層に生きていますか?
そして、自分の属していない階層のことを、知っていますか?
格差が拡大し、階層の断絶が深まっているからこそ、
私たちはいま、「自分とは違う階層」の現実を知る必要があるのです。
本書では、著者がこれまで若者に伝えてきた内容をもとに、1教育 2職業 3性別 4夜の仕事と昼の仕事5外国人 6障害者 7若者と老人という7つの格差構造とひき起こされつつある分断を具体的に紹介します。
「知っている」と思っている人ほど知らない「日本社会の問題点」、
そして我々がいま、何をすべきかが見えてきます。 |
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凶悪事件が頻繁に報じられる中、日本の殺人事件の件数は減り続けていると知っているだろうか。
ピークは1954年の3081件。2013年には初めて1000件を下回り、近年は800-900件で推移しているのが実情だ。
ところが家庭内を主とした親族間での 殺人事件の件数は、ここ30年ほど、400-500件と変わっていない。筆者が分け入ったのは、この「家族の闇」だった。
「まじ消えてほしいわ」とLINEでやり取りしながら同居していた病弱の母親を放置し た姉妹、「殺さなければ殺される」とばかりに追い込まれて鬱病の姉にとどめを刺した家族、 真面目さがあだとなって寝たきりの夫を殺した元看護師、「夫の愛情を独占するのが 許せない」と幼い実子を高層階から投げ落とした若い母、そして、きょうだいを殺した母親との関係に苦しむ娘の慟哭――。
実際の7事件から炙り出される、新しい家族と社会の課題とは。 |
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病を抱える子どもたちが、残り少ない人生を「深く生きる」ための場所。
大阪・鶴見に誕生した【こどもホスピス】の、これまで、そしてこれから――。
「ホスピス」=余命わずかな人を看取る施設?
いいえ、このホスピスはちょっと違います。
余命少ない子供たちが日々続く辛い治療から離れ、やりたいことをのびのびとやり、家族と生涯忘れえぬ思い出をつくる。
そんな、短くとも深く生きるための場所があったら――。
医師や親たち関係者の希望をたずさえ、大阪、鶴見に誕生した「TSURUMIこどもホスピス」。
「してあげたいと思うことは、すべてできました」
すべては病の子どもと家族のために。
親が、医師が、保育士が、IT起業家が、立ち上がった!
民間小児ホスピス誕生から日々の奮闘まで、感動の記録。 |
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新宿歌舞伎町ホストクラブの半世紀。
「夜の街」の真実を描く!
「どうせ社会の側の人たちが僕らに理解を示してくれることなんてないでしょう」
これは、生きる場所を求めて歌舞伎町に集まった若者たちの、泡のように淡い夢と重い現実の物語である。
新型コロナの震源地と呼ばれた「夜の街」とは
新宿歌舞伎町という虚構と真実の入り混じる街で、ホストたちはどんな半世紀をたどってきたのか。
ホストブーム、浄化作戦、東日本大震災、愛田武の死、そして新型コロナ……激動の街を描くノンフィクション。 |
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東北の地、石巻で、小さな命を守り続けた信念の医師がいた。
一九二六年に生を受けた菊田昇は、母が営む遊郭で育つ。
やがて、彼は様々な期待を背負って、東北大学医学部へ進み、産婦人科医となった。
だが、そこで直面したのは、まだ法整備が十分でなかった人工妊娠中絶における医療の闇だった。
昇は、小さな命を救うため、望まぬ妊娠をした女性と子供を望む夫婦の橋渡しを始める。
それは法を犯すことでもあった。
その事実が、新聞のスクープで明るみになり、世間を揺るがす事件に発展。
日母からの除名処分、国会招致、家宅捜索など、幾多の試練が降りかかる中、国を相手に闘い続け、一九八七年「特別養子縁組制度」を勝ち取った。 |
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