2017/02/12
04:09:30
アタナシア達に起きた異変、第三話
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ア「お、おはよ…二人とも体大丈夫?」
夜が明けガラス化が解けた二人に少し気まずそうにアタナシアが語りかける
月「はい、だいじょ…う?ぇええ!!?」
静「どうしたの月…な、ななっなにがあったんです!?」
ア「…」
月夜と静夜共に小さくなったアタナシアに驚きを隠せずにいた
ア「いや…小さくされちゃって、とりあえず原因はわってるし目的もできた、あと問題もできた」
月「すごい、アタナシア様の顔が私と同じ高さにある」
静「月夜、気持ちはわかるけど今はそこじゃないよ?」
ア「えっとまず二人はガラスにされる前にその、浸入してきた子は見たの?」
月「見ましたよ、赤い色した髪で背は私達よりちょっと高いぐらいでした」
ア「見覚えは?」
月「んー…ないですね」
静「多分その子アジトをもたない盗賊団の一人です」
ア「静夜知ってるの?」
静「少し前の話ですけど何者かに襲われた村の修復にいったとき、村に貼ってあった手配書の中にありました、赤い髪に体をピッタリと覆うような服だったので印象的でした」
ア「そうか、それで今回はあのカバンを狙いにきたのか」
月「カバン、ですか?」
ア「あの危ない双六カバンだよ」
月「あれを!?あ、レイカ様の石化が治らないのってあれのせい?」
ア「そう、だからカバンを取り返さないと治せないんだ」
静「あれは持ち出せないように魔法で鍵をしてあるはずでは?」
ア「まだそれが解けてないみたい、リスクを冒してまであたし達の前に出てきたってことは」
静「魔法錠の解読が終わるまでの間、カバンを動かせる範囲で魔法の効力を試してる?」
ア「ま、そんなとこだろうね
」
月「それじゃあまだこのお城のどこかにいるわけ?」
ア「城のどこかというよりも、カバンの魔法錠による固定地点である宝物庫、そこから自由に動かせる範囲はあたしが決めたから場所は絞れるね」
静「えーと…原因は双六カバンの魔法ですよね?それで目的はカバンの奪取と、残りの問題ってなんでしょう?」
ア「それがね、小さくされたと同時に魔力もすごい弱くなっててね、この服を布化させてるとあまり余裕がないのと」
月「のと?」
ア「スカーレット(槍型杖)があたしより大きいんだよね…」
ベッド横にある専用の立て掛け器具に置かれたアタナシアが使用する真っ赤な槍型の杖スカーレット
いつもは片手で使っているが今のアタナシアでは持つこともままならない、背丈を越える大きさとその重量では戦うことは無理そうだ
静「そうですね結構重いんですよね」
月「あれ?遠征で運ぶときは重くないって言ってなかった?」
遠征や出かけるときなどは静夜がスカーレットを持たされていたが、アタナシアに対してスカーレットが重いなど言えるはずもなく
目の前でアタナシア自身がスカーレットが重いと言ったのに釣られ、つい本音が出てしまった
静「え?あ、いや重い…けど、そんな重いわけではなく…あ、そうだそんな事よりも探しましょうよ」
月「あ、ごまかした」
ア「探すといってもほぼ宝物庫で決まりだろうね」
静「そうなんですか?」
ア「移動可能な範囲に外を含むわけないでしょ?それに明るいうちに城内であれを持ち歩くわけにもいかない、となれば人目の無い宝物庫内が一番可能性が高い」
月「そっか、宝物庫の中って普段は人がこないところだし、何かあって置いたまま逃げても違和感はないんだ」
静「それに解読するのに安心して長時間置いておける…でもどうやって」
ア「二人で勝てそう?」
月「私の刃ならなんでも斬っちゃいますよ!」
静「そんな簡単な話しならいいんだけどね、手配書が作られるほどの相手よ?」
ア「倒せなくとも時間を稼いでくれればいいよ、あたしがレイカ様の石化をカバンから解除してみる」
ア「それと相手の子だけど、毒の魔法を使ってくるからね」
月「毒!?」
静「毒使いですか」
ア「特殊なタイプで体液を媒介に毒を精製するみたいだから気をつけて」
・
・・
・・・
~宝物庫前~
ア「ここ最近宝物庫に異常は?」
見張り「特に異常はないです」
ア「…そう」
月「ばれずにどこから入ったんだろう?」
静「変ですね」
ア「うん」
月「え?なにが?」
ア「あたしを見て何も反応しなかった」
月「そういえば!ということは…」
静「さっきの見張りの方は多分なにか毒にやられてますね」
~宝物庫内重要部~
月「あ、カバンが置いてある!」
静「よかったまだ解読されてなかったみたいですね」
ア「下がって!!」
静・月「!?」
庫内一番奥の重要物保管部に入ると目的のカバンがすぐ目に入った、月夜と静夜はそれに安堵しカバンに近づこうとしたところにアタナシアが何かを感じて二人に叫んだ
カカッ
?「あれ?なんでわかったの?含み針を避けられるとは思わなかったよ」
二人が飛び退いた地面には針のようなものが突き刺さっており、天井には少女が張り付くように潜んでいた
その小柄な身は肌の露出が極端に少なく、体のラインにそってピッチリとした黒い光沢のある素材に覆われていた
静「あ、やっぱり手配書に載ってた子だ」
?「なんだ私のこと知ってたんだ?」
静「盗賊団の一員ってことだけですよ、毒を使うというのはさっき知りましたが」
月「このカバンはすごい危ないんだから!」
?「うん知ってるよ、だからもらいに来たんだ」
ア「その割にはまだ持ち出せてないみたいだけど、その程度の集団ってことかな?」
?「私は忍びで持ち出すのが専門なの、まさか持ち出すことに制限かけられてるとは思わなかったよ」
ア「そうかい、名前はなんていうんだい?」
?「名乗る忍びがいるとおもう?」
ア「いやなに、このあとキミを彫刻として飾るのに名前がないと寂しいかと思ってね」
?「面白いね、そんな体で私に勝つつもりなの?そこの二人も強そうに見えないけど…まぁ教えてあげるよ、私は「くのこ」みんなからはクノンって呼ばれてるけどね」
ア「くのこ…ね、この城に忍び込んだ者として立派なネームプレートを用意してあげないとね」
静「術式の栞、武装復元…対毒保護、いけるよ」
月「うん、やぁああ!!」
く「おっと、こっちのお二人さんは、なんていうのかなっと」
魔法式が保管された栞を静夜が魔術書から引き抜き、月夜の防具と体に保護魔法をかける
月夜は手にした短刀「煌刃」から[断]の魔力を持った若緑色の魔法光の刃を形成し、くのこに勢いよく斬りかかる
だが、すばやさで勝るくのこはそれを避けながら二人の名を聞く余裕すらみせている
月「私はっ…月夜!レイカ様とアタナシア様を!あんなにしたお前はっ斬ってやる!!」
静「月夜!大振りすぎよ!」
月「たぁ!!やっ、んーもぉちょこまかぁあ!!煌刃光波!!」
く「ぉおっと!?刃ごと飛ばせるなんてすごいね、その刀ももらっちゃおうかな」
月夜はちょこまか避けるくのこに苛立ち、マナ消費の大きい魔法光の刃を射出する技を使ったが
それも避けられてしまい、刃の再形成までに大きな隙ができてしまった
く「んふふ、右腕もらいっ」
月「っ!!」
大きく振り抜いたままの月夜の右腕にくのこが色々な文字が書かれた白い紙を巻きつける
く「これでまずは一人」
月「あっぁああ!!」
静「月夜!私の保護魔法が効いてるはずなのになんで!?」
月夜の右腕は紙を巻きつけられた部分から眩い光沢を放つ金属へと変えられていた、手首から始まったその変化は右手を瞬く間に金属の塊に化すと肩に向かってどんどんと進んでいく
く「適正な魔法じゃないからさ、あれは毒じゃないからね」
静「毒じゃない…?」
く「金属化の呪符だよ、解呪してあげないと金属になっちゃうよ?」
月「……んんーーっ!!!」
静「月夜なにをっ!!?」
ガゴンッ!
右腕が金属化した月夜は左手で刀を引き抜くと、若緑色の刃を作り
呪符の効果がこれ以上体に及ばぬように自ら金属の腕を切り落とした
月「はぁ…はぁっ!お姉ちゃんあとでくっつけて!今は私しか戦えないんだから!!」
く「まさか腕ごと呪符を外しちゃうなんて、でもそんな状態じゃ動きが悪いよ?」
月「それでも斬れるもんっ!!」
く「…ふぅ」
片腕は無く右胸辺りまでが金属化した状態ではまともにバランスも取れず、それでもなお左腕でくのこに斬りかかる
だが体に迫る若緑色の刃をくのこは避けようとしなかった、月夜の刃はくのこの黒い衣装に当り…
ギィンッ
弾かれた
月「!?」
く「うん、やっぱ弱いね」
静「月夜の刀で斬れない…?」
振り下ろされた若緑の刃はくのこの妖しい光沢を放つ黒い衣装を切り裂くことはできず、弾かれた衝撃で月夜は刀を落としてしまう
月「うっぁあ…や、放してっ!」
く「もういいでしょ?勝てないのわかった?」
月「ん…ぅう!なんで、なんでこんな力が強いの!?」
右腕を失い刀も失った月夜の左腕をくのこが掴み上げる、その腕はいくら月夜が暴れても離れることは無い、それどころかビクともしない
静「とにかく金属化を治して…あ、でも今治したら腕が…」
く「冷静だね、今この子の体を戻したらどうなるかわかるよね」
月「んっくっ!このっ!!!」
く「動こうとして無理だよ、この服は硬化魔法で金属より硬くなってるんだから、ほら脚も絡めて…」
ピキッパキッパキ…
くのこが月夜の体に絡みつくと乾いた音を立てて黒い服が硬く固まっていく
黒い衣装を纏ったくのこ自身が牢となり、月夜の体から自由を奪っていく
く「がんばったご褒美に気持ちいい毒に溺れさせてあげる…ちゅっ」
月「んちゅ…!?」
静「だ、だめ!その子の体液には毒が!!」
く「んっちゅ…あむ……ぷは」
月「…あぁっあっ…ん、んぁ…はぁ…ぁあ……っ!!」
深く長い毒のキスが終えると月夜の息が艶かしいものに変わり、左腕を固定されたまま脚をモジモジさせていた
く「もう一枚巻いてあげるよ、あとは好きなようにそこで遊んでてね、刀も返してあげるよ」
月「ぁああん!!気持ちいい、気持ちいいよぉ!私の刀…グチュグチュ入って…っく、んぁああああ!!」
くのこから開放された月夜はその場にへたり込むとスパッツの上から割れ目を擦って快楽を求めた
そしてさらなる快楽を求めるようにスパッツをずり下ろすと、愛刀の煌刃を使って愛液溢れる穴をグチュグチュと奥深くまで抉り始めてしまった
いやらしく動くその左腕には右腕を金属に変えたときと同じ呪符が巻きつけられていたが
そんな事などもはやどうでもいいほど月夜は快楽に溺れてしまっている
く「これはいい彫像ができそうね」
静「あぁ月夜…」
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あとでこの続きをこの記事で月夜の挿絵追加で更新します、プロフィールに「くのこ」追加
別記事にしました「銀呪符」
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ア「お、おはよ…二人とも体大丈夫?」
夜が明けガラス化が解けた二人に少し気まずそうにアタナシアが語りかける
月「はい、だいじょ…う?ぇええ!!?」
静「どうしたの月…な、ななっなにがあったんです!?」
ア「…」
月夜と静夜共に小さくなったアタナシアに驚きを隠せずにいた
ア「いや…小さくされちゃって、とりあえず原因はわってるし目的もできた、あと問題もできた」
月「すごい、アタナシア様の顔が私と同じ高さにある」
静「月夜、気持ちはわかるけど今はそこじゃないよ?」
ア「えっとまず二人はガラスにされる前にその、浸入してきた子は見たの?」
月「見ましたよ、赤い色した髪で背は私達よりちょっと高いぐらいでした」
ア「見覚えは?」
月「んー…ないですね」
静「多分その子アジトをもたない盗賊団の一人です」
ア「静夜知ってるの?」
静「少し前の話ですけど何者かに襲われた村の修復にいったとき、村に貼ってあった手配書の中にありました、赤い髪に体をピッタリと覆うような服だったので印象的でした」
ア「そうか、それで今回はあのカバンを狙いにきたのか」
月「カバン、ですか?」
ア「あの危ない双六カバンだよ」
月「あれを!?あ、レイカ様の石化が治らないのってあれのせい?」
ア「そう、だからカバンを取り返さないと治せないんだ」
静「あれは持ち出せないように魔法で鍵をしてあるはずでは?」
ア「まだそれが解けてないみたい、リスクを冒してまであたし達の前に出てきたってことは」
静「魔法錠の解読が終わるまでの間、カバンを動かせる範囲で魔法の効力を試してる?」
ア「ま、そんなとこだろうね
」
月「それじゃあまだこのお城のどこかにいるわけ?」
ア「城のどこかというよりも、カバンの魔法錠による固定地点である宝物庫、そこから自由に動かせる範囲はあたしが決めたから場所は絞れるね」
静「えーと…原因は双六カバンの魔法ですよね?それで目的はカバンの奪取と、残りの問題ってなんでしょう?」
ア「それがね、小さくされたと同時に魔力もすごい弱くなっててね、この服を布化させてるとあまり余裕がないのと」
月「のと?」
ア「スカーレット(槍型杖)があたしより大きいんだよね…」
ベッド横にある専用の立て掛け器具に置かれたアタナシアが使用する真っ赤な槍型の杖スカーレット
いつもは片手で使っているが今のアタナシアでは持つこともままならない、背丈を越える大きさとその重量では戦うことは無理そうだ
静「そうですね結構重いんですよね」
月「あれ?遠征で運ぶときは重くないって言ってなかった?」
遠征や出かけるときなどは静夜がスカーレットを持たされていたが、アタナシアに対してスカーレットが重いなど言えるはずもなく
目の前でアタナシア自身がスカーレットが重いと言ったのに釣られ、つい本音が出てしまった
静「え?あ、いや重い…けど、そんな重いわけではなく…あ、そうだそんな事よりも探しましょうよ」
月「あ、ごまかした」
ア「探すといってもほぼ宝物庫で決まりだろうね」
静「そうなんですか?」
ア「移動可能な範囲に外を含むわけないでしょ?それに明るいうちに城内であれを持ち歩くわけにもいかない、となれば人目の無い宝物庫内が一番可能性が高い」
月「そっか、宝物庫の中って普段は人がこないところだし、何かあって置いたまま逃げても違和感はないんだ」
静「それに解読するのに安心して長時間置いておける…でもどうやって」
ア「二人で勝てそう?」
月「私の刃ならなんでも斬っちゃいますよ!」
静「そんな簡単な話しならいいんだけどね、手配書が作られるほどの相手よ?」
ア「倒せなくとも時間を稼いでくれればいいよ、あたしがレイカ様の石化をカバンから解除してみる」
ア「それと相手の子だけど、毒の魔法を使ってくるからね」
月「毒!?」
静「毒使いですか」
ア「特殊なタイプで体液を媒介に毒を精製するみたいだから気をつけて」
・
・・
・・・
~宝物庫前~
ア「ここ最近宝物庫に異常は?」
見張り「特に異常はないです」
ア「…そう」
月「ばれずにどこから入ったんだろう?」
静「変ですね」
ア「うん」
月「え?なにが?」
ア「あたしを見て何も反応しなかった」
月「そういえば!ということは…」
静「さっきの見張りの方は多分なにか毒にやられてますね」
~宝物庫内重要部~
月「あ、カバンが置いてある!」
静「よかったまだ解読されてなかったみたいですね」
ア「下がって!!」
静・月「!?」
庫内一番奥の重要物保管部に入ると目的のカバンがすぐ目に入った、月夜と静夜はそれに安堵しカバンに近づこうとしたところにアタナシアが何かを感じて二人に叫んだ
カカッ
?「あれ?なんでわかったの?含み針を避けられるとは思わなかったよ」
二人が飛び退いた地面には針のようなものが突き刺さっており、天井には少女が張り付くように潜んでいた
その小柄な身は肌の露出が極端に少なく、体のラインにそってピッチリとした黒い光沢のある素材に覆われていた
静「あ、やっぱり手配書に載ってた子だ」
?「なんだ私のこと知ってたんだ?」
静「盗賊団の一員ってことだけですよ、毒を使うというのはさっき知りましたが」
月「このカバンはすごい危ないんだから!」
?「うん知ってるよ、だからもらいに来たんだ」
ア「その割にはまだ持ち出せてないみたいだけど、その程度の集団ってことかな?」
?「私は忍びで持ち出すのが専門なの、まさか持ち出すことに制限かけられてるとは思わなかったよ」
ア「そうかい、名前はなんていうんだい?」
?「名乗る忍びがいるとおもう?」
ア「いやなに、このあとキミを彫刻として飾るのに名前がないと寂しいかと思ってね」
?「面白いね、そんな体で私に勝つつもりなの?そこの二人も強そうに見えないけど…まぁ教えてあげるよ、私は「くのこ」みんなからはクノンって呼ばれてるけどね」
ア「くのこ…ね、この城に忍び込んだ者として立派なネームプレートを用意してあげないとね」
静「術式の栞、武装復元…対毒保護、いけるよ」
月「うん、やぁああ!!」
く「おっと、こっちのお二人さんは、なんていうのかなっと」
魔法式が保管された栞を静夜が魔術書から引き抜き、月夜の防具と体に保護魔法をかける
月夜は手にした短刀「煌刃」から[断]の魔力を持った若緑色の魔法光の刃を形成し、くのこに勢いよく斬りかかる
だが、すばやさで勝るくのこはそれを避けながら二人の名を聞く余裕すらみせている
月「私はっ…月夜!レイカ様とアタナシア様を!あんなにしたお前はっ斬ってやる!!」
静「月夜!大振りすぎよ!」
月「たぁ!!やっ、んーもぉちょこまかぁあ!!煌刃光波!!」
く「ぉおっと!?刃ごと飛ばせるなんてすごいね、その刀ももらっちゃおうかな」
月夜はちょこまか避けるくのこに苛立ち、マナ消費の大きい魔法光の刃を射出する技を使ったが
それも避けられてしまい、刃の再形成までに大きな隙ができてしまった
く「んふふ、右腕もらいっ」
月「っ!!」
大きく振り抜いたままの月夜の右腕にくのこが色々な文字が書かれた白い紙を巻きつける
く「これでまずは一人」
月「あっぁああ!!」
静「月夜!私の保護魔法が効いてるはずなのになんで!?」
月夜の右腕は紙を巻きつけられた部分から眩い光沢を放つ金属へと変えられていた、手首から始まったその変化は右手を瞬く間に金属の塊に化すと肩に向かってどんどんと進んでいく
く「適正な魔法じゃないからさ、あれは毒じゃないからね」
静「毒じゃない…?」
く「金属化の呪符だよ、解呪してあげないと金属になっちゃうよ?」
月「……んんーーっ!!!」
静「月夜なにをっ!!?」
ガゴンッ!
右腕が金属化した月夜は左手で刀を引き抜くと、若緑色の刃を作り
呪符の効果がこれ以上体に及ばぬように自ら金属の腕を切り落とした
月「はぁ…はぁっ!お姉ちゃんあとでくっつけて!今は私しか戦えないんだから!!」
く「まさか腕ごと呪符を外しちゃうなんて、でもそんな状態じゃ動きが悪いよ?」
月「それでも斬れるもんっ!!」
く「…ふぅ」
片腕は無く右胸辺りまでが金属化した状態ではまともにバランスも取れず、それでもなお左腕でくのこに斬りかかる
だが体に迫る若緑色の刃をくのこは避けようとしなかった、月夜の刃はくのこの黒い衣装に当り…
ギィンッ
弾かれた
月「!?」
く「うん、やっぱ弱いね」
静「月夜の刀で斬れない…?」
振り下ろされた若緑の刃はくのこの妖しい光沢を放つ黒い衣装を切り裂くことはできず、弾かれた衝撃で月夜は刀を落としてしまう
月「うっぁあ…や、放してっ!」
く「もういいでしょ?勝てないのわかった?」
月「ん…ぅう!なんで、なんでこんな力が強いの!?」
右腕を失い刀も失った月夜の左腕をくのこが掴み上げる、その腕はいくら月夜が暴れても離れることは無い、それどころかビクともしない
静「とにかく金属化を治して…あ、でも今治したら腕が…」
く「冷静だね、今この子の体を戻したらどうなるかわかるよね」
月「んっくっ!このっ!!!」
く「動こうとして無理だよ、この服は硬化魔法で金属より硬くなってるんだから、ほら脚も絡めて…」
ピキッパキッパキ…
くのこが月夜の体に絡みつくと乾いた音を立てて黒い服が硬く固まっていく
黒い衣装を纏ったくのこ自身が牢となり、月夜の体から自由を奪っていく
く「がんばったご褒美に気持ちいい毒に溺れさせてあげる…ちゅっ」
月「んちゅ…!?」
静「だ、だめ!その子の体液には毒が!!」
く「んっちゅ…あむ……ぷは」
月「…あぁっあっ…ん、んぁ…はぁ…ぁあ……っ!!」
深く長い毒のキスが終えると月夜の息が艶かしいものに変わり、左腕を固定されたまま脚をモジモジさせていた
く「もう一枚巻いてあげるよ、あとは好きなようにそこで遊んでてね、刀も返してあげるよ」
月「ぁああん!!気持ちいい、気持ちいいよぉ!私の刀…グチュグチュ入って…っく、んぁああああ!!」
くのこから開放された月夜はその場にへたり込むとスパッツの上から割れ目を擦って快楽を求めた
そしてさらなる快楽を求めるようにスパッツをずり下ろすと、愛刀の煌刃を使って愛液溢れる穴をグチュグチュと奥深くまで抉り始めてしまった
いやらしく動くその左腕には右腕を金属に変えたときと同じ呪符が巻きつけられていたが
そんな事などもはやどうでもいいほど月夜は快楽に溺れてしまっている
く「これはいい彫像ができそうね」
静「あぁ月夜…」
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別記事にしました「銀呪符」
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