（株）八重椿本舗

大学では化学系の研究をしていましたが、化粧品が好きで当社へ。1年目に製造職の醍醐味を知り、そのまま現部署で経験を積んでいます。当社で働く一番の魅力は、多彩な商品を扱える点。1日に何種も製造し、時には10分単位で製造ラインを切り替えることもあります。バルク（内容物）は気温条件でも扱い方が大きく異なりますし、粘性も物性も多様な化粧品を扱えるのは面白いですね。入社後2年間は商品知識を覚えるので精一杯でしたが、3年目以降は第一種衛生管理者・二級ボイラー技士などの資格も取得させてもらい、今は製造ライン全体を見ています。

当社は「人の手」と「機械」を併用する体制をつくることで、多品種小ロットの生産効率を追求しています。賢明な戦略だと感じますが、その分、多くのパートさんとのコミュニケーションが大切ですし、機械に関する知識も必要です。新しい機械が導入された際には、とにかくたくさん触ることで操作をマスターしてきました。一番やりがいを感じるのは、トラブルの原因を追究して改善につなげられた瞬間です。常に現状以上の効率アップを追求し、工場体制の改善を続けていくことが、私の目標です。
（製造部　中川慶士さん／2015年入社）

私が当社に入社を決めたのは、工場見学がきっかけです。社員とパートさんが連携を取り、良い雰囲気で仕事に取り組んでいる点に魅力を感じました。所属していた研究室の先輩から、良い評判を聞いていたことも理由の一つです。入社後は1年強、製造部でライン責任者を経験し、そののち現在の品質管理部へ。理化学検査などの担当者もいますが、私自身はOEM製品の品質管理を担当しています。メーカーからのオーダーを見ながら、製造ラインの方々が理解しやすいよう、仕様書に落とし込んでいくのが主な役割です。製造部時代、いろいろな製品知識と製造方法を見ておけたからこそ、できる仕事だと感じています。

目下の課題は、トラブルに対応するスピードです。製造ラインをできるだけ止めない形での解決策を考えますが、先輩に比べると時間を要してしまいます。先輩の育児休暇中には単独での対応を経験し、多少は成長できた実感がありますが、一日でも早く一人前になるのが目標です。一方、発揮できているのは明るさとコミュニケーション力。大勢のパートさんに指示を出すなかで、リーダーシップも磨けている実感があります。
（品質管理部　大津翔さん／2017年入社）