●はじめに
「国家の復帰の最初のモデル、サントメ・プリンシペ」。
自叙伝第十章に登場する小見出しである。
家庭連合が主張する成約摂理上初めての国家復帰モデル、アフリカに浮かぶ島国「サントメ・プリンシペ民主共和国」の国家復帰とは如何なるものなのか。実態を検証する。
●検証01
「サントメ・プリンシペ民主共和国」とはどのような国なのか。
●自叙伝本文より
「サントメ・プリンシべというのは、どこにある国ですか?」 「さあ・・・ 。でも、国の名前はとても良い響きですね」サントメ・プリンシペで「アフリカサミット2019」と「孝情真の家庭祝祭」を挙行すると発表した時、人々はそれがどこにある固なのか、とても気になるようでした。(P361)
●解説01
「サントメ・プリンシペ民主共和国」概要
面積は、1,001平方キロメートル(東京都の約半分)。人口は21万人(日本の平均的な県庁所在地の都市より小さい)。経済基盤は非常に脆弱で、世界最貧国の1つ。モノカルチャーで、食糧や生活物資の大半を輸入に頼り、貿易赤字が続く。観光産業も不振で、外貨獲得の手段に乏しい。重債務貧困国で、2000年時点の対外債務残高は国民総生産 (GDP) の460%、国家経済は事実上の破産状態にある。(「Wikipedia」要約)
●検証02
「サントメ・プリンシベ」と締結したMOU(了解覚書)とは?
●自叙伝本文より
私は2019年の春、信徒をサントメ・プリンシペに派遣して大統領、首相、国会議長に会わせ、政府とMOU(了解覚書)を交わしました。その時から、「サントメ・プリンシペを国家の復帰のモデルとしなければならない」と考えていました。
●解説02
「政府とのMOU(了解覚書)の中身」
以下は私の推測である。基本的には以下のようであろう。
1)国際会議「アフリカサミット2019」を「サントメ・プリンシベ」に招致する。
2)「超宗教・超国家の平和の祭典(祝福式)」を「サントメ・プリンシペ」で開催。
3)開催企画と費用負担は「世界平和統一家庭連合(*ダミー団体)」でおこなう。
4)別途、経済援助支援として●●●●ドルの支援をおこなう。
(*日本の2017年迄の累計無償資金協力68.91億円。最低これ以上は必要だろう。)
ポイントは家庭連合が「サントメ・プリンシベ」への経済援助を約束しているところ。この点はほぼ確実だと思われる。そもそも「サントメ・プリンシベ国民」よりも、「全世界の家庭連合信徒総数」の方が多いのではなかろうか。
●検証03
なぜ「アフリカサミット2019」開催を了解したのか。
●自叙伝本文より
2019年9月、サントメ・フリンシベの国会議事堂で「アフリカサミット2019」と祝福式が行われました。9月5日の午前10時、サントメ・プリンシペのエパリスト・カルパリヨ大統領と首相および国会議長、全大臣と国会議員、宗教指導者約二百人、海外の元・現職首脳など、八百人以上が参加する中でサミットの開会式が行われ、盛大にスタートした一連の行事は、サントメ・プリンシベの国営放送によって生中継され、海外のメディアからも熱心な取材を受けました。(P362)
行事の前日、サントメ国際空港に到着すると、貴賓室で待機していた国会議員と指導者たちが出てきて丁重に迎えてくれました。翌日の午前に大統領府を訪問した私は、カルパリョ大統領と会談した後、国軍儀杖隊の礼を受ける中、サミットの会場である国会議事堂に入りました。ナイジェリアのグッドラック・ジヨナサン元大統領(「世界平和頂上連合」アフリカ委員長)の紹介で舞台に上がった私は、その場で特別講演を行いました。「神サントメの祝福と共に、真の母と一つとなり、天国のモデルをつくりましょう」。参加者たちは、講演中に何度も万雷の拍手と歓声で応え、私の提案に賛同してくれました。カルパリョ大統領は、「きょうはサントメ・フリンシペの歴史上、最も長く記憶に残る日となるでしょう。『神サントメ』として祝福してくださった真のお母様に、深く感謝申し上げます。真のお母様をお迎えでき、喜びで胸がいっぱいです。サントメ・プリンシペは真のお母様が願われる天国のモデルになります」と感想を述べました。(P362~P363)
●解説03
人口21万の小国でのアフリカサミット開催は名誉であろう。
1)人口21万人では、日本の県庁所在地の平均都市よりも小さい。このような小国でアフリカサミット開催は、国家始まって以来のイベントだったのかもしれない。
2)経済波及効果だけでも相当のものであったであろう。
●検証04
この祝福は正確に「祝福の意義と価値」を伝えたのであろうか?
●自叙伝本文より
翌日、国家主催による歴史的な祝福式である「孝情真の家庭祝祭」が聞かれました。この祝福式には、政界や宗教界のリーダー、伝統社会における族長など、国の推薦によって各地域から選ばれた六百組、千二百人と、そのほかに六千組が参加しました。午前八時から人であふれた会場は、まさにサントメ・プリンシペ史上、初めて経験する祝祭の場となりました。海外の元・現職首脳十五人も同席する中、聖水式では政界、宗教界を代表する六十組のカップルを五回に分けて十二組ずつ登壇させ、私が直接聖水の恩賜を授けました。この日の祝福式は国が直接主導したもので、大統領と首相、大臣がみな祝福式に参加しました。これまで、他の祝福式では見ることのできなかった光景でした。こうして、サントメ・プリンシペは国家の復帰のモデルを成した最初の国となったのです。(P363)
●解説04
挙行された祝福式は、再臨主文鮮明師の三代王権の聖酒ではない。よって人類の真の父母の祝福式ではない。
家庭連合は、「超宗教・超国家」を名目に、正式な「聖婚問答」を省略した「形だけの祝福式」を挙行したのではあるまいか。再臨主文鮮明師の勝利圏の基「祝福の意義と価値を伝えた」のであろうか。実態は闇のなかであるが、今後、歴史がその真実を明らかにするであろう。
韓鶴子女史とサントメ・プリンシベ大統領
●おわりに
●「国家復帰」と呼ぶには最低次の3つの要件が必要であろう。
第一の要件:「神」「人類の真の父母」「三代王権」が「国家憲法」条文に入る。
第二の要件:「神主義(統一原理)」が国家教育の根本理念となる。
(*実は家庭連合は「独生女論」でまともな「統一原理」講義すらできない!)
第三の要件:「神の血統」遵守に基づく「三代王権の祝福」を全国民が授かる。
(*「天の一人娘」「平和の母」の祝福ではいけない!)
家庭連合が「国家復帰モデル第一号」と呼ぶ「サントメ・プリンシベ民主共和国」であるが、上記要件に照らし合わせて見ても、その実態は国家復帰と呼べるものではない。
私は一度、国家復帰モデル「サントメ・プリンシベ民主共和国」を訪問してみたい。
「文鮮明師が再臨主であると信じているか否か」国民に直接インダビューしてみると、本当に天国に一番近い島なのかどうか白日の下に明らかになるであろう。
●結論
この「サントメ・プリンシペ民主共和国」で行われた一連の「サミット」と「祝福式」は、「VISION2020・7か国復帰」という目標帳尻合わせの「韓鶴子劇場」に過ぎない。
神の国になるはずもない世界の最貧国に、莫大な信徒の精誠献金をつぎ込むのであれば、神の祖国「韓半島」南北統一のため「極左・文在寅政権」打倒に全力投入すべきである。
まともに御旨をせよ!家庭連合!!
以上。いのり。アージュ。
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●「韓鶴子オモニを許しましょう。」劉正玉会長の証言。
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●『文亨進様が真の後継者であることを立証する60の論題』
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以上