1ページ目から読む
「木村拓哉」と名前が出ていることに気づいてない人も多いことだろう。

【満が死んだ? 衝撃的なラストシーン】


ドラマの最終回ではフードファイトの主催者・会長役の佐野四朗が満と対戦する。満は以前から胃潰瘍を患い、最後の対戦中も苦戦するが、会長も癌を患っており必死で勝利を勝ち取る。この戦いが決定打となり会長は死亡、満は皆の前から姿を消す。最後のシーンでは満が牛丼屋で牛丼を食べている最中、箸を落としてテーブルに顔を伏せる。死んでしまったのかと思いきや、エンドロール後に空の丼ぶりが映し出されており、謎を呼んだ。

【連続ドラマから1年後……】


連続ドラマが終わって約1年後、続編となるスペシャルドラマ「香港死闘篇」と「深夜特急死活編」が放送された。「深夜特急死活編」のストーリーとしては、孤児院のみんなで列車に乗って温泉に行くところに爆弾をしかけられた。それを阻止する為には、1号車から7号車まで各車両でフードバトルをすること。岸部四朗泉ピン子桂歌丸などと豪華キャストが続く。途中胃潰瘍が再発したのか、苦しみながらも勝ち続ける。そして、最後の対戦者として萩本欽一が登場。萩本欽一演じる「あやしいオヤジ」は、大きな胃袋と強烈な胃酸をもつ最強の敵だった。6回戦を終えた満が不利なようだが、実はこのオヤジも満が対戦している最中に同じ量を裏で食べていたのだ。結局、圧倒的な力でオヤジが勝ってしまう。実は爆弾はこのオヤジが仕掛けていたもので本気で爆発させる気はなく、人が苦しむ姿を見て楽しんでいたのだ。このスペシャルでは満の妹を名乗る対戦相手の出演や、このオヤジの口癖は「俺の胃袋は大宇宙だ」と言っている。妹を名乗る女性も大食漢で、このオヤジも含め満の家族ではないだろうか。という謎を残したままドラマは終わる。

【「フードファイト」の余波】


フードファイトが放送されると大食いが流行り始め、その手のテレビ特集が流れ始めた。2002年には、中学生が真似をし、給食のパンを喉に詰まらせて死亡する事故が発生した。そのことで「フードファイト」の続編が自粛されたのではないか、とネットで囁かれている。しかし2015年現在、大食い・早食い番組も復活しており、当時視聴率20%超えていたフードファイトの続編にも期待したい。