【QUICK Money World】QUICKが公表した新型コロナウイルスの「動的予測」(7月28日18時時点)によると、7日移動平均で見た東京都の新規感染者数は8月第2週(7~13日)が感染拡大「第7波」のピークとなりそうだ。日付ベースのピークは8月3~5日前後とみられるが、ピーク時の新規感染者数は27日時点の予想より減り、4万人台の後半になると見ている。お盆休みの影響を予測モデルに反映しており、8月第3週(14~20日)には再び感染者が増える可能性がある。
民間の研究チーム「CATs」が予測した。28日の東京都の感染者数は4万406人と、初めて4万人を超えた。先週の木曜日(21日)より8528人の増加になる。
ピーク時の感染者数は徐々に低下している。検査殺到の動きがやや沈静化したほか検査キットの不足などが要因とみられる。
■第6波よりも低い水準
コロナ「恐怖指数」とは「マスク」や「感染者数」といった関連ワードに加え、不安や疲れなどの感情を示す単語が交流サイト(SNS)で発信された回数を示す。7月に入り恐怖指数は急上昇したものの足元では低下に転じている。「第6波」の時と比べても低い水準だ。感染者の急増で国民の間で不安感が高まったものの、この状況に慣れて落ち着きを取り戻しつつあるようだ。恐怖指数が高まると会食自粛など自発的な行動規制につながる可能性がある。
動的予測とは感染者数の推移や過去の感染データなどに人出の増減やSNSで発信されるキーワードで国民の行動を予測して算出する。最新のデータを取り込むことで日々変化していく。
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