月蛍抄。 | ogo-log
2020-07-12 04:13:58
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三巷 文(みなと ふみ)氏の作品。
幼い頃に出会った蛍の精霊である
伽耶(かや)と宏樹の逢瀬の話。
故郷が廃村になることを聞いて
ボロボロになった故郷へ戻ると
蛍の全滅=消滅を待つばかりの
伽耶にギリギリで再会できた。
掲載誌の作品の中で、これだけ
「文学」の雰囲気を出していて
作者の気概を感じた佳作。
自分の中に存在している「憧れ」を
具現化してくれた作品でもあるので
脳裏に焼きついている。
たまには、こんな記事を書いても
バチは当たらないだろう。