<木曜劇場>純愛ディソナンス #03【第一部終幕!物語は5年後の再会へ…】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

<木曜劇場>純愛ディソナンス #03【第一部終幕!物語は5年後の再会へ…】[字][解][デ]

純愛・青春・サスペンスの第一部終幕!物語は5年後へ…時を経て変貌を遂げた人々。そして再会を果たす正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)この再会は宿命か運命か?

番組内容
映像研究部の部室でハンディカメラに残されていた映像を見ていた冴(吉川愛)は、遺体で発見された元顧問の由希乃(筧美和子)が部員たちに残していたメッセージを見つける。だが、由希乃がカメラの前で話している最中に、男が現れる。「もう終わりにしたい」という由希乃に「終わらせるくらいなら、僕は全部捨てる」と返す男。それは、加賀美(眞島秀和)の声だった。
番組内容2
正樹(中島裕翔)に電話した冴は、留守番電話に由希乃と付き合っていた相手がわかった、とメッセージを残す。するとそこに、加賀美が現れた。冴から事件のことを問われた加賀美は、由希乃の殺害を否定する。冴は、カメラを渡すよう迫る加賀美から逃げようとするが……。

一方、冴からの留守電に気づいた正樹は、異変を感じ、桐谷高校へと急ぐ。その途中、慎太郎(髙橋優斗)と出会った正樹は、彼と一緒に学校へ向かった。
番組内容3
正樹たちは冴を探すが、どこにも彼女の姿はなかった。その際、正樹は、加賀美とすれ違い、冴を見なかったかと尋ねる。しかし加賀美は、見ていないという。それからしばらくして、正樹と慎太郎は、映像研究部の部室に落ちていた冴のスマートフォンを発見し……。
出演者
中島裕翔 
吉川愛 
比嘉愛未 
髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 
筧美和子 
和田正人 
畑芽育 
藤原大祐 
神保悟志 
手塚とおる
 ・ 
眞島秀和 
富田靖子
 ・ 
光石研 
佐藤隆太 

スタッフ
【脚本】
玉田真也(『JOKER FACE』『アノニマス~警視庁指殺人対策室』) 
大林利江子(『ギルティ~この恋は罪ですか?~』『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』) 
倉光泰子(『アライブ がん専門医のカルテ』『うきわ』) 
武井彩(『捜査会議はリビングで!』『星になりたかった君と』) 

【音楽】
横山克
スタッフ2
【主題歌】
Hey! Say! JUMP『Fate or Destiny』 

【編成企画】
髙野舞 

【プロデュース】
森安彩(共同テレビ) 
関本純一(共同テレビ) 

【演出】
木村真人(共同テレビ) 
土方政人(共同テレビ) 
菊川誠(共同テレビ) 

【制作】
フジテレビ 

【制作・著作】
共同テレビ
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/lovedisso_fuji/ 
【公式Twitter】
https://twitter.com/lovedisso_fuji 
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/lovedisso_fuji/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  3. 慎太郎
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  6. 愛菜美
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  8. 教師
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  18. 賢治
  19. 高校
  20. 純愛

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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もう いいよ。

(静)あんたのせいで
この子の未来は 台無しよ!

さっさと 娘を解放してやれ!

(小坂)
映研のみんな 小坂です。

教師を辞めることにしました。

(ドアの開く音)

(小坂)もう 終わりにしたいの。
苦しいの。

先生 私 分かったの
小坂先生と付き合ってた人が。

≪何してるんだ?

まさか 先生が 小坂先生を?

先生が
そんなこと するわけないだろ。

返しなさい。

嫌!

(踏切警報機の音)

(冴のメッセージ)先生 私 分かったの
小坂先生と付き合ってた人が。

(物音)
(通話の切れる音)

朝比! 和泉 知らないか?

(慎太郎)冴が どうしたんだよ。

おい ちょっと!

(慎太郎)俺 教室 見てくる。
頼む。

♬~

和泉 見ませんでした?

いや~ 僕は 見てませんけど。

あっ… そうですか。

んっ!

んっ んっ!

♬~

先生。

それ… 冴の。

んっ…。

冴!

おいおい ちょちょちょ…。

(せき)

(呼び出し音)

(加賀美)もしもし?

(加賀美の息子)
父さん 何してんの?

母さんと
ご飯 食べずに 待ってるんだけど。

(加賀美)
ちょっと 仕事が残ってて。

仕事?

(加賀美)大事な仕事だ。
けど もうすぐ終わる。

なあ… 早く帰ってこいよ。

ごめんな。

(タップ音)

愛人を殺して
バレそうになったから自殺する。

…っていう筋書きで
合ってますか?

おおむね 合ってるよ。

じゃあ 死ぬ前に

ここに至るまでの経緯を
教えてもらえますか?

小坂先生は 兄の恋人だったんで。

えっ…。

こっちは
知る権利があるんですよ。

始まりは…。

よく思い出せないんだ。

(加賀美)彼女は
いつも明るく よく笑ってた。

(佐竹)《小坂先生 彼氏
いつから いないんですか?》

《ずっと付き合ってた人が
いたんですけど

置いていかれちゃいました》

(佐竹・芳野)《えっ?》
(佐竹)《マジですか…》

(加賀美)
なのに どこか 寂しそうで…。

埋められない何かを
抱えているように見えた。

それに気付いたとき

俺は もう
すでに 引かれ始めていた。

《ごめん ごめん》

(加賀美)その恋に
未来がないことは分かっていた。

(加賀美)分かっていたのに…。

《誕生日 おめでとう》
(加賀美)止められなかった。

駄目だって思えば思うほど
彼女に のめり込んでいった。

けど 小坂先生は違った。

彼女は ちゃんと
自分で止められる人だった。

《読んでもらえますか?》

《小坂先生なら
きっと 正しい意見をくれるから》

(加賀美)おそらく

生徒たちの存在が
大きかったと思う。

(加賀美)彼女は 俺との関係を
終わらせようと決めた。

(加賀美)《やっぱり 納得できない。
別れたくない》

《このまま続けたら
ずっと苦しいままだと思う》

《だから…》

《そんなの許さない…》

(加賀美)彼女は
教師としての自分を

守ろうとした。

なのに 俺は あのとき

教師でも 夫でも
親でもなかった。

本当に
取り返しのつかないことを…。

じゃあ 死ねば。

このまま生きてても
再就職は無理だし

奥さんは苦労するし
子供は 学校で いじめられる。

でも 今すぐ自殺すれば
同情を買える。

少なくとも 奥さんと子供に対する
風当たりは 和らぐ。

悪いことは言わない。
飛び降りて死ねよ。

簡単だろ。
そこから 一歩 踏み出すだけだよ。

何なら 俺が手伝ってやろうか?

5。

4。

3。

2。

1。

≪(パトカーのサイレン)

(加賀美)君が呼んだのか?

すまない。

それ どういう意味ですか?

まさか 今…
ほっとしてるんですか?

自分が死なずに済んで
ほっとしてんじゃねえよ。

(慎太郎)冴 冴…。

大丈夫だからな。

君も 人ごとじゃないだろ。

♬~

♬~

(静)冴ちゃんは
ただ 悪い夢を見ただけなの。

冴ちゃんは
な~んにも悪くないの。

悪いのは 死んだ小坂先生よ。

私の携帯 どこやったの?

だって
妻子ある人と不倫したんでしょ?

そんなの 自業自得じゃない。

その次に悪いのは 加賀美先生。

愛人つくって殺すなんて
駄目よねえ。

その次は あの教師。

冴ちゃん 巻き込むなんて
ホント 最低。

お母さん 私の携帯 返して!

はい。 あ~ん。

≪(チャイム)

冴…。

よかった。

新田先生は?

どうなったか 何も知らないの。

携帯も
お母さんに取り上げられて…。

あいつ 今日で 学校を去るって。

えっ…。

自分が 責任 取って
教師 辞めるからって。

まだ 間に合うんじゃない?

これ 使えよ。

ありがとう。

(静)冴ちゃん 行っちゃ駄目!

離して!
あんな男の所に行ったら

あなたの人生 駄目になる!
離して!

冴ちゃん! 冴ちゃん!

離せ!

冴ちゃん!

冴ちゃ~ん!

先生!?

先生 私ね まだ
先生に言ってないことがあるの。

先生に会いたい。

会って どうしても言いたい。

先生…

先生… 先生…

先生!

♬~

♬~

♬~

♬~

《誰かを失ったとき

相手が大切であればあるほど
悲しんでも仕方ない》

《その運命が本物だとしたら

きっと どれだけ逃げても
追い掛けてくるはずだから》

♬~

♬~

あっ…。

逃げても無駄ですよ。

ヒッ…。 何すんだよ。

何って… ただ うちが損した分
返してもらうだけですよ。

<この男は 身の丈に合うことを信条として
生きている ごく普通の人間である>

<そんな彼の心の中に
新しい「家」の姿が生まれた>

(松坂)<その「家」は完璧でなくてもいい>
<…と思っている>

<自分と同じように>
<家族と一緒に作る 伸び代のある…>

<そんな「家」がいい>

<家は 生きる場所へ>

(二宮)
服のニオイ気にして色んなもの使ってない??

はい古い~!

今やニオイ専用これ1本で全部いけちゃいます

<史上初 全部無臭化洗浄>

「紫のNANOXニオイ専用」
<キャンペーン中!>

(相葉) 「ソフラン ウルトラゼロ」は 次世代の柔軟剤

<悪臭を感じる前に ニオイをブロック>

<強い香りで ごまかさない!>

嫌なニオイをつけても

(男性)臭くない!
「ソフラン ウルトラゼロ」

(路加)皆さんは
今の自分に満足していますか?

人の心は
刻一刻と形を変えるので

永遠に満たされるなんてことは
不可能です。

たとえ 運命の相手と
一緒になれたとしても。

(路加)そんなとき

心を満たしてくれる
2番目の相手がいれば

あなたの毎日は より輝くはず。

そう。 セカンドパートナーは

フィジカルな関係を求めない
心の恋人。

今の生活を守りながら
新たな恋 してみませんか?

(路加)わが社が開発した
マッチングアプリ セカプリは

新時代の出会いを提供します。

趣味は 読書で

好きな作家は 美南 彼方さん。
彼女の本は 全て読んでいます。

(木之本)ところで わが社は 今
セカプリで注目されてますが

マッチングアプリは
ご利用されますか?

全然 興味ないです。

私は リアルな日常の中で
誰かと出会って 絆を深める方が

性に合ってるんです。

ただ そういう価値観だからこそ

御社に貢献できることが
必ず あると思います。

君 面白いね。 採用。

…とでも 言うと思った?

えっ?

普通と逆を行けば目立てる
っていう安易な発想

つまんないよ。

じゃ そういうことで。

悪かったですね つまんなくて。

そんなの
何度も何度も 言われました。

個性が乏しいとか
何かが足りないとか…。

(木之本)あの…。
でも どうしようもないんです。

凡人は凡人なりに
できること頑張るしかないんです。

(木之本)和泉さん。
言っときますけど

セカンドパートナーなんて
全然 理解できないですよ。

だって
単なる公開不倫じゃないですか。

(木之本)まあ
価値観は 色々ありますからね。

私とは真逆の価値観。

でも だからこそ ここに来たら

何か変われるかもって
思ったんです。

視野を広げるとか
引き出しを増やすとか。

つまり 自分の肥やしにするために
うちで働こうと思ったってことか。

ええ そうです。 悪いですか?
(木之本)和泉さん 落ち着いて。

全部 自分のためです。

さえない自分から
抜け出すためです!

貴重なお時間 頂き
ありがとうございました。

あっ。

不倫をOKとか

世間の逆を行こうっていう
安易な発想

つまんないと思いますよ。

(ドアの開閉音)

フッ。

ハァ~。

やってしまった。

だから 言ったのに。
今日は 北北東は不吉だって。

だって あそこ
バイト代 良かったんだよ。

(優)今をときめく 路加 雄介の
アプリ会社だもんね。

人生経験 積みたいっていうの
本心だったのにな。

だったら 恋愛すれば?
その方が 手っ取り早いじゃん。

それ 莉子の考えでしょ?

いえ 普通の考えです。

22にもなって
ずっと 彼氏いないなんて

人生 つまんなくないの?
あ~!

つまんないって
二度と言わないで。

(慎太郎)
あっ もう いいから 食え食え。

あっ いただきま~す。

ん~。

おいしい。
だろ?

うん。
うちのレストランの新メニューに

提案しようと思って。
(優)お~。

お金なくても こんなに おいしい
ご飯が 食べられるなんて

シェアハウスさまさまだよ。
(莉子)うん。

家に料理人がいるって 最高だわ。

ねえ 優
ここ出てくの 考え直したら?

(優)ん~。
でも 俺的に限界なんだよね。

何で?

いや 俺 ことし 24じゃん?
うん。

そりゃあ ここにいれたら
楽しいし 楽だろうけど

いいかげん
地に 足 着けなきゃな~って。

(慎太郎)まあ しょうがないよな。

優は
実家の店 継がないといけないし。

うん。

ちょっと 飲み物 取ってくるね。

正樹 そっちの進捗 どうだ?

破産した
例のホテルのオーナーから

本日
無事に 賃貸料を回収しました。

他の成果としては

年末にリノベーションが完了する
渋谷区のオフィスビルに

新規契約が4件。

これで 空きはゼロだ。

さすが うちのエースだな。

次。

(北都)
墨田区の大型マンションですが

改装工事の大幅なコストカットに
成功しました。

また 高層階に関しては

賃料アップの承諾も
取り付けています。

及第点だな。
(北都)ありがとうございます。

次。
(伊藤)えっと…。

(伊藤の せきばらい)
(伊藤)港区ですが…。

相変わらず 空きが多いな~。

担当地区で 3カ月ほど前に
放火事件が起きまして

その影響が まだ。

(賢治)
正樹 損失は どれぐらいだ?

1カ月で 2, 000万円
3カ月で 7, 000万

半年で
1億5, 000万以上の損失です。

ですから 事件の影響が…。

俺が この世で 一番 嫌いなものは
何だ?

俺の金を使っておいて
損失を出すような無能なやから

へどが出る!

あとは頼んだ 正樹。

はい。

後日 お話を。

ハァ~。

まだ落ち込んでんのかよ。

たかがバイトの面接
落ちたぐらいで。

たかがバイトの面接で
落ちるぐらいの存在なんだよ。

22歳にもなって。

優の話なら 気にすんなよ。

だって
慎太郎みたいに 手に職もないし

莉子みたいに 恋もできないし。

後半に関しては
お前の気持ちしだいだろ。

えっ?

高校のときの あの件
いまだに引きずってんだろ?

別に 引きずってない。

ホントかよ。
ホントだよ。

高校 出て お母さんから逃げて
自由になれただけで満足だった。

ただ これから どうしようって
考えたら よく分かんなくて。

んっ…。

えっ!?

どうした?

面接 合格したって…。

(木之本)コアスパーク社の
主な事業は アプリ開発ですが

特に マッチング機能においては

技術も セールスも
国内トップクラスです。

他に 企業向けのシステム開発や

オリジナルコンテンツの制作にも
取り組んでいます。

和泉 冴です。
よろしくお願いします。

(路加)おっ 来たか バイト。
(2人)おはようございます。

早速 社内 案内してやる。
えっ? 社長 直々に?

新人に仕事を教えるのに
社長も平もないだろ。

よろしくお願いします。

(路加)ここは
プレゼンテーションホール。

はい。

(路加)ここは カンファレンスルーム。
へ~。

(路加)で ここは
リフレッシュメントカウンター。

はあ。

水上バイク。

俺の。
へ~。

何か クリエーティブな会社って
感じですね。

向こうが女子トイレで
こっちが男子トイレ。

あっ あの そこまで
教えていただかなくても…。

(路加)じゃ そういうことで。

んっ?

急がないと
午前中に 掃除 終わらないよ。

まっ まっ 待ってください!

これ 全部 掃除しろ
ってことですか?

雑用係だって 言わなかったっけ?

言われてません。

でも 自分の意志と反することは
自分のためになるんだよな?

もう…。

売り上げがないなら

店を撤去していただくしか
ありませんね~。

その場合 上乗せ15%頂きますけど
よろしいですか?

うわ。 あっ…。

いい調子だ。

これからも頼むぞ。

公私 共にな。

(路加)バイト これ 捨てといて。

あした 資源ごみの日だから。

あの 申し訳ないんですけど
本日限りで…。

辞めるかどうかは この後の仕事
聞いてからにしたら?

えっ?

チッ。 ちょろいやつだな。
餌 出した途端 その態度か。

(木之本)
まあ 興奮するのは分かります。

美南 彼方の
対談インタビューなんて

なかなか ありませんからね。
まさか こんな形で

尊敬する作家さんに
お会いできるなんて。

あ~ ドキドキする。

うちのサイトに
載せるものなので

アシスタントとして
気楽に構えていただければ。

はい。
(路加)いや ちゃんとしろよ。

はい。
(木之本)フフフ。

あっ いらっしゃいました。

あの方が?

(木之本)美南 彼方さんです。

このたびは どうも。 路加です。

美南のマネジャーの色部です。
こちらが…。

あっ…。

≪美南 彼方です。

えっ?

♬~ (羽生) 《雪肌精に

男性用はありません》

《性別や年齢を問わず使える》

《自然の恵で作られているから》

<それは 地球生まれの透明感>

<「雪肌精」 Gift from the Earth>

今回のトークテーマは
純愛についてですが

ピュアラブストーリー専門の
美南さんなら もう いくらでも

ネタがあるんじゃないですか?
(愛菜美)とんでもない。

男と女なんて
奇麗事だけじゃ成立しません。

私は ただ
フィクションを貫いているだけ。

またまた。
聞いたところによると

旦那さんとは
大恋愛だったそうですね。

それも 仕事上の建前なんです。
夢がなくて すみません。

(路加)フフフ…。
(愛菜美)フフ。

ただ 純愛といえば
高校の教師をやっていたころ

それっぽいものを
見たような気がします。

何の打算もない
お互いを思い合った 真っ白な恋…。

今 考えると
あれがいいとは思えませんけどね。

どうしてです?

純愛って 自分よりも
相手のことを優先するでしょう?

それって 結局 お互い
幸せになれないんじゃないかしら。

ねえ あなたは どう思う?

えっ?

純愛と言える恋 したことある?

分かりません。

(愛菜美)どうして?

純愛してるかどうか

本人は自覚できないものじゃ
ないでしょうか。

(路加)はっ? 生意気な…。
(愛菜美)フフ。

いいんですよ。
貴重な意見が聞けてよかった。

いえ。

(路加)お時間 頂き
ありがとうございました。

(愛菜美)こちらこそ。
(木之本)また

よろしくお願いします。

和泉さんも ありがとう。

ごめんなさいね
すぐに気付かなくて。

(色部)先生。

(愛菜美)それでは。

(木之本)
お知り合いだったんですか?

高校のときの教師です。

(路加)ふ~ん…。

面白いじゃん。

5年あれば 人って
ずいぶん 変われるんですね。

(杉崎)伊藤さん かわいそうに。

自己都合じゃ
退職金 出ないのにねえ。

息子さんの学費かかるって
言ってたのに

これから 大丈夫ですかね?

(愛菜美)《何の打算もない

お互いを思い合った
真っ白な恋…》

《それって 結局 お互い
幸せになれないんじゃないかしら》

≪♬(ピアノの演奏)

♬~

♬~

キャッ!
あんた…

あいつの知り合いか?
えっ?

どうなんだよ!?
離してください!

この 人でなし!

お前のせいで 全部 台無しだ!

俺のせい?

ハハ… 違うだろ。

あんたが無能だから
いけないんだろ?

はっ?

お前こそ 出された餌を ただ
むさぼるだけの 飼い犬のくせに!

今日から野良犬の あんたよりは
ましだ。

あ~!

身の程知らずが。

先生!

先生…。

誰?

(慎太郎)「募集中」
(莉子)あっ ねえ 文字 緑にして。

ラッキーカラー 緑だから。
(慎太郎)はいはい。

あと ここ 一文 入れて。
(慎太郎)んっ?

「年齢35歳まで
ただし イケメンに限る」って。

入れるか そんなの。 入れ…。
(莉子)何でよ。

ただいま~。
(慎太郎)あっ おかえり 冴。

(莉子)おかえり。
(慎太郎)どうだった? 初日。

あ~ 疲れた。
体ヤバいから寝るね。

(ドアの開閉音)

♬~

≪(ノック)

冴 何かあったのか?

別に。

ここに おにぎり置いとくから
後で食えよ。

よし…。

慎太郎。

慎太郎の言うとおりだった。

(慎太郎)何が?

私 前に進まなきゃね。

ちゃんと進まなきゃって…

何か あらためて そう思った。

フフフ…。

ごめん。 それだけ。

♬~

♬~

じゃあさ 俺も一緒に進んでいい?

えっ?

ていうか 一緒にいたい。

ずっと。

好きだ。

♬~

(賢治)うん。 あ~。

たまには
こういうランチミーティングも

気分が変わって いいだろう。
(北都)そうだね 父さん。

(賢治)それで 正樹
頼んでおいた駆除の件 どうだ?

伊藤でしたら 無事に
自主退職に持ち込めました。

(賢治)ハハハ。 いい あんばいだ。
その調子で 悪い芽は 全て切れ。

はい。
気を付けないと

他の部分も 腐り始めるからな。
ハハ…。

父さんの言うとおりだ。

敵は 意外と
すぐ近くにいるもんだからね。

身内面して。

(北都・賢治)ハハハ…。

ハッ…
誤解を招くようなこと言うなよ。

ハハ。 なあ? 正樹。

いえ。

僕は
ただ 可能性の話をしただけだよ。

ビジネスである以上
いつ 誰が 裏切るか 分から…。

信頼し合ってこその
ファミリーだぞ。

なあ? 正樹。

もちろんです。

これ
クリーニングから取ってきました。

(路加)おう。
あと

美南 彼方さんの 対談インタビューの
文字起こしと

昨日 頼まれた リサーチ資料です。

(路加)ご苦労さん。 じゃあ これ
リオボニート社に届けて。

それと リンクラーバ創立15周年
パーティーに 祝いの花を発注。

あと
駅前のスタンドで コーヒー 4つ。

はい。
大至急。

はい。
うん。

(アナウンス)間もなく
1番線に 最終電車が到着します。

鬼だ…。
(アナウンス)お乗り遅れのないよう

ご注意ください。

(バイブレーターの音)

もしも~し。

(慎太郎)お前 まだ 仕事か?

ちゃんと帰れんのかよ。

ちょうど 今から
終電で帰るところ。

そっか。 気を付けて帰ってこいよ。

うん。

取りあえず 待ってるから。

うん。

じゃあな。
(通話の切れる音)

≪♬(ピアノの演奏)

♬~

♬~

♬~

♬~

(拍手)

嘘つき。

(発車ベルの音)

趣味 変わりましたね。

あっ… その服。

どうでもいいだろ。

ですね。

今 何してるんですか?

まあ 雑用みたいなもの。

私も。

ていうか 雑用そのもの。

こんな時間まで?

うん。 バイト。

高校 出てから
ずっと フリーター。

大学 行かなかったんだ…。

推薦 取り消されて…。

で あの人 捨てて 家を出たの。

そっか。

♬~

乗れば?

先生…。

ごめんなさい。

はっ?

あのとき
私が あんなことしなかったら

先生は
教師を辞める必要なかったのに。

ごめんなさい。

(タクシーのドアの閉まる音)

あったな そんなことも。

えっ?

そもそも 俺 教師なんて
つなぎのつもりだったから。

だって ろくなもんじゃないよ。

サービス残業 多いし
部活の顧問で 休日つぶれるし

生徒思いのふり
しないといけないし。

逆に あの騒ぎのおかげで
楽になったっていうか…。

人間 色々 無理しないで

何もない自分を認めた方が
楽に生きられるって 知ってた?

何だ…。

そっか。

先生 そういうとこ
変わってないんですね。

大丈夫ですよ。

私 ずっと
気にしてたわけじゃないから。

それに
今は ただのフリーターだけど

夢だって
諦めたわけじゃないですし。

だから 先生
心配しないでください。

やめろ。

えっ?

二度と 先生なんて呼ぶな…。

《その運命が本物なら

どれだけ逃げても
追い掛けてくる》

《ただ 二度目の出会いは
より 覚悟が必要だ》

《時が流れた分
人は 多くのものを手に入れ…

そして
多くのものを失ってしまうから》

♬~

♬~

♬~

(愛菜美)
セカプリとウェブ小説のコラボ?

要は わが社のサイトで

セカンドパートナーを題材にした
ウェブ小説を 展開したいんです。

それを 既婚者の私に頼むの?

フッ… 穏やかじゃないわね。

そこを何とか

美南先生のお力を
貸していただけないでしょうか?

あいにく 美南は 今
スケジュールが詰まってまして…。

考えてみます。

この企画書 頂いてもいい?
(路加)もちろん。

ありがとうございます。

では
お帰りのタクシーを手配します。

私が。
あっ いいの。 大丈夫。

ここに
夫が迎えに来てくれる予定なの。

≪(足音)
(愛菜美)あっ 来た。 あなた。

(愛菜美)
紹介します。 こちら 私の夫の…。

新田 正樹です。

(愛菜美)
あっ そうだ。 正樹 和泉さんよ。

あのときの教え子の。

あっ… どうも。

《それが
新しい悪夢の始まりだった》

[『純愛ディソナンス』を もう一度
ご覧になりたい方は TVerで]

[そして…]