タイBLドラマ俳優のイケメン度が高すぎる タイ語熱も上昇中

2020/09/06 17:00

 コロナ禍で、当分タイ旅行に行けそうにないものの、ドラマを通してタイの文化や生活習慣を垣間見たり、YouTubeやSNSでタイの俳優たちの活躍を身近に感じたりすることはできる。

 今回、みすれいんさんに、「2gether」の次に見るべきドラマを以下に挙げてもらった。これからますます勢いを増す、タイBLドラマを今からチェックしておくのがいいかもしれない。

【みすれいんさんお薦めドラマ】

「SOTUS(ソータス)」(全15話、Rakuten TVなどで独占配信中)

<あらすじ>
 大学の工学部が舞台。新入生の教育を担当するアーティット(通称クリス/ピーラワットさん)をはじめとする3年生たちの厳しい指導に納得できないコングポップ(通称シントー/プラチャヤーさん)は、新入生の先頭に立って反発する。事あるごとに衝突する2人だったが、お互いを知るごとに引かれ合っていく青春と成長の物語。

「タイBLドラマの代表的な作品の一つ。3話くらいまでは先輩のしごきが厳しくて挫折しそうになりますが、そこを乗り越えると、アーティット先輩がコングポップにデレはじめるので一気にハマります。大学生活を通して、タイの文化がよく分かるのも見どころ。アーティットが社会人になったあとの続編「SOTUS S」も作られました」

「TharnType/ターン×タイプ」(全12話+スペシャルエピソード、Rakuten TVで独占先行配信中)

<あらすじ>
大学生のタイプ(通称ガルフ/カナーウットさん)は、ルームメートのターン(通称ミュー/スパシットさん)がゲイだと聞かされる。ゲイ嫌いのタイプは、あの手この手でターンを追い出そうとするが、ターンも激しく対抗。ターンはいつの間にかタイプに恋心を抱く。そしてある時、タイプのゲイ嫌いな理由を知る。

「この作品は映像にこだわりが感じられ、とにかくきれいで美しい。2人のちょっと過激で濃厚なシーンがよく登場しますが、ストーリー上必然性があり、不自然さはありません。特にターン役のミュウくんの演技がうまく、役に憑依(ひょうい)しているよう。2人はドラマ終了後に合同ファンイベントで結婚式を執り行い、ファンを熱狂させました。現在シーズン2を撮影中なので、今のうちに“履修”しておくことをお薦めします」

「ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance」(全14話、Rakuten TVなどで配信中)

<あらすじ>
大学のキャンパス内で偶然知り合ったピート(通称セイント/スパポンさん)とエー(通称パース/タナポンさん)。ピートは、様々な場面で何度も助けられたエーに次第に思いを寄せていく。一方、エーも世間知らずで危なっかしいピートが気にかかり、友達以上の感情を抱き始めていたことでやきもき。

「ピートとエーのカップリングを筆頭に、4組の男子たちの恋愛模様を楽しめます。BLドラマが盛んなタイでも、自分がゲイであることを伝えられない悩みを抱えている人はいて、そうした苦悩もきっちり描いています。この作品の監督は、俳優たちの目線まで丁寧に指導しているだけあって、彼らの視線が印象的。ラブシーンも美しく、青年たちの思春期を丁寧に描いています。本国で続編が9月からスタートするので、ぜひチェックしてみて」

(本誌・吉川明子)

週刊朝日  2020年9月11日号に加筆

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