留学後の転職活動ってどう?成功のコツや体験談、採用されやすい業界を解説

留学後 転職

こんにちは。大学時代に交換留学生としてドイツに留学していた愛優です。

留学する日本人の数は年々増えてきています。特に近年は学生だけでなく、社会人が会社を辞めて留学するケースも多くなりました。

しかし実際に社会人留学を考えたときに、留学から帰国後にまた仕事を見つけられるのかなどの不安もあるかと思います。

社会人が留学後に転職するのは、対策を知っていれば難しくありません。また成功例と失敗例の両方を知っておくことで、自分が気を付けるべきポイントも分かります。

そこで今回は、社会人が留学した後の転職活動が失敗しやすいといわれる理由、留学後の転職活動の成功例と失敗例、準備しておくべきこと、成功のポイント、おすすめの業界や職種、仕事の探し方などをご紹介します。

社会人で留学を考えている方や渡航を控えている方は、参考にしてみてくださいね。

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留学後の転職活動は失敗しやすい?その理由とは?

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留学後の転職は失敗しやすいイメージがあり、そのような話を聞いて心配に思った方もいるかもしれません。しかしもちろん全員が失敗するわけではなく、失敗するのには理由があるものです。

そこで最初に、留学後の転職活動に失敗してしまう3つの理由をご紹介します。

理由(1)留学で特に成果を得ていない

留学中の過ごし方は人それぞれですが、中には以下のような人も存在します。

  • ・あまり勉強せずに、留学先で遊んでばかりいた人
  • ・勉強はしていたものの、なかなか目に見える成果を得られない人

退職して留学したのに留学した事実だけで終わり、何も成果があがっていないのは大きなマイナスポイントになってしまいます。

留学の成果は語学力の向上だけではありません。可能であればインターンなどに参加して、留学先の活動が成果につながるように意識して行動しましょう。

理由(2)モラトリアム意識が強いと思われてしまう

一度会社を辞めて留学している人の中でも、留学に対して目的意識が低い方は多いです。

そのような人はモラトリアム意識が強い、つまり「この会社に入ってもすぐに辞めてしまうのではないか」と会社側に思われる可能性があります。

また、語学留学をする人は多いですが、さまざまなツールや手段が生まれたことによって、語学は日本にいながらでも習得できるものになっています。

明確な理由を持っておく方が企業には納得してもらえるはず。留学して語学習得を目指す方は、なぜ留学という手段を選んだのか言語化しておきましょう。

理由(3)留学中、前職で働いていた業界の動向が分からなくなる

インターネットの普及によって世の中が動くスピードは加速しています。市場の動向や業界の流行りなど時代の流れは、その業界から離れていると情報を把握するのが難しくなってしまうことは多いです。

留学後の転職活動は前職の経験を活かして転職活動を進めたい方も多い場合は、前職で働いていた業界が留学中にどのような動きや変化をしているのか、しっかり把握しておきましょう。

さらに留学中は、これまでの仕事とは異なる領域について勉強することも多いかと思います。

昔からの知識を忘れてしまわないよう時々関連メディアに触れたり、以前の業務を復習したりと、スキルや知識が衰えないようにすることも心がけてみてください。

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【体験談】留学後の転職活動に成功した例、失敗した例

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続いては、実際に留学後の転職活動に成功したケースと失敗したケースをそれぞれ紹介しますね。

成功例:現地で転職を見据えて積極的に行動したケース

成功例として転職することを見据えて、しっかりと留学中に行動に移したAさんのケースを紹介します。

Aさんは留学中、語学学校に通いながらこれまで働いていた業種と同じ業種のインターンに参加したり、そこ働く人と意見交換をしたりと、自分自身の学びとなる行動をしていました。

そしてAさんは帰国後の転職活動でも、その知識を活かせる場所を転職候補として選びました。面接では留学中に学んだことを具体的に話すと同時に、学んだことを会社でどのように活かせるのかを重点的に話したそうです。

もちろん留学によって英語力にも大きな変化がありました。しかし大きく評価されたのは留学中の活動やその行動力、さらには会社で貢献してくれそうな学びの部分です。

そのような部分が評価されて、無事に転職先が決まりました。

失敗例:留学したこと自体を武器にしてしまったケース

次は、留学の成果をうまくアピールできなかったBさんのケースです。

Bさんは転職活動の面接で留学したことはもちろん、現地で学んだことや得たことを具体的に話しました。

しかし留学中の経験がどのように仕事に活かせるのかなど、具体的に考えては留学していなかったので、面接官を納得させる受け答えができませんでした。

留学自体は学生時代に経験している人もいますし、留学を経験した人の数そのものも年々増えています。その中で留学した事実だけでは、企業側にとって何のメリットもありません。企業が知りたいのは留学した事実ではなく、あくまでも「留学を通して何を得たものを会社でどう活かせるか」です。

また大学生の留学であれば、文化の違いから価値観が広がったなどの経験も認められるかもしれませんが、社会人留学となるとそうもいきません。留学中に得た価値観をもとに、どのように行動するのかを示す必要があります。

Bさんはさらに、「語学を活かした仕事につきたい」と業界を選んで転職活動を進めていました。

しかし語学力を活かせる業界には、ネイティブや帰国子女といった強力なライバルが多いです。そのようなライバルに1年留学しただけで勝つのは難しく、結果として不採用となってしまいました。

Bさんの転職活動は、留学で得たことをその会社や業界でどのように活かすことができるのかなどをしっかりとアピールできず、失敗に終わってしまったのです。

Bさんのケースから学べるのは、社会人には学生よりもさらに先を見据えた留学を想定するのが必要であることです。

【留学前・留学中】転職活動に向けて準備しておくべき3つのこと

留学が決まった方は留学の準備以外に、転職を見据えた準備も進めましょう。

ここでは、留学前と留学中に取り組んでおきたい準備を3つご紹介します。

事前準備(1)転職を希望する業界を研究する

転職活動は「帰国してから始めれば良い」と思っている方もいるかもしれませんが、正直に申し上げると帰国後のスタートでは遅いです。というのも転職先の業界で必要なスキルがあれば、転職活動までに取得しておく方が採用にはつながりやすいからです。

スキルは例えば、

  • ・必要な語学力がTOEICなどテストの点数で具体的に提示されている
  • ・海外での実務経験がある

などです。

留学前に業界について知識があれば、実務経験を得るためにインターンシップを経験する、などの具体的なアクションが取れますよね。

留学前に転職先の業界や会社のことをある程度調べておくようにしましょう。

事前準備(2)留学する理由をハッキリと言語化しておく

留学前にどうして留学したいと思ったのか、語学留学であれば語学を勉強する方法としてなぜ留学を選んだのかなど、まずは留学の目的や目標、理由を自分の中でしっかりと言語化しておきましょう。

目的意識を持つことは帰国後の転職活動でも大切なことです。それに加えて目的をはっきりと認識しておくことで、留学中の行動も変化してくるのです。

例えば

  • ・留学中の選択で迷ったときときにこの理由をもとに選べる
  • ・目標達成へのモチベーションを維持しやすい

などです。

もちろん目標は留学していく中で変わることもありますが、「なぜ留学しようと思ったのか」という部分は留学後も変わりません。

変わらない部分だからこそ、しっかりと自分の中で言語化しておきましょう。
どうしてみんな留学するの?留学経験者の留学理由や目的とは

事前準備(3)転職活動を意識した情報収集をする

留学生活が始まると日々の生活に追われて、気付いたらあっという間に留学が終わっていたことは多いです。また忙しさから、参加しようと思ったインターンやプログラムの申し込みに間に合わないなど、機会を逃すことも。

チャンスをつかむためにも、情報は早めに集めておきましょう。

場合によっては、専門分野を勉強できる学校やコースが見つかる可能性もあります。専門学校に留学することでより目的意識の明確な意義のある留学にできるでしょう。

事前に転職活動を意識しながら語学学校の情報を集めることも、目的を持った留学を達成するために必要です。

転職活動を意識した情報収集、業界や企業の研究、留学する理由の言語化などを同時進行で進めると、より転職活動に有利な情報を集めることができるはずです。

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【帰国後】留学後の転職活動を成功させるために必要な3つのこと

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留学から帰国すると、いよいよ本格的に転職活動が始まります。留学が終わってから転職活動を成功させるためにどのようなことが大切なのでしょうか。ポイントを3つ紹介します。

ポイント(1)とにかく早めに行動する

帰国後、留学中の疲れを癒したり少しゆっくりと過ごしたりしたい方もいるかもしれませんが、転職に向けた行動は早ければ早いほど良いです。

転職活動までに期間が空けば、面接を受ける企業から「その期間は何をしていたの?」と疑問に思われかねません。

また転職活動を始めてからすぐに仕事が見つかって、働き始められるとは限りません。すぐに採用が決まったとしても、実際に働き始めるまで少し時間がかかります。

転職活動は就職活動のように一斉にスタートしないからこそ、より早く情報を手に入れて行動する方が有利です。中には留学中から情報収集を始める人も少なくありません。

転職活動の動き出しはできるだけ早くすることを心がけてみてください。

ポイント(2)TOEICなど目に見える形で英語力を証明しておく

留学中に手に入れた語学力は、誰から見ても分かる形で証明できるようにしておきましょう。

例えば、語学学校でどのレベルのコースまで修了したのかという旨や、語学学校のオリジナルテストのスコアを履歴書に書いても、企業の方は実際にどのぐらいの語学力があるのか、なかなかイメージできません。

履歴書で英語力を証明するには、TOEICやTOEFLといった多くの人が受験するテストでの点数を記載するのが一般的だからです。

留学中に受験のチャンスがあれば、海外でもTOEICなどの受験はできます。もし受験のチャンスがない場合は、帰国してすぐにテストを受けるようにしましょう。

ポイント(3)留学での学びを言語化できるようにしておく

留学中に得た学びを、記憶が鮮明なうちに言語化しておきましょう。一度でも言語化しておくと、履歴書に留学での経験を記載するときや面接で留学経験を話すとき、筋の通った説得力のある話ができます。

留学から帰国して体験を整理することで、転職活動での自分軸を確認できる点でもおすすめです。

言語化するときのポイントは、体験の事実から学んだことだけでなく、そのときに感じたことや、これからどうやって活かすことができるのかにも着目すること。自分の考えや活用の仕方に重点を置いて言語化すると、転職活動にも役立ちます。

留学した社会人におすすめの業界や職業3つ

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実際に転職する業界や企業を探すときに、留学を活かした業界に就職したい方多いと思います。そこで、留学の経験を活かせる業界や職種を3つご紹介します。

おすすめ(1)観光業界

観光業界はホテル業界のように外国人と関わる機会が多いので、留学を経験した方におすすめです。

実際に日本政府が東京オリンピック・パラリンピックに向けてインバウンド施策に積極的なこともあり、外国人の観光客は年々増えています。そのぶん需要も高まっており、仕事も見つかりやすいでしょう。

留学していると語学を習得できますが、以下の経験を持っていることも企業側から見てメリットです。

  • ・現地生活の経験があるので外国人の不安を分かってあげられる
  • ・異文化を理解する感覚を持っている
  • ・変わりゆく環境でも臨機応変に対応できる

そのため転職活動でも、上記の点をアピールすると採用につながりやすいでしょう。

おすすめ(2)留学業界

留学エージェントや留学相談を受けている企業もおすすめです。

留学業界は、語学よりも留学経験そのものが活かせることが大きな特徴です。

自身も留学経験があるので、留学を考えている人により具体的なアドバイスができたり、留学の経験について話したりすることができますよね。

実際にフィリピンの語学学校では、通っていた学校にそのまま就職する人もいらっしゃるようです。

留学について相談する側と留学を受け入れる側、2つの視点で仕事を探してみてください。

おすすめ(3)外資系の企業

最後にご紹介する業界は外資系企業です。

外資系企業では年齢やこれまでの経歴よりも、スキルや実力を評価してくれることが多いです。会社を退職して留学したことに対して比較的理解があると言えるでしょう。

しかし外資系の企業には留学経験者だけでなく、帰国子女や海外大学を卒業した人など語学に堪能な人が数多く応募しています。シンプルに語学だけをアピールしても、そういった人々には及ばないことがほとんど。

語学力はもちろん、留学を通して得たスキルや留学中の経験を重点的にアピールしましょう。

留学後に転職活動をする方法や仕事の探し方3つ

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実際に転職活動を始めるにあたって、どのように仕事を探したらいいのでしょうか。そこでここからはおすすめの方法を3つご紹介します。

方法(1)留学経験者向けの転職サイトを活用する

むやみやたらに仕事を探してもなかなか見つからないうえに、退職して留学したことに対して後ろ向きな求人も中にはあります。

そこでまずは、留学経験者が採用されやすい求人を集めたサイトで転職先を探してみましょう。

大手求人サイトでも、以下のような種類があります。

  • ・留学経験者を対象にした求人を多く取り扱うサイト
  • ・海外経験のある方に向けた求人にしぼっている求人サイト

まずは上記のような求人サイトに登録するところから始めてみてください。

上記の具体例としては外資就活Gloobaなどがあります。記事の後半ではそんな転職に役立つサービスをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

方法(2)キャリアフォーラムに参加する

新卒の方が参加する合同説明会のように、企業の人事担当者がブースを出し、直接求職者と話をしたり、企業について説明したりするイベントが転職希望者向けにも開催されています。さらに、留学経験者に向けたイベントも少なくありません。

もっとも有名な留学経験者向けのキャリアフォーラムにはCFNがあります。

CFNは日本ではもちろん、海外留学中の日本人に向けてロンドンやサンフランシスコ、シンガポールなど世界各地でイベントが開催されています。

中にはそのイベントで面接に進むことができたり、採用を勝ち取ったりする方も存在し、その1日で転職活動が終わることもあるのです。

方法(3)知り合いに紹介してもらう

知り合いに語学を活かせる仕事がないかどうか、相談するのも1つの方法です。

特にそのような会社で働いている人や、その人自身も語学力を活かせる仕事を探している場合、有益な情報が得られる可能性は高いでしょう。

特に知り合いに紹介しているメリットは実際に働いている人から話を聞くことができるので、入社後のギャップを減らせること。さらには知り合いが働いている信頼感があるうえ、企業側にとっても働いている人からの紹介は信頼感が増します。お互いにとって安心の転職活動となるでしょう。

留学後の社会人におすすめの転職サイトやサービス3つ

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留学した人向けの求人を取り扱っている転職サイトも数多くあります。

今回は留学経験者向けのサイトやサービスを3つ厳選してご紹介します。

サイト(1)旅人採用

旅人採用は海外経験のある若者を対象とした求人を紹介するのはもちろん、履歴書や経歴書の添削なども行ってくれます。

サイト自体に求人が載っているわけではありませんが、1人ずつカウンセラーがつき、仕事や転職の仕方について相談に乗ってくれます。

もちろん新卒だけでなく、中途のフォローも行っています。

経験を活かした求人を紹介してもらえるので、留学中や帰国後に利用してみてください。

サイト(2)Glooba

Gloobaは留学経験がある方のみ応募できる求人を専門に取り扱うサイトです。

業種も先ほど紹介したような留学経験者におすすめの業界はもちろん、それ以外の求人も少なくありません。

勤務地や業種、休日の日数などこだわりの条件をもとに、さまざまな検索方法で求人を探せるのもありがたいポイントです。自分が希望する条件を兼ねそなえている求人が探しやすくなっています。

サイト(3)外資就活ドットコム

外資系ドットコムは外資系や日系の企業、どちらも業界トップ企業の求人を数多く掲載している転職サイトです。

求人の紹介はもちろんのこと、実際にその企業に採用された方の体験記を読んだり、内定者やその会社のOBの方に転職の悩みを聞いてもらったりなど、サービスは多岐に渡ります。このサイトへの登録だけで転職準備が進められるので、たくさんのサービスに登録する必要はありません。

さらに転職に関するコラムも多く公開されているので、転職ノウハウをこのサイトから仕入れることも可能です。

まとめ

今回は社会人留学を考えている方に向けて、帰国後の転職活動を考えた留学前、留学中のポイントなどをご紹介しました。

転職活動に有利な留学生活にするには留学中の行動や転職活動だけでなく、留学前からの入念な準備が必要となります。留学してから考えていては間に合わなくなることも多いので、事前準備にはしっかりと時間を割きましょう。

また転職する業界もやみくもに探すのではなく、留学の経験を活かすことができる業界に絞ったり、前職の経験を活かせる業界も視野に入れたりすることが欠かせません。効率よく留学生活と転職活動を進めて、採用につなげましょう。

社会人留学は将来を見据えた準備と目的意識が非常に大切です。しっかりと準備をして充実した留学生活を過ごしてくださいね!

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この留学ブログを書いた人

愛優

愛優

ドイツに恋した自由人。初めての一人旅はアメリカ。全く英語が話せなかったことが悔しくて語学を学ぶことを決意するも、ふとしたきっかけでなぜかドイツへ1年間の語学留学へ。謀らずして第三言語を学ぶ楽しさに気づく。文章を書くことや写真を撮ることが好きで、好きなことを通じて、日本以外の国に住むことや、旅をすることの魅力についてお伝えします。

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