民間の研究チーム「CATs」が予測した。27日の東京都の感染者数は２万9036人だった。前週の1.4倍だが、26日（３万1593人）に比べると減少した。水曜日は経験則では感染者数が増えやすい曜日にあたるが、感染者情報を共有する政府のシステム「ハーシス」が26日にダウンした。こうした影響で直近の感染者数を把握しにくくなったとみられ、28日以降は再び増加ペースが加速する可能性がある。

■夜の娯楽を自粛

国民の行動の活発さを示すキーワードは「居酒屋」「カラオケ」といった娯楽を示す単語だ。交流サイト（SNS）などで発信される回数が増えると行動が活発になり、頻度が減れば行動を自粛していることになる。足元はカラオケを含む発信数が急速に減少しており、夜の娯楽を自粛している姿が浮かび上がる。

動的予測とは感染者数の推移や過去の感染データなどに人出の増減やSNSで発信されるキーワードで国民の行動を予測して算出する。最新のデータを取り込むことで日々変化していく。