2021/10/23
02:13:59
白い蝋に覆われる、一度は体験してみたい
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彩「ルイにここに来るよう言われたけどこんな森の中で何を…」
館の裏手にある鬱蒼とした森、シャリアがよく蝋花作成のために花を摘みに来るところでもあり
極稀にどこからか魔物が迷い込んでくる事もある少し危険な場所、彩はそんな森にシャリアに呼び出されたようだ
彩「花でも採りすぎたのかな?もしもまた変な魔物が出たんなら夢雪も呼ぶだろうし…ってあれ?霧が出てる?」
シャリアがよくいる場所へと向けて森を歩いていると目的地近くで不意に霧が発生しているのか辺りが白く霞んでいた
雨が降ったわけでもなく朝方という事もない、不自然な霧に少し緊張する彩
彩「引き返したほうがいいかな、でもこの霧でルイにもなにか起きてたら……いつもの場所なら開けた所だしそこまで行ってみよう」
彩「んん…けほっ、なんかやけにこの霧むせるな…水っぽいのかな?」
時折咳き込むながらも森の中を進み、目的地周辺までたどり着いた彩だったが
彩「すごい霧…ほとんど先がわからない、ていうかルイ大丈夫なんでしょうね」
ガチンッ
彩「え?うわっ!!」
白い霧の中で突如硬い音が鳴り響き、それと同時に彩の悲鳴も響いた
倒れ込んだ彩の両足は大きな白い棒状の物で少し開いたまま固定されていた
彩「え、ちょっなにこれ!?んんっ…もう、壊そうにも金属みたいな硬さだしこれじゃ動けないじゃん」
シ「あら、ちゃんと来てくれたのね」
真っ白な霧の中で彩をここに呼んだ本人であり心配されていたシャリアの声が聞こえた
彩「ルイ?どこにいるかよくわかんないけどここら辺に変な罠が仕掛けられてるみたいだから気をつけて」
シ「大丈夫よ、それは私がやったんだもの」
彩「え?」
シ「だって素直に言ったら逃げちゃうでしょ?だからまずね」
フワッと風が舞うと辺りの白い霧が少し薄れていく
白い霧の中に赤い人影が見える、シャリアだ
彩「ルイはここで何をしたいの?」
シ「ん?もうしてるわよ、さすがにあのサイズともなると館の中に置けなかったのよね、ほら」
霧が晴れた先を指差すシャリア、その先には巨大なロウソクが立てられたこれまた巨大なケーキの様なもの、そして
彩「あれ…は、華雪とマイにミント?」
シ「そうよ、先に蝋人形になってもらったのよ、とっても素敵でしょ?」
彩「ルイってたまにぶっ飛んだ事するよね…」
シ「たまにはみんなが蝋人形に成り果てた姿を堪能したいものなのよ」
彩「それで私もあそこに並べたいってわけね、そうとわかれば無理にでも動いて…」
シ「それは無理だと思うわ、ほら彩の体ところどころ白くなってるでしょう?」
彩「え?なにこれ…いつのまに」
シ「蝋の霧の中をずっと歩いて来たんだもの全身に付着して固まってるのよ」
彩「あの白い霧…」
シ「ふふ、逃げてもいいわよ?あとでまた私が直接触って蝋にしてあげるから」
華雪達の蝋人形が並ぶ蝋の土台にシャリアが触れると薄れていた霧が濃度を増していく
それはまるで台風の目の中にいるように周囲は白い霧の壁に閉ざされた
台風の目のようとはいえ彩がいる中心付近さえも白い霧によって視界が悪く、白い向こうに華雪達が見える程度になっていた
シ「外に逃げてもいいわよ、あの霧の中をその足で抜けられるのならね」
彩「う、この状態のままあの中に入ったら一瞬で蝋で覆われちゃう…ルイがあれに触れて霧の濃さを変えてたのなら……うん」
先が見えないほどの霧に動きが制限された状態で入ればどうなるか
ものの数秒で全身が蝋で覆われて真っ白な蝋人形が出来上がる事は明白だった
そこで彩は外ではなく内側、華雪達の飾られている白い台へ向かって重い蝋の足枷を引きずりながら向かう事にした
・
・・
・・・
彩「はぁ…はぁ…んっけほ、けほっ…か、体が……ん、んんっ」
ズザッ…ズザッ…
とゆっくりながらも進んでいた彩だったが、時間が経つに連れて地面も蝋で固まっていき
白い蝋の土台に近づく頃にはほとんど固まりかけている彩の足と固まった地面がぶつかり合い
ガチッ…ガチッ
と人の擦り歩くような音とは思えない音が鳴っていた
彩「あぁ…ダメ、体がもう…んっんんんっ!!!」

蝋の付着範囲が広がっていき彩としての色が蝋に塗り替えられていく、それは体の動作範囲を狭めていき移動を更に困難にしていく
外周ほどの濃霧ではないがそれでも蝋の土台に近づくほど体の固まる速度が増していく、おそらく中心であるこの白い土台から白い霧が吹き荒れ
それが外へ向かって流れて白い霧の壁を作っているのだろう、それに向かって進むということは自ら蝋を浴びに向かっているようなもの
彩「はぁ、あともう少しなのに、足が…どんどん固まって…んんっあ、あれ?体が戻らな……」

彩は膝立ちのまま振り返って固まっていく自分の足を見つめるようなポーズのまま動けなくなってしまった
霧の元凶である蝋の土台に近づいた事で体への付着速度が加速し、捻った胴体がそのまま蝋で固定されてしまったようだ
彩「う、うそ!?こんな格好じゃ前に進めないどころか動けないじゃん…あぁ、体がどんどん白くなって固まってく……もう、見てることしかできない……」
完全に動くことができなくなった彩は紺色の衣装が白く無機質な蝋の質感に覆われていくのを見守る事しかできなかった
そうなってからは早く、まだ人の色を残していた時からものの数分で彩の体は蝋人形としての色合いの方が多くなっていた
彩「う、ん…ぅぐ……ぁあ……」

動くこともできずただ蝋の霧を至近距離で浴び続ける事になった彩、その体はもはや蝋人形そのものと化していた
左目は蝋で完全に覆われており固まりゆく自分の体さえ見ることもできなくなっていた
そして、右目も半分ほどが蝋に覆われておりこのまま一分もしない内に完全に固まってしまいそうになっていた
・
・・
・・・
そして
彩「………」

彩のすべてが蝋に包まれた、風になびく髪やマントもそのままに固まり
ピンク色のスカーフやリボンも今や無機質なツヤを放つ白い蝋でコーティングされ固まっている
その瞳も今や蝋で固められ光を通すことはなく、蝋人形にふさわしい鈍いツヤを放つのみ
シ「ふふ、逃げ惑う姿の蝋人形みたいでいいわね、このままゆっくりと全身が蝋に変わっていく感覚を楽しみなさい…んちゅっ」
シャリアは白く無機質な空間と化した彩の口に唇を重ね、舌を挿れて蝋で覆われた口内の感触を味わっていた
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彩「ルイにここに来るよう言われたけどこんな森の中で何を…」
館の裏手にある鬱蒼とした森、シャリアがよく蝋花作成のために花を摘みに来るところでもあり
極稀にどこからか魔物が迷い込んでくる事もある少し危険な場所、彩はそんな森にシャリアに呼び出されたようだ
彩「花でも採りすぎたのかな?もしもまた変な魔物が出たんなら夢雪も呼ぶだろうし…ってあれ?霧が出てる?」
シャリアがよくいる場所へと向けて森を歩いていると目的地近くで不意に霧が発生しているのか辺りが白く霞んでいた
雨が降ったわけでもなく朝方という事もない、不自然な霧に少し緊張する彩
彩「引き返したほうがいいかな、でもこの霧でルイにもなにか起きてたら……いつもの場所なら開けた所だしそこまで行ってみよう」
彩「んん…けほっ、なんかやけにこの霧むせるな…水っぽいのかな?」
時折咳き込むながらも森の中を進み、目的地周辺までたどり着いた彩だったが
彩「すごい霧…ほとんど先がわからない、ていうかルイ大丈夫なんでしょうね」
ガチンッ
彩「え?うわっ!!」
白い霧の中で突如硬い音が鳴り響き、それと同時に彩の悲鳴も響いた
倒れ込んだ彩の両足は大きな白い棒状の物で少し開いたまま固定されていた
彩「え、ちょっなにこれ!?んんっ…もう、壊そうにも金属みたいな硬さだしこれじゃ動けないじゃん」
シ「あら、ちゃんと来てくれたのね」
真っ白な霧の中で彩をここに呼んだ本人であり心配されていたシャリアの声が聞こえた
彩「ルイ?どこにいるかよくわかんないけどここら辺に変な罠が仕掛けられてるみたいだから気をつけて」
シ「大丈夫よ、それは私がやったんだもの」
彩「え?」
シ「だって素直に言ったら逃げちゃうでしょ?だからまずね」
フワッと風が舞うと辺りの白い霧が少し薄れていく
白い霧の中に赤い人影が見える、シャリアだ
彩「ルイはここで何をしたいの?」
シ「ん?もうしてるわよ、さすがにあのサイズともなると館の中に置けなかったのよね、ほら」
霧が晴れた先を指差すシャリア、その先には巨大なロウソクが立てられたこれまた巨大なケーキの様なもの、そして
彩「あれ…は、華雪とマイにミント?」
シ「そうよ、先に蝋人形になってもらったのよ、とっても素敵でしょ?」
彩「ルイってたまにぶっ飛んだ事するよね…」
シ「たまにはみんなが蝋人形に成り果てた姿を堪能したいものなのよ」
彩「それで私もあそこに並べたいってわけね、そうとわかれば無理にでも動いて…」
シ「それは無理だと思うわ、ほら彩の体ところどころ白くなってるでしょう?」
彩「え?なにこれ…いつのまに」
シ「蝋の霧の中をずっと歩いて来たんだもの全身に付着して固まってるのよ」
彩「あの白い霧…」
シ「ふふ、逃げてもいいわよ?あとでまた私が直接触って蝋にしてあげるから」
華雪達の蝋人形が並ぶ蝋の土台にシャリアが触れると薄れていた霧が濃度を増していく
それはまるで台風の目の中にいるように周囲は白い霧の壁に閉ざされた
台風の目のようとはいえ彩がいる中心付近さえも白い霧によって視界が悪く、白い向こうに華雪達が見える程度になっていた
シ「外に逃げてもいいわよ、あの霧の中をその足で抜けられるのならね」
彩「う、この状態のままあの中に入ったら一瞬で蝋で覆われちゃう…ルイがあれに触れて霧の濃さを変えてたのなら……うん」
先が見えないほどの霧に動きが制限された状態で入ればどうなるか
ものの数秒で全身が蝋で覆われて真っ白な蝋人形が出来上がる事は明白だった
そこで彩は外ではなく内側、華雪達の飾られている白い台へ向かって重い蝋の足枷を引きずりながら向かう事にした
・
・・
・・・
彩「はぁ…はぁ…んっけほ、けほっ…か、体が……ん、んんっ」
ズザッ…ズザッ…
とゆっくりながらも進んでいた彩だったが、時間が経つに連れて地面も蝋で固まっていき
白い蝋の土台に近づく頃にはほとんど固まりかけている彩の足と固まった地面がぶつかり合い
ガチッ…ガチッ
と人の擦り歩くような音とは思えない音が鳴っていた
彩「あぁ…ダメ、体がもう…んっんんんっ!!!」
蝋の付着範囲が広がっていき彩としての色が蝋に塗り替えられていく、それは体の動作範囲を狭めていき移動を更に困難にしていく
外周ほどの濃霧ではないがそれでも蝋の土台に近づくほど体の固まる速度が増していく、おそらく中心であるこの白い土台から白い霧が吹き荒れ
それが外へ向かって流れて白い霧の壁を作っているのだろう、それに向かって進むということは自ら蝋を浴びに向かっているようなもの
彩「はぁ、あともう少しなのに、足が…どんどん固まって…んんっあ、あれ?体が戻らな……」
彩は膝立ちのまま振り返って固まっていく自分の足を見つめるようなポーズのまま動けなくなってしまった
霧の元凶である蝋の土台に近づいた事で体への付着速度が加速し、捻った胴体がそのまま蝋で固定されてしまったようだ
彩「う、うそ!?こんな格好じゃ前に進めないどころか動けないじゃん…あぁ、体がどんどん白くなって固まってく……もう、見てることしかできない……」
完全に動くことができなくなった彩は紺色の衣装が白く無機質な蝋の質感に覆われていくのを見守る事しかできなかった
そうなってからは早く、まだ人の色を残していた時からものの数分で彩の体は蝋人形としての色合いの方が多くなっていた
彩「う、ん…ぅぐ……ぁあ……」
動くこともできずただ蝋の霧を至近距離で浴び続ける事になった彩、その体はもはや蝋人形そのものと化していた
左目は蝋で完全に覆われており固まりゆく自分の体さえ見ることもできなくなっていた
そして、右目も半分ほどが蝋に覆われておりこのまま一分もしない内に完全に固まってしまいそうになっていた
・
・・
・・・
そして
彩「………」
彩のすべてが蝋に包まれた、風になびく髪やマントもそのままに固まり
ピンク色のスカーフやリボンも今や無機質なツヤを放つ白い蝋でコーティングされ固まっている
その瞳も今や蝋で固められ光を通すことはなく、蝋人形にふさわしい鈍いツヤを放つのみ
シ「ふふ、逃げ惑う姿の蝋人形みたいでいいわね、このままゆっくりと全身が蝋に変わっていく感覚を楽しみなさい…んちゅっ」
シャリアは白く無機質な空間と化した彩の口に唇を重ね、舌を挿れて蝋で覆われた口内の感触を味わっていた
コメント
No title
固めフェチさん、ありがとうございます、元ネタのジワジワと蝋に包まれていく展開は当時も今も最高のシチュですね、差分だけでは難しいのが難点ですが…
彩│URL│2021/10/24(Sun)17:52:13│
編集
蝋人形★彩
ドルドルの実を食べたシャリア…ドSでとっても素敵なのです♪
キャンドルロックされた彩…凄く哀れな姿で萌えるのです☆
蝋人形にされる寸前は特に興奮するデス★
哀れな姿の彩を抱きしめたい☆
キャンドルロックされた彩…凄く哀れな姿で萌えるのです☆
蝋人形にされる寸前は特に興奮するデス★
哀れな姿の彩を抱きしめたい☆
凍石│URL│2021/10/26(Tue)06:51:06│
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4人の蝋固めを見てきました。原作のファンなので有り難いです❗私もイラストがうまく描けたらなとほんと思ってますw
また新たな蝋固めのイラストとストーリーを楽しみにしています!
また新たな蝋固めのイラストとストーリーを楽しみにしています!
沙耶│URL│2021/11/23(Tue)09:16:39│
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No title
沙耶さん、理想ではないかもしれないけど私のイラストで近しいものが見れたのであれば嬉しいです、原作の展開はもう見れないかもれないので固め界でずっと使っていきたいシチュですね(3まだ活躍してるし可能性はあるけど)
彩│URL│2021/11/23(Tue)20:58:12│
編集
No title
やっぱりこの原作は最高ですね!
アニメ版みたいに3人とも罠にかかった後ケーキにセットされてから徐々に固まっていくストーリーや絵は可能でしょうか?
アニメ版みたいに3人とも罠にかかった後ケーキにセットされてから徐々に固まっていくストーリーや絵は可能でしょうか?
ヤミヤミ│URL│2021/12/12(Sun)12:34:57│
編集
No title
ヤミヤミさん、あのシチュは蝋固めにおいて最高峰ですね。
アニメ再現風のイラストやストーリーはできるかどうかわからないです(FANBOXの更新など色々が
アニメ再現風のイラストやストーリーはできるかどうかわからないです(FANBOXの更新など色々が
彩│URL│2021/12/15(Wed)20:41:08│
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あのアニメの蝋の拘束に彩のポーズと困惑してる表情がマッチしてて4人の中で一番に一押しです!!(^O^)
こんなストーリーを希望しているのですが、またこんな蝋固めを書いてくれたら嬉しいです。
3人が蝋で足を拘束からのケーキに足首固定されて困惑している最中に蝋が降ってきてどんどん霧になってきて苦しくなってから徐々に固まっていく。
(彩は遅れてケーキの前に来て救出をするか連れ去られてから足を拘束されて抜け出そうとしている感じ。)