なぜ営業マンは体育会系出身者が多いのか

営業って何故か「大学でスポーツやってました!」みたいな人間が多くないですか?

 

その理由について考えてみました。

 

まず仕事というものを考えた時、職務内容を言語化できるものとできないものに分けられると思うんです。

学術系と非学術系って言ってもいいかな。

 

言語化できるものっていうのは研究職とか技術職で、

言語化できないものは営業職とかサービス業とかの接客系。

あとは伝統工芸の職人もそうだと思う。いわゆる『見て盗め』って言われる業界。

 

つまり仕事を言語化できる・できないで区分した時、営業というのは言語化できない仕事なわけです。

コミュニケーションは非言語情報のオンパレードだし、営業の人にコツを聞いても多分「臨機応変に」とか「相手の言うことに応じて」みたいな曖昧な返答しか来ないと思います。それはその人の伝える力が弱いのではなく、言語化しづらい職業だからなんですね。

 

そして、同様にスポーツも言語化できないですよね。

「ここの筋肉を動かしてコンマ何秒後にこの角度で〜」って考えながら競技を行うスポーツ選手はいないと思います。

練習と反復によって多くの非言語情報を無意識に処理して体を動かしているはずです。

いわゆる感覚というものです。

 

スポーツ指導者って体で覚えろ!みたいなことをよく言いますよね。

幼い頃部活動をやっていたVulcannaaはこのような指導を受けるたび、「この人は言語能力が低くてこういう曖昧な指示しかできないんだな」と思っていたものですが、

あれは言語能力や語彙に依らずああ言うしかないんですね。スポーツというものはそもそも言葉で表現できるものじゃないんです。

 

つまり、何を言いたいかと言うと、

非言語情報を扱うという点で営業とスポーツには共通点があるのでは?ということです。

 

表題の「なぜ営業マンは体育会系出身者が多いのか」という答えはここにあるんじゃないでしょうか。

 

スポーツで非言語情報を扱う練習を重ねていた人は、言語情報を扱い研究等をしていた人に比べてアドバンテージがあるはずです。

 

一方、ここでスポーツと対置している学問というのは文理問わず言語化されていますよね。

「言葉で表現する」ことが学問の根幹と言ってもいいでしょう。

このような学問に対して一所懸命だった人にとっては、営業職は何をどう学べばいいのかわからなくて混乱するでしょう。

なにせ上司や先輩にやり方を聞いても「体で覚えろ」「見て盗め」ですからね。言葉で具体的に言ってくれないとわからないよ〜ってなるじゃん?

 

ところで、なにやら日本では就活をする上で学生の文理を見て、文系はコミュニケーションが得意、理系は論理的思考が得意とする風潮がありますが、

上記の通り言語能力と非言語能力という分け方の方が職業を分ける上で重要だと思います。

文理区分の上位カテゴリとして、学術系と体育会系、という分け方を新設してはいかがでしょうか。

 

もし就活中に体育会系の人間が

「俺文系だから営業なるわw」などと言っていたら、

 

「お前は文系じゃなくて体育会系だからそう思うんだ!!!」

 

と指摘してあげましょう。

 

なんかさ、文系ってだけであいつらと一緒にされるの嫌じゃん?

まず学術系と体育会系で分けてほしいよね。

(ちなみにVulcannaaは大学で歴史学を専攻していました)

 

 

 

話が脱線してきた。

つまり、何を言いたいかというと……

 

 

 

Vulcannaaは営業をやめて転職しました✌️

 

社会学系記事と見せかけた日記だったんですね〜

 

 

 

いや、本当ね……営業はマジで無理。

向いてなさすぎ。

対顧客はまあそこそこできたんだけど、

社内のノリが無理すぎた。

やっぱオタクと脳筋は水と油なんだよな

 

最後の方辞めるぞ!ってなってからはもう毎日ブチギレてた。

先輩と喧嘩しすぎて仕事干されてた。

怒られる時もクソ、なんで○○大学卒業した俺がこんなバカの脳筋に……ってずっと思ってました。

ちなみに先輩は私大の野球部でした。

 

自分が言語情報大好きオタクくんだからだと思うんだけど、スキルが言語化できない仕事って先輩に対するリスペクトみたいなものが生まれにくいんですよね。

「具体的にあなたは何ができるの?」って思っちゃう。

本当は先輩が持ってるキャリアに裏付けられたスキルというものはきっとあるんだけど、営業のスキルというものは上で書いた通り言語化できないから、なんか何もスキル持ってないように感じちゃうんですよね。

その結果自分より上だっていう意識ができなくて(大学だと明確に下だし)、何かご指導()を受けても( ゚Д゚)ハァ?ってなっちゃって、結果ギスギスしてすごく居心地が悪かったです。

 

次の職場は言語化できる系の仕事なので、上司や先輩に対するリスペクトも自然に生まれて、尊敬する人からは怒られても素直に受け止められるし、その結果素直にすくすくと成長できると思います。

言語化できるタイプのスキルってつまり資格とかに繋がるから次の転職の時にも役立つしね。

 

この「言語化できる・できない」という区分を発明?したことで、自分の仕事に対する考え方がクリアになった気がします。

その結果転職の方向性もちゃんと決められたし。

もしこの区分に気づいていなかったら、

「たまたま今の職場が悪いだけだ!」って言ってまた別の営業職になって同じ過ちを繰り返していたかもしれません。

やっぱり言語化って大事だと思います。

これからも思考を明確にしていきたいと思いました。

 

最後ですが、多分オタクってみんな言語化好きだと思う。

Twitter好きだし。自分の気持ちや思ったことを文字にして表現するの好きでしょみんな。

インスタよりTwitterが好きな人は間違いなく営業向いてないから就活中の文系オタクは参考にしてくれよな!

 

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