兵庫県明石市の泉房穂市長は27日午前、会見を開き、自身に対して危害を加える内容のメールが届いていたことを明らかにした。市によると、メールは２６日、まず近隣市に届いて、明石市へ伝えられた。

　メールでは泉市長に対して「こいつが市長やってるとか兵庫の恥だぞ」と指摘して、辞職を要求。辞職しなかった場合に、安倍晋三元首相の銃撃事件を引き合いに「（容疑者の）山上徹也を参考にして自作銃を作った。こいつで顔や胸を何発も撃って殺す」とした。「８月末までに考えを決めてくれ。もし９月になっても辞職しなかったらその時は戦争だ」と記した。

　泉市長は２０１１年５月、市長に就いて現在３期目。昨年１２月に始めたツイッターのフォロワーは約３１万人に上る。同市では人口増加が９年続いており、原動力の一つとなった子育て支援策などが注目を集めている。（長尾亮太）