自殺した自衛隊員と統合失調症

更新2018年4月28日

自殺した自衛隊員と統合失調症

今回 記事にしたのは文献に自衛隊員が自殺した経緯に不審な点がある為。

参考文献より

2007年5月 横須賀基地所属の池田智海士長(仮名 当時25)が殺人未遂の容疑で現行犯逮捕、九州の実家で病気療養中だった池田海士長は家の前を散歩していた男性の背中を果物ナイフで突然刺している。

なぜ、このような経緯になったのか?

護衛艦活動中の先輩自衛隊員A2曹からの嫌がらせが始まりと考えられる。

・池田氏の携帯を取り上げ上官へ誹謗中傷のメールを送りつける。

・「上陸止め」船から降ろさない処分(精神的に辛い)、上陸止めを言いがかりに近い理由で命令されA2曹の作業着の洗濯も命じられる。

・池田氏は先任伍長にA2曹の理不尽を訴えたが相手にされない。その後嫌がらせや盗難事件が頻発。

・歯磨き粉に異物混入、短靴/支給品等が紛失。A2曹の仕業と疑うも証拠なし。

・当直の度にレーダーの調整ミス、利得やSTCが弱められレーダーレピーター(中継装置)を一見しただけでは調定の見分けがつかない。つまり探知能力が落ちているのに気付きにくい調整になっているのである。

仲間がミスをしA2曹に罵倒されているのをみて池田氏が

「あんな奴の言うことは聞かなくてもいいぞ」文献より引用

と発言し激昂したA2曹が彼に激しい暴行を加え、池田氏は班長に訴える。

「もう証拠がないでは済まされません。警務隊を入れて、徹底的に調査すべきです」文献より引用

その後、艦内での言動がおかしくなる前、元気な頃に弁護士へ相談、船務長に提出した記録を弁護士を通して横須賀地方総監部へ調査依頼を訴える(横須賀地方総監部は受理している)、その半年後に統合失調症を発症、事件を起こした後に自殺している。

統合失調症と診断される行動をしたか?

艦内でパソコンを壊したりドアを破る行為、統合失調症と診断され投薬治療を行うが副作用が辛い事もあり自身の判断で薬をやめる、家では母親をフライパンで激しく殴打。その直後、幻聴に苦しんだ本人は通行人の声を聞いてとっさに刺した。

佐賀の医療施設へ強制入院、事件から7ヶ月後に看護師に付き添われて外出、行方不明になった池田氏は私鉄に飛び込み亡くなっている。

以上

気になる点があり、統合失調症を発症したタイミング、パソコンを壊すなどの行為である。

・統合失調症のきっかけについて当方は弁護士相談、横須賀地方総監部への調査依頼からと考えている。

・パソコンを壊す行為はTIの被害者でも見られる行為である。第三者に聞こえない声はパソコンを乗っ取って嫌がらせメールを勝手に送りつける/プライバシーの内容等を勝手に観てやるなど発言されるので被害者は焦ってパソコンを壊す事がある。

頭の中で考えている事も読まれるので加害者が本人しか知り得ないパソコンのログインパスワード等を発言するので尚更焦るのである。

・頭の中に聞こえてくる声と通行人の声や家族の声と似ていると勘違いされる被害者もいる。

国を守る自衛隊員でさえも理由等があれば被害者になり得ると当方は考えている。

参考文献

“自衛隊員100人の自殺–横須賀海士長が遺した「内部告発」”,週刊文春 / 文芸春秋 [編] 50(5) (通号 2463), 2008.2.7, pp.46-49

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